Lizzy Borden（リジー・ボーデン）｜初期アルバム4タイトルが〈DIW on METAL〉レーベルから国内盤で復刻

ロサンゼルスにていわゆるLAメタルが勢いを持ち始めた1983年に結成。19世紀末に起きた惨殺事件に大きな関わりを持ったとされる女性の名前にインスパイアされ命名している。アリス・クーパーやキッス等によって始まったショック・ロックのスタイルで知られ、グラム系と目されることもあるが、音楽性としてはブラック・サバスやジューダス・プリースト、アイアン・メイデンなど伝統的なヘヴィメタルに影響を受けたサウンドを披露していた。

80年代を通じて精力的に活動、スタジオ・アルバムがビルボード・チャートにランクインしたりドキュメンタリー映画『ザ・メタルイヤーズ』で大きくフィーチュアされるなど、確固たるステイタスを確立。何度かの停止期を経ながら現在も活動を続けている。

LOVE YOU TO PIECES / ラヴ・ユー・トゥ・ピーシズ

本作は1985年発売のデビュー・アルバム。派手派手しいルックスとは裏腹にパワフルなメタル・サウンドを聴かせる作品で、グラム寄りのポップなLAメタルやスラッシュ・メタルとは一線を画している。今回は最初期のデモ音源4曲をボーナス・トラックとして追加収録。

MENACE TO SOCIETY / メナス・トゥ・ソサエティ

本作は1986年発売のセカンド・アルバム。基本的に前作でのスタイルを踏襲しながらプロダクションの質を上げてきた作品で、初めてビルボード・チャートにランクインした出世作。今回はデモ音源4曲をボーナス・トラックとして追加収録。

VISUAL LIES / ヴィジュアル・ライズ

本作は1987年発売のサード・アルバム。後にデヴィッド・リー・ロスやオジー・オズボーンのバンドに参加するジョー・ホームズが加入、名手マックス・ノーマンがプロデュースを手掛けたことでサウンドが一気にモダン化した。今回はデモ音源4曲をボーナス・トラックとして追加収録。

MASTER OF DISGUISE / マスター・オブ・ディスガイズ

本作は1989年発売の第4作目。結成時からのメイン・ソングライターだったジーン・アレンとジョー・ホームズという2人のギタリストが脱退、方向性の転換を余儀なくされる。バンドはヴォーカル・ハーモニーを強調、シアトリカルでドラマティックな要素を増やしたコンセプト・アルバムとして制作した。セールス的にはバンド史上最も成功した作品。今回はボーナス・トラック2曲を追加収録。

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