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ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者リュシル・ブーランジェの新録音は無伴奏ガンバによる、バッハとアーベル作品集(2枚組)

リュシル・ブーランジェ

名手リュシル・ブーランジェ、無伴奏アルバムで新境地へ!

古楽先進国フランスの俊才集団ピグマリオンの一員で、Alphaにはバッハのソナタ全曲録音もあるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者リュシル・ブーランジェは、チェロやコントラバスよりも先に子供の頃からガンバに親しんできた古楽ネイティヴ世代。

今回の無伴奏2枚組は、ガンバ奏者=作曲家アーベルの無伴奏作品に、バッハのさまざまな独奏曲からの編曲を組み合わせたプログラム。
ケーテン時代からのバッハの仕事仲間クリスティアン・フェルディナント・アーベルの息子で、バッハ自身の末男ヨハン・クリスティアン・バッハのロンドンにおける仕事仲間となったカール・フリードリヒ・アーベルは、ガンバの作曲家としては大物であるにもかかわらず、単独の無伴奏曲が散発的にあるだけで大作がないため、群小作曲家の一人と見なされがちな存在。
「アーベルをバッハと対等の存在として扱えるように」(ブーランジェ談)と周到に編まれたプログラムは、この作曲家の小品を組み合わせた小ソナタ仕立てのセクションと、意外にもガンバの響きになじみやすい他の楽器のためのバッハの名曲群をもとに、自由に編まれた組曲とソナタが軸になりました。

生前は多くの自作を色々な別編成のために編曲し続けたバッハですが、ここで広く知られた曲まであたかもオリジナルのガンバ作品であるかのように響かせるブーランジェの手腕は圧巻。無題の作品も多いアーベルの音楽も、無伴奏のソナタを前提として書かれていたかのような味わい深い魅力とともに甦ります。
(ナクソス・ジャパン)

『SOLO BACH-ABEL ~無伴奏ガンバによる、バッハとアーベル作品集』
【曲目】
【DISC 1】 <魂>
1-6. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):組曲 ニ長調
1. プレリュード(原曲: 『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』プレリュード第1番 BWV 846/846a)
2. アルマンド(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
3. クラント(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第3番 BWV 1009)
4. サラバンド(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
5. ガヴォット(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
6. カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):ジグ(原曲: アレグロ イ長調 WKO 212)

7-9. アーベル:ニ短調の三つの無伴奏曲
7. アダージョ WKO 209
8. 無題の無伴奏曲(アンダンテ)WKO 206
9. アレグロ WKO 207

10-11. バッハ:ト短調の二つの無伴奏曲
10. プレリュード(原曲: リュートのためのプレリュード BWV 999)
11. 英国風ブーレ(原曲: 無伴奏フルートのためのパルティータ BWV 1013)

【DISC 2】 <肉体>
1-2. アーベル:ニ短調の二つの無伴奏曲
1. 無題の無伴奏曲(アルペッジョ)WKO 205
2. 無題の無伴奏曲(モデラート)WKO 208

3-7. アーベル:ニ長調の二つの無伴奏曲
3. アレグロ WKO 186
4. フーガ WKO 196
5. 無題の無伴奏曲(アダージョ)WKO 187
6. メヌエットのテンポで WKO 200
7. ヴィヴァーチェ WKO 190

8-11. バッハ:ソナタ イ短調
8. グラーヴェ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 BWV 1003/鍵盤のためのソナタ BWV 964〔BWV 1003の鍵盤編曲版〕)
9. フーガ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 BWV 1001/リュートのためのフーガ BWV 1000)
10. シチリアーナ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 BWV 1001)
11. アレグロ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 BWV 1003)

※原曲の表記のあるものは全て演奏者自身による編曲

【演奏】
リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

【録音】
2020年12月 ノワルラク修道院文化センター

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年12月15日 00:00