Unanimated（アンアニメイテッド）｜スウェディッシュ・デス/ブラック・メタルの重鎮による実に12年振りとなるスタジオ・アルバム『VICTORY IN BLOOD / ヴィクトリーインブラッド』

スウェディッシュ・デス・メタルの重鎮UNANIMATEDは1988年にストックホルムにて結成。90年代半ばまでにリリースした2枚のスタジオ・アルバムはいずれも名盤としてカルト的に支持されてきたが、1996年に活動停止する。約10年の時を経て再結成、2009年には14年振りのアルバムを発表。その後ライヴ以外の活動は目立たなかったが、2018年にまたもやサプライズ的にEPをリリース。音楽性と作品のクオリティは勿論、神出鬼没なスタンスが大物としての威厳を演出している。

フル・アルバムとしての前作から実に12年振りとなる最新作は、2018年のEP同様にUNLEASHEDのFredrik Folkareがレコーディングを手掛けた。デス/ブラック・メタルを基盤としながら抒情的なメロディとサウンドが顔を覗かせるスタイルは健在。かなりモダンな音像で仕上げられており、楽曲の力強さが目立つ。全編を貫く暗黒性と相俟って劇的さは過去最高ともいえる。メンバー自身の言葉通り、新章への幕開けに相応しい。

アートワークはDaniele Valeriani (MAYHEM, TRIPTYKON, BEHEMOTH他)が担当。 赤/黒/白の締り切った装丁も秀逸。

国内盤CD

輸入盤CD

輸入盤LP

【収録曲】
1.Victory in Blood
2.Seven Mouths of Madness
3.As the Night Takes Us
4.The Devil Rides Out
5.With a Cold Embrace
6.Demon Pact (Mysterium Tremendum)
7.XIII
8.Scepter of Vengeance
9.Chaos Ascends
10.The Golden Dawn of Murder
11.Divine Hunger
12.The Poetry of the Scared Earth

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