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スペインのピアニスト、イグナシ・カンブラがソニークラシカルからデビュー!『スペーシーズ(シューベルト&ショパン:即興曲集)』

イグナシ・カンブラ

カンブラのピアノを聴くと新たな精神的感覚を体験する―――ヨーロッパで話題のスペインのピアニスト、ソニークラシカルからデビュー。

スペインのピアニスト、イグナシオ・カンブラのソニークラシカル・デビュー・アルバムです。シューベルトとショパンのそれぞれ4つの即興曲を組みあわせ、その間にショパンの夜想曲を1曲挟み込んだ構成で、「スペーシーズ Spaces (いくつかの)空間」というアルバム・タイトルが付されています。

カンブラは1989年バルセロナ生まれの33歳。生まれつき盲目で、6歳からピアノを弾きはじめ、その音楽的才能を明らかにしました。17歳の時に経営学の学位を取得する準備をしていましたが、米国でピアノを学ぶための奨学金を授与され、ニューヨークのジュリアード音楽院、ロンドンの王立音楽院を卒業し、エドワード・アウアー、メナヘム・プレスナー、ジェローム・ローエンタールなどのピアニストや教師から指導を受け修士号を取得。その後ニューヨークのカーネギーホール、ケネディセンター 、ラヴィニア音楽祭、カタルーニャ音楽堂、リセウ大劇場などの国際的に有名な会場で演奏し高い評価を得ています。さらにマリア・ジョアン・ピリスに認められ、彼女とのデュオ・リサイタルを何回も開催。ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管など、世界的な指揮者・オーケストラとも共演しています。ゲルギエフもカンプラのことを「イグナシオはピアノを通して私に話しかけてくる」と絶賛。カンブラの演奏は20世紀の巨匠、アルフレッド・コルトーが定義した「人間の精神に寄り添い、人間の存在意義を再認識させてくれる」音楽の存在を気付かせてくれるようです。カンブラは日々の自己鍛錬を通じて、ピアノのサウンドに全く新しい次元を見出し、このアルバムのシューベルトとショパンの作品を通じて、聴く者に普段気付かなかった新しい感覚を体感させてくれるのです。
(ソニーミュージック)

【曲目】
シューベルト:4つの即興曲 D.899 Op.90
ショパン:夜想曲 ハ短調 Op.48
ショパン:即興曲第1番 変イ長調 Op.29
ショパン:即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36
ショパン:即興曲第3番 変ト長調 Op.51
ショパン:即興曲第4番 嬰ハ短調『幻想即興曲』Op.66

【演奏】
イグナシ・カンブラ(ピアノ)

【録音】
2017年6月19-20日、スペイン、ジローナ、オーディトリアム (シューベルト/ ライヴ)
2018年12月6-9日、ロンドン、王立音楽院デュークズ・ホール (ショパン / セッション)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年01月13日 12:00