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『激ロック』スペシャルコーナー【6月レコメンドアイテム】

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SLASH / 『Orgy Of The Damned』
GENRE : BLUES ROCK

GUNS N' ROSESのスーパー・ギタリスト SLASHのルーツを辿る
約14年ぶりの完全ソロ名義作!


SLASHの完全ソロ名義としては約14年ぶりとなる新作は、ブルース/ソウルの名曲カバーを中心としたアルバム。自らのルーツに深く結びついた楽曲ということで肩の力を抜いた親密な雰囲気もありつつ、ワイルドでアブないSLASHサウンドに仕立て上げる手腕はさすがのひと言で、彼の携わってきた作品に接したことがあるリスナーはもとより、多くのロック・ファンの心に深く響くであろう仕上がりだ。Brian Johnson(AC/DC/Vo)、Iggy Popなど超がつくほど豪華なゲストも、渾身のパフォーマンスで見事に華を添えている。SLASHの辿ってきた軌跡に触れるとともに、彼自身もまた後世へと続く偉大なるギター・ヒーローの系譜に名を刻んでいるのだということを改めて実感するような1枚。

菅谷 透【ライター推薦】

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BRING ME THE HORIZON / 『POST HUMAN: NeX GEn』
GENRE : ALTERNATIVE ROCK, POST-HARDCORE

過去最強クラスにエモいBMTHが魅せる!


BMTHが、“サマソニ”での来日を前に新作をドロップ。本作はもともと昨年秋にリリース予定だったが、もちろん待った甲斐は十分にある! アルバムごとに大胆にアプローチを変え、ファンを戸惑わせるどころか“それこそがBMTH流”と納得させてきた彼らだけに、今作も既存の音楽シーンのムーヴメントに挑戦するような快作。前作『Amo』ではエレクトロ・サウンドを大胆に用いて、トレンドを掴むセンスの良さとフットワークの軽さを見せつけたが、今回はニューメタルやエモなどちょっと懐かしいテイストを取り入れ、時代を1周させた“ポスト・ポスト・ハードコア”的なサウンドなので、ある一定の世代にとっては懐かしく、それ以外の世代にとっては新鮮な印象を与えるだろう。彼らこそが最先端であるという確信に満ちた作品だ。

山本 真由【ライター推薦】

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TWENTY ONE PILOTS / 『Clancy』
GENRE : POP, ALTERNATIVE ROCK

TWENTY ONE PILOTSのアルバムからしか得られない養分が
ぎっしりと詰まった7thアルバム


ジャンルの垣根を越え個性派揃いの面々を抱えるレーベル Fueled By Ramenの中でも特にずば抜けた個性の持ち主、TWENTY ONE PILOTS。彼らが、前作より約3年ぶりとなる7枚目のスタジオ・アルバムをリリースした。今作もガレージ・ロックやエモ・ポップの軽快さ、ヒップホップ/R&Bの重心低めなグルーヴ感、エレクトロ・ダンス・ミュージックのキラキラした高揚感、それらすべてどれがメインというわけでもなく、混在し共存する不思議な感覚。まさに、TWENTY ONE PILOTSのアルバムからしか得られない養分がぎっしりと詰まったアルバムだ。結成15年を迎え、ますます自由なサウンドに磨きを掛ける彼らの変わらぬバイタリティには驚かされるばかりだ。

山本 真由【ライター推薦】

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THE GHOST INSIDE / 『Searching For Solace』
GENRE : METALCORE, POST-HARDCORE

これまで以上にドラマチックな作風へと躍進を遂げた
THE GHOST INSIDEのニュー・アルバム


大事故からの復活を果たした、前作『The Ghost Inside』は素晴らしい出来だった。それだけに、オルタナ寄りの路線へ変化した本作の先行シングルに一抹の不安を覚えていたのだけど……Track.1「Going Under」を聴いた瞬間、まったくの杞憂だったことを確信できた。たしかにクリーン・ヴォーカルの増加やグルーヴィなリフなど、前作でも垣間見えた変化がより鮮明になっている部分はあるが、パワフルな疾走やフロア対応のモッシュ・パートは健在。Jonathan Vigil(Vo)が父を亡くした日の街の光景を切り取った「Cityscapes」、前作のラスト・ナンバーにも通ずるエモーションを描く「Breathless」など、メロディックな新要素も見事に融合していて、これまで以上にドラマチックな作風へと躍進を遂げた1枚だ。

菅谷 透【ライター推薦】

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NIGHTRAGE / 『Remains Of A Dead World』
GENRE : MELODIC DEATH METAL

王道北欧メロデス魂を宿した作品をリリースし続けているNIGHTRAGE
ピュアなメロデス好き必聴の10thアルバム


2003年のアルバム・デビュー以来、度重なるメンバー・チェンジを経験しながらも中心人物のギリシャ人ギタリスト Marios Iliopoulos(Gt)が先導する王道の北欧メロデス魂を宿した作品のリリースを精力的に続けているNIGHTRAGE。2024年10月には11年ぶりの来日公演も決定した彼らにとって記念すべき10枚目となる本作は、華麗なツイン・リードと激しくも叙情性を帯びたリフが迫り来る、ピュアなメロデス好き必聴のアルバムとなっている。新ヴォーカリスト Konstantinos Togas(Vo)の持つどこか悲哀を帯びたデス・ヴォイスも、NIGHTRAGE流儀のメロデス・サウンドにぴったりハマっている印象だ。10枚目という節目に相応しい力作である。

井上 光一【ライター推薦】

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CAINITES / 『Revenant』
GENRE : MELODIC DEATH METAL

DEATHLESS LEGACY、MOTUS TENEBRAEの活動で知られる
Frater Orion(Vo/Dr/Key)&Daniele Ciranna(Gt/Ba)の新プロジェクトのデビュー作


DEATHLESS LEGACY、MOTUS TENEBRAEのメンバーとしての活動で知られているFrater Orion(Vo/Dr/Key)とDaniele Ciranna(Gt/Ba)が新たに結成したプロジェクトによるデビュー作。メロデスを軸としつつ、INSOMNIUMやMY DYING BRIDEといった偉大な先人たちを彷彿させるメランコリック且つゴシックな雰囲気を纏う作風で、“自らの意志に反して吸血鬼になった年老いた正教会の司祭”というダークなテーマを的確に表現した興味深いコンセプチュアルな作品となっている。サブスク全盛の現代において、アートワークも含めた芸術作品としてのアルバムの価値が問われる時代だからこそ、ぜひ注目してほしい1枚だ。

井上 光一【ライター推薦】

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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

https://gekirock.com

 

HARD ROCK/HEAVY METAL

タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2024年06月28日 16:47