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アイルランド音楽/ケルト音楽のすべてが詰まった10枚組+CD-ROMボックス『アイリッシュ・ケルティック』

『アイリッシュ・ケルティック』

ワールド・ミュージックの中でも特に高い人気を集めてきたのが、アイリッシュやケルティックといったジャンル。日本でもそれらを専門に紹介するレーベルや招聘会社があったり、さらにはアイリッシュの日本人演奏家/グループなども存在するなど、他のワールドのジャンルには無い奥行きが感じられます。そんな人気の高いアイリッシュやケルティックを、伝統的なものだけでなく、現代化されたものや、それらの音楽が影響を与えた他のジャンルのフォーク・ミュージックなどを、より幅広く魅力的に垣間見ることができるCD10枚組のコンピレーション・ボックスがこちらになります。

同作を制作したのは、様々なジャンルの音楽を紹介するドイツのレーベル/配給会社のMembran。弊社からはこれまでに同レーベルの作品として西アフリカの伝統弦楽器ンゴーニをメインに、素晴らしいアンサンブルを楽しませてくれる若手中心の“ガンバリ・バンド"の『コクマ』(NWR-7095)をご紹介していますが、今回はヨーロッパの雰囲気が多分に感じられる豪華な編集盤となりました。

ここに収録されているのは、日本でもたくさん作品をリリースし幾度も来日を果たしている人気者から、知る人ぞ知るアーティストまでが残した多彩な楽曲を全128トラック収録。日本でも人気のアルタンやルナサをはじめ、タンナヒル・ウェーヴァーズ、ウルフストーン、チェリッシュ・ザ・レイディーズ、ミック・モロニー、ジョン・ドイル、リズ・キャロル、カラン・ケイシー、スーザン・マッケオン、ポール・ブレイディ、ケイト・ラズビーetc...といった錚々たる面々が並んでいます。またCD7はスコットランドの伝統音楽、CD8はケルトのバグパイプ音楽、CD9はケルティック・フィドル・フェスティヴァルの2004年作品“Play On"を丸々収録、そしてCD10にはケルト音楽と音楽的に関係の深いブルーグラス~ニューグラスのアーティストを紹介しています。

なお本作には現物のブックレットは封入されていませんが、その代わりに各ディスク毎に作られたブックレット(英文解説付き)のPDFデータがCD-ROMに収録されており、お好みでプリントアウトすることができます。

まさにアイリッシュ/ケルティックの百科事典のような本ボックス・セット。さらに手頃なお値段も大変魅力的です。

国内盤CD

日本語による説明をつけた帯付き
日本語解説は同封しておりません

タグ : 世界の音楽

掲載: 2021年04月20日 11:44