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2022年は生誕200周年!ドートリクール&上野真によるセザール・フランク:ヴァイオリン/ピアノによる作品集(2枚組)


[Virtus Classics 公式チャンネルより]

二重奏版による交響曲、ピアノ・ソロで聴く交響的変奏曲、凝縮された響きによるミクロコスモス若き日の作品から晩年の名作までを集めた、数多のフランキストたちに捧げる渾身のアルバム!

2022年に生誕200周年を迎えたセザール・フランクの作品集。ヴァイオリンとピアノのために書かれた若き日の作品から晩年の名作までを集め、ピアノ・ソロのための主要作品を含めた全9曲がアルバムに収められています。
中でもエルネスト・アルデルがヴァイオリンとピアノのために編曲した「交響曲」や、グスタヴ・サマズイユがピアノ独奏用に編曲した「交響的変奏曲」などはとても希少な録音で、その凝縮された響きのミクロコスモス(小宇宙)に聴く者を誘います。

フランスを代表するヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクールと日本のピアニストの上野真がタッグを組み、真摯な演奏で『大器晩成』と言われるフランクの魅力を余すことなく描き出しています。
(VIRTUS CLASSICS)

【曲目】
セザール・フランク(1822-1890):
[CD1]
交響曲 ニ短調 (エルネスト・アルデルによるヴァイオリンとピアノのための編曲版)
1. I. Lento - Allegro ma non troppo
2. II. Allegretto
3. III. Finale : Allegro non troppo

4. 協奏二重奏曲 変ロ長調 作品14 ~ダレーラク作曲「グリスタン」のモチーフによる

ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調
5. I. Allegretto ben moderato
6. II. Allegro
7. III. Recitativo-Fantasia : ben moderato
8. IV. Allegretto poco mosso

[CD2]
前奏曲、コラールとフーガ ロ短調
1. I. Prélude
2. II. Choral
3. III. Fugue

前奏曲、アリアと終曲 ホ長調
4. I. Prélude
5. II. Aria
6. III. Final

交響的変奏曲 嬰ヘ短調 (グスタヴ・サマズイユによるピアノ・ソロのための編曲版)…世界初録音
7. I. Poco allegro
8. II. Molto più lento
9. III. Allegro non troppo

前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 作品18 (ハロルド・バウアーによるピアノ・ソロのための編曲版)
10. I. Prélude
11. II. Lento - Fugue
12. III. Variation

13. アンダンティーノ・クイエトーゾ 作品6

14. メランコリー ~自作のソルフェージュ教本からの編曲版

【演奏】
ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)…CD1:1-8、CD2:13-14
上野 真(ピアノ)…CD1、CD2

【録音】
[Works for violon & piano]
2019年5月8~10日
三重県総合文化センター 大ホール
ピアノ: Steinway D, Hamburg, No. 527825 (1994)

[Works for piano solo]
2021年11月24~26日
神奈川県立相模湖交流センター ラックスマンホール
ピアノ: Steinway D, New York, No. 210012 (1922)

プロデューサー: 瀬尾和紀(Virtus Classics)
エンジニア: 山中耕太郎(Rec-Lab)
ピアノ調律: 松本安生(Steinway Japan)
ピアノ調律: 磻田聖二(Nippon Piano Service)

<ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)>
カンヌにおける世界最大規模の国際音楽産業見本市MIDEMにてSACEM(フランスの著作権管理団体) からジョルジュ・エネスコ賞を受賞し、トゥールーズで行われた第23回ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク・クラシックのゲストを務め、ニューヨーク、リンカーン・センターの室内楽協会のメンバーであるニコラ・ドートリクールは、疑いなくこの世代で最も才能に溢れた魅力的なヴァイオリニストの一人と言えるだろう。ソリストとしてロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団、デトロイト交響楽団、ドイツ放送フィル、アーヘン交響楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団、ケベック交響楽団、オウル・シンフォニア、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、メキシコ・フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢などから招かれており、共演した指揮者はレナード・スラットキン、パーヴォ・ヤルヴィ、ファビアン・ガベル、ヤン=パスカル・トルトゥリエ、トゥガン・ソヒエフ、ガーボル・タカーチ=ナジー、山田和樹などの指揮者が挙げられる。

ヴィエニャフスキ、リピツァー、ベオグラードの国際コンクールで優勝した彼は、フィリップ・ヒルシュホルン、ミリアム・フリード、ジャン=ジャック・カントロフに師事した。現在は、コルビニー音楽祭の監督を務める他、2021年からはヴェルサイユ音楽院にて教鞭を執っている。ニコラ・ドートリクールは、1713年にアントニオ・ストラディヴァリウスが作った銘器「シャトー・パプ=クレマン」をベルナール・マグレズから提供され世界中で演奏している。2021年1月にはフランス文化大臣より芸術文化勲章シュヴァリエが授与された。

<上野 真(ピアノ)>
カ-ティス音楽院にて、J.ボレット、G.グラフマン両氏に、ザルツブルク・モーツァルテウムにてH.ライグラフ氏に師事。またM・ホルショフスキー、L.フライシャー、E.オードウェル、F.ガリミール、R.トゥーレック、A.ヤシンスキ、J.ラタイナー、R.クヴァピル、R.ラレード各氏から様々な音楽的助言を受けている。メリーランド(1985)、ベーゼンドルファー=エンパイア(1986)、ジュネーヴ(1988)、オルレアン20世紀(2002)、リヒテル(2005)等の国際コンクールで入賞。世界15カ国で演奏を行った。

近年は19世紀から20世紀初頭の歴史的楽器によるレコーディングに力を入れている。オクタヴィア・レコード、若林工房、NAXOS、妙音舎(MClassics)より、リスト「超絶技巧練習曲全曲」(2004)、「ドビュッシー・バルトーク・ストラヴィンスキー作品集」(2006)、「ヘンレ版によるソナチネアルバム集」(2010)、1820年製マテーウス・シュタインと1816年製ブロードウッドを演奏した「ベートーヴェン・ワルトシュタイン&熱情&幻想曲」(2011)、1925年製ニューヨーク・スタインウェイによる「ラフマニノフとドビュッシー」(2013)、そして1846年製プレイエルと1852年製エラールを弾いた「ショパン・ソナタ集」(2013)、1852年製エラールでの「リスト・巡礼の年第2巻とヴェネチアとナポリ」(2014)、1906年製ベヒシュタインによる、「ワーグナー=リスト、ドビュッシー、ラヴェル、スクリャービン、シェーンベルク作品集」(2016)、1927年製エラールを弾いた、「ドビュッシーとラヴェル作品集」(2017)、1846年製シュトライヒャーと1903年製のベーゼンドルファーを演奏したブラームス作品集(2019)をリリース。現代のピアノでは、ベーゼンドルファー・インペリアル290による、モシェレス室内楽作品集(2014)、チェルニー室内楽作品集(2015)、ベートーヴェン室内楽作品集(2018)、ウェーバーの室内楽作品集(2019)、ファツィオリF-308によるショパン・エチュード全集(2021)を発表。

現在は京都市立芸術大学音楽学部教授、名古屋音楽大学客員教授として後進の指導に当たっている。海外でも国際コンクールの審査やマスタークラスを定期的に行うなど、教育的活動にも力を入れている。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年11月25日 00:00