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カリツケ&ベルリン放送響によるユダヤ系チェコ人の作曲家ハンス・ヴィンターベルク:交響曲第1番“シンフォニア・ドラマティカ”&ピアノ協奏曲第1番、他


[Capriccio Records 公式チャンネルより]

ユダヤ系チェコ人の作曲家ハンス・ヴィンターベルク。プラハで育ち、チェコ音楽の伝統を受け継ぐ新しい作曲家たちの一人です。

ヴィンターベルクは9歳で音楽のレッスンをはじめ、プラハ音楽院で微分音の作曲家として知られるアロイス・ハーバに師事、作曲法を学びました。ブルノを中心に歌劇場やアンサンブルの作曲家として活躍していましたが、1945年にテレジエンシュタットに収容されてしまいます。 しかし同年5月8日に収容所が解放されたことで彼は奇跡的に生き延び、戦後の1947年にドイツに移住。この間にもいくつかの作品を作曲しました。その後はバイエルン放送のエディターとして、またリヒャルト・シュトラウス音楽院で教育者として働きながら音楽界の発展に寄与することとなります。

彼は自身の音楽を東欧と西欧の「架け橋」と考えるとともに、その原点はシェーンベルクであることを認めています。しかし、明確な十二音技法を用いることはなく、自身の音楽を複雑なリズムと拡張された半音階で構成、独自の作風を築いています。
アルバムに収録された「シンフォニア・ドラマティカ」は彼の最初の交響曲であり「戦争における大惨事の予感である」と言及しています。
ピアノ協奏曲は彼がドイツにわたって最初に書いた作品のひとつ。
また1966年の「リトモフォニー」は彼の最後の作品であり、4度目の幸福な結婚生活の中で書かれた充実した筆致によるものです。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ハンス・ヴィンターベルク(1901-1991):
1. 交響曲第1番 「シンフォニア・ドラマティカ」(1936)

ピアノ協奏曲第1番(1948)
2. I. Vorspiel 前奏曲
3. II. Zwischenspiel 間奏曲
4. III. Nachspiel エピローグ

リトモフォニー(1966/67)
5. I. Äußerst lebhaft
6. II. Sehr ruhig
7. III. Mit leichtem Schwung, nicht schleppend

【演奏】
ヨハネス・カリツケ(指揮)
ベルリン放送交響楽団

ジョナサン・パウエル(ピアノ)…2-4

【録音】
2021年6月28日-7月1日
ベルリン、Haus des Rundfunks(ドイツ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年03月29日 00:00