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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.177

オスカー・ピーターソン『オスカー・ピーターソン・プレイズ・ガーシュウィン・ソングブック』(1959)

OPG

1-12:オスカー・ピーターソン(p) レイ・ブラウン(b) エド・シグペン(ds)
1959年7月21日、8月1日、シカゴ録音
13-24:オスカー・ピーターソン(p) バーニー・ケッセル(g) レイ・ブラウン(b)
1952年11月1日、12月4日、ロサンジェルス録音

曲目:
01.何でもそうとは限らない
02.ザ・マン・アイ・ラヴ
03.歩み入る恋
04.アイ・ウォズ・ドゥーイング・オール・ライト
05,霧深き日
06.オー、レディ、ビー・グッド!
07.我が恋はここに
08.皆笑った
09.レッツ・コール・ザ・ホール・シング・オフ
10.サマータイム
11.うまくやれよ
12.シャル・ウィー・ダンス?
13.ザ・マン・アイ・ラヴ
14.魅惑のリズム
15.何でもそうとは限らない
16.サムバディ・ラヴズ・ミー
17.ストライク・アップ・ザ・バンド
18.アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー
19.アイ・ウォズ・ドゥーイング・オール・ライト
20.スワンダフル
21.オー、レディ、ビー・グッド!
22.アイ・ガット・リズム
23.霧深き日
24.歩み入る恋

【アルバム紹介】
1.カナダが生んだ技巧派ピアニスト、オスカー・ピーターソン
2.「ソングブック・シリーズ」の1枚、ジョージ・ガーシュウィン作品集
3.レコーディングされた2種のトリオ編成の音源を1CDに収録

前回のバリー・ハリスに続いて、今回もピアノ・トリオの名盤を取り上げます。
今回の主役はオスカー・ピーターソンです。
技巧派として知られるカナダが生んだレジェンド級のジャズ・ピアニストです。

本作は1959年に当時のホームグラウンドともいえる名門レーベル、ヴァ―ヴにレコーディングされたジョージ・ガーシュウィン作品集です。オスカー・ピーターソンはコール・ポーターやジェローム・カーンなどの作曲家名を冠した「ソングブック・シリーズ」を残しており、その中の一枚になります。

メンバーは、ともに数々の名録音を世に送り出したレギュラー・トリオの面々であったベースのレイ・ブラウンとドラムスのエド・シグペン。なお、エド・シグペンが入る前のピーターソンのトリオはギターを入れたドラムレスのトリオでの活動をメインにしており、1959年の録音の本作に先立つこと、1952年に、ギターのバーニー・ケッセルを入れたトリオで、ガーシュウィンの作品集をレコーディングしています。
今回紹介するバージョンは、その両トリオでの音源を収録した1996年のCD化の際の内容になっております。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
ちょっぴりブルージーなフィーリングの “オー、レディ、ビー・グッド!”。

本作はどの曲も演奏時間は長くて3分台と、ショートショートなガーシュウィン名曲集となっており、技巧派のオスカー・ピーターソンはここでは楽曲のメロディー・ラインを引き立たせるライトタッチな演奏に終始し、どこかリラックスして聴ける良さに溢れています。
そんな中で、ピーターソンならではの洗練されたブルース・フィーリングで聴かせる“オー、レディ、ビー・グッド!”を聴いてみてください。ちなみに本作には1959年のバージョンと、1952年のバージョンが収録されているため、両トリオ編成のアレンジ、演奏法の違いなどが楽しめます。
オスカー・ピーターソンは多くの日本人のジャズ・ピアニストに影響を与え、リスペクトを集めました。
日本のジャズ・シーンの草分けである穐吉敏子は50年代初頭、来日中のピーターソンの紹介でヴァ―ヴ・レコードからリーダー作をリリース、小曽根真は12歳の時にピーターソンの演奏を聴いて衝撃を受け、ジャズ・ピアニストを目指したというのは良く知られており、上原ひろみは8歳の時にピーターソンの代表作『プリーズ・リクエスト』を聴いてジャズに開眼し、2004年に行われたピーターソンの最後の日本ツアーではそのオープニング・アクトをつとめるなど、日本人ジャズ・ピアニストたちとの深い関わりがよく知られています。
2007年に82歳で没したオスカー・ピーターソン、2022年は没後15年にあたります。

国内盤CD

 

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タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2022年05月06日 10:00