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Naxos~2023年2月第1回発売新譜情報(4タイトル)

スクリャービン

今回はボリス・ギルトブルグ、ヴァシリー・ペトレンコ指揮、ロイヤル・リヴァプール・フィルによるベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、第4番に、ファレッタ&バッファロー・フィルによるスクリャービン:法悦の詩、交響曲第2番、クリストファー・マレットによる19世紀アメリカを代表するギタリストの一人と評価されたジャスティン・ホランドのギター作品集、ブラームスの歌曲全集第3集のCD4タイトルがリリースされます。

アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):法悦の詩/交響曲第2番
ジョアン・ファレッタ(指揮)バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団

大編成の作品を得意とするジョアン・ファレッタとバッファロー・フィルが持てる力を最大限発揮したスクリャービン・アルバム。1901年に完成された「交響曲第2番」は5つの楽章で構成され、フランクを思わせる循環形式を用いています。ワーグナーの《ジークフリート》からの引用や、メシアン作品に通じる部分もあるなど、意欲的かつ先進的なものでしたが、1902年に初演された際は、指揮をしたリャードフのみならず同時代の人々からも理解不能とされ、スクリャービン自身も高い評価を与えませんでした。しかし現代では、初期から中期への転機となる作品として注目されています。「交響曲第4番」は1908年の作品。スクリャービンが神秘主義に転じてから書かれた単一楽章からなるこの曲は「法悦の詩」と題されており、性的な官能と宗教的な歓びの感情を同一視して表現しようとしたもの。オルガン、ハープ、鐘などを含む大編成のオーケストラで奏でられる神秘的な響きが特徴で、圧倒的なクライマックスでの弦のうねりと金管の咆哮が法悦のヴィジョンを音で伝えます。
(ナクソス・ジャパン)

一部世界初録音
ジャスティン・ホランド(1819-1887):ギター作品と編曲集
クリストファー・マレット(ギター)

19世紀アメリカを代表するギタリストの一人と評価されたジャスティン・ホランドの妙技が蘇るCD。ホランドはバージニア州ノーフォーク生まれのアフリカ系アメリカ人で、幼くして音楽の才能を発揮。14歳で両親を亡くし てから移住したボストンで出会ったスペイン人ギタリスト、マリアーノ・ペレスからギターを学ぶために、働きながら研鑽を積みました。彼が書いたギター教本は、同種のものとしてアメリカで初めて出版されてベストセラーを記録。また公民権運動を強く支持しました。ホランドは教会音楽や流行曲の編曲や変奏が巧みで、「ヴェニスの謝肉祭」による幻想曲は彼の演奏・作曲技法のエッセンスが凝縮されています。カリフォルニアを拠点に活動するギタリスト、クリストファー・マレットの妙技をご堪能ください。
(ナクソス・ジャパン)

ヨハネス・ブラームス(1833-1897):歌曲全集 第3集~49のドイツ民謡集 第6集/第7集 他
アリーナ・ヴンダーリン(ソプラノ)、エスター・ヴァレンティン=フィーグト(メゾ・ソプラノ)、キーラン・カレル(テノール)、他

ブラームスの歌曲全集第3集は、前作に続きブラームスを魅了した民謡による創作を集めています。ブラームスはドイツ・リートの作曲にも熱意を注ぎ、生涯を通じて約300作にも及ぶ歌曲を作るとともに、ドイツ民謡を元にした歌曲も多く遺しました。ブラームスにとって民謡は学問的研究の対象ではなく、音楽創作上のインスピレーションの源でした。『49のドイツ民謡集』はドイツの言語学者アントン・ヴィルヘルム・ズッカルマリオとアンドレアス・クレッチュマーが編纂した「ドイツ民謡集」に収められた旋律を元に、ブラームスがピアノ伴奏を付けたもの。第1集から第5集は当シリーズの「歌曲全集第2集」(8.574345)に収録され、当CDには残る第6集と第7集が収められています。第6集までは独唱および二重唱の曲ですが、第7集は四重唱曲で、民謡の旋律を元にした声楽アンサンブルの可能性を示しています。第49曲「ひっそりと月が昇る」の旋律はピアノ・ソナタ第1番(1853)の第2楽章「主題と変奏」の主題で、彼が若い頃からこの旋律に魅了されていたことが窺えます。愛らしい第4曲「眠りの精」が有名な『子供のための15の民謡』は一層素朴な味わいを持つ曲集。ブラームスの巧妙なピアノ伴奏が旋律に彩りを添えています。 ウルリヒ・アイゼンロールはシュトライヒャー製のフォルテピアノによる素晴らしい演奏で歌手たちをサポートするとともに、ブックレット(英語・ドイツ語)に詳細な解説を書いています。
(ナクソス・ジャパン)

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第3番、第4番
ボリス・ギルトブルグ(ピアノ)、ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

 

ボリス・ギルトブルグとヴァシリー・ペトレンコ指揮リヴァプール・フィルとのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集が遂に完結。ギルトブルグにとって個人的に思い入れの深い2曲を繊細かつ雄弁に奏でています。
クラシック音楽の魅力を伝えるブログや解説動画を得意としているギルトブルグは、当盤にも魅力的で説得力のある解説を寄稿しています。第3番については、子供の時にベートーヴェンのピアノ協奏曲の中で最も強烈に魅了されていたこと、特に曲が始まってしばらく続くハ短調の暗い闘争的なドラマに心酔していたこと、演奏を重ねるうちに、優しく抒情的でユーモラスでさえある第2主題の長調部分とのコンビネーションこそ真の天才の業と気づいたこと。また第4番については、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中で技術的には最も難しいとしつつ、より難しいのは「すべての音を繊細微妙に呼吸するような詩情で満たすこと」と綴っています。
幼少時から親しんだ第3番はダイナミックなドラマを感じさせる演奏。第4番はギルトブルグ自身が挙げた課題を見事にクリアした演奏で、録音がコロナ禍で再々の延期を余儀なくされた間にベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を録音したことが、彼の解釈を一層成熟させたのかもしれません。ギルトブルグにとって一つの集大成であると同時に、新たな出発を予感させる仕上がりとなりました。
※ 日本仕様盤にはギルトブルグ自身による原盤解説の日本語訳解説が付属します。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年12月23日 00:00