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インタビュー

『LEVEL3』に至るまでの歩みをサウンドから振り返ってみよう!!!



『Complete Best』 徳間ジャパン(2006)

2003年からのシングル群を集大成した、一家に一枚級のファースト・アルバム。ド定番の“パーフェクトスター・パーフェクトスタイル”や近年もセットの一角を担う“エレクトロ・ワールド”を筆頭に、この時期ならではの儚いエモーションに溢れた“wonder2”などは永遠に聴きどころです。

 

『GAME』 徳間ジャパン(2008)

ブレイク過程を象徴するドキュメント的な味わいもある、初のオリジナル・アルバム。転換点となった“チョコレイト・ディスコ”や後に映画「カーズ2」の挿入歌に採用される“ポリリズム”などのシングル群も、“plastic smile”“シークレットシークレット”の煌めきもすべてが眩しい!

 

『⊿』 徳間ジャパン(2009)

前作に続いてチャート1位に輝いたサード・アルバム。連発されたヒット・シングルの勢いでプッシュする感じもありつつ、ハウシーな“Zero Gravity”や歌謡性の高い泣きメロの“I still love U”など多彩な曲調を盛り込んで飽きさせずにグイグイ聴かせる構成の妙は流石です。

 

『JPN』 徳間ジャパン(2011)

海外に向けて日本代表としての自負をも表明した4作目。『LEVEL3』に顕著な〈アルバムとしてのアルバム〉たらんとする意識の発露は冒頭3曲の流れにもあきらかでしょう。前作に比べて生の声がグッと出てきたという意味では、“心のスポーツ”や“Have a Stroll”の軽やかさが心地良し。

 

“Spring of Life” Perfume/ユニバーサル(2012)

移籍後の初シングルにして、新ブランドとなったPerfume Recordsの第1弾リリース。王道のPerfume節を提示した表題曲は『LEVEL3』収録ヴァージョンよりもいま聴くと人懐っこい印象を受けます。アルバム未収録のキュートな“コミュニケーション”も必聴。

 

“Spending all my time” Perfume/ユニバーサル(2012)

ほぼ英語詞のみの表題曲は、EDM寄りの意匠も少し纏った野心的な仕上がりで、これも〈Album-mix〉との聴き比べを推奨したいです。ソフトなドラムン仕立ての“ポイント”は『LEVEL3』にも入りましたが、キャッチーな“Hurly Burly”はこちらでどうぞ。

 

『Perfume Global Compilation "LOVE THE WORLD"』 徳間ジャパン(2012)

海外ツアーを控えていた関係か、〈海外向けの入門編〉という題目でダンサブル&エッジーな側面を意識して選曲された編集盤です。“MY COLOR”と“チョコレイト・ディスコ”のエクスクルーシヴな新ミックスが美味なほか、ここにきて“SEVENTH HEAVEN”がアルバム初収録に。

 

“未来のミュージアム” Perfume/ユニバーサル(2013)

彼女らにとって初めての映画主題歌(ドラえもん!)となった今年最初のシングル。久々にふんわりした稚気を感じさせるのはお題ゆえの産物でしょうか。カップリングの“だいじょばない”は語感がアレンジを導き出したような中田らしい出来映えでブルブル。

 

“Magic of Love” Perfume/ユニバーサル(2013)

CMソングとしてもお馴染みの(現時点での)最新シングルは、どこかオリエンタルなメロディー展開とエスニック・ディスコ(?)な意匠が楽しい“Handy Man”というナイスなカップリング。とはいえ、表題曲のシングル・ヴァージョンはここでしか聴けません!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年10月02日 18:01

更新: 2013年10月02日 18:01

ソース: bounce 359号(2013年9月25日発行)

ディスクガイド/出嶌孝次

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