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インタビュー

赤西 仁 『Me』

 

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 ツイッターで30万人、weibo(中国最大のSNS)で200万人のフォロワーをそれぞれ持つ赤西 仁。日本国内のみならず、アジア圏でも絶大な人気を誇る彼が、待望のニューアルバム『Me』を完成させた。邦楽と洋楽の垣根を軽々と越えていくグローバルなアーティスト、JIN AKANISHIの<今>を凝縮。要チェック!



赤西 仁はシンガーであり、ソングライターであり、そしてプロデューサーでもある。今さら説明することじゃないかもしれないが、彼はれっきとしたアーティストだ。昨年から、そのクリエイティヴなモードをいかんなく発揮している赤西が、シングル、ミニアルバムに続く最新アルバム『Me』を6月24日に発表する。彼が得意とするメロディやハーモニーへの細かいアプローチ、またアレンジへのこだわりなど、ダンスアルバムの体裁は保ちつつ、その中身には<誰が聴いてもいいと感じてくれるものを作ろう>という強い姿勢が感じられ、サウンド的にも今までとは趣が少し異なっている。

 アルバムに『Me』と冠してあるように、本作の歌詞は赤西のありのままの姿を映し出しているし、彼のツイッターやインスタグラムなどをフォローしているファンであれば、その情景が具体的に浮かんでくるかもしれない。アーティストとリスナーの距離を感じさせない親密さが、彼の書くリリックの特徴の一つでもある。それは英語でも日本語でも変わらない。

「基本的に英語で歌詞は書くんですけど、とにかくリズムや譜面割りを大切にしてます。この書き方を極めていけば、それが自分の個性になっていくのかなと」

 

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ただ、アルバムのリードトラックでもある“Let Me Talk To U”や“Baby”は、最初から日本語で歌詞を書いているんじゃないかと思うくらい、日本語の言葉がすっと心地よく耳に入ってくる。

「あの2曲も同じです。もともと英語なんですけど、英語で書いた時のリズムをなるべく崩さないように意識して、日本語の歌詞を作っていきました。“Let Me Talk To U”に関しては世界観が最初から決まっていたので、わりとスムーズに書けましたけど、“BABY”は女性目線の歌詞なので苦労しました。これは妄想で書いてます(笑)」

また、ステージ上での彼を知る人ならご存知のように、彼は人を驚かせたり、楽しませたりすることが好きだ。本作でも “Let Me Talk To U”にはニヤリとさせられる仕掛けがあるし、CDのアートワークにも何やら秘密があるらしい。

「曲はもちろんですが、今回はアートワークにもちょっとした遊びを取り入れていて。Blipparというアプリをダウンロードしてもらって、スマホをジャケットにかざすと、僕の動画が飛び出す絵本みたいに出てくるんです。3Dっぽい感じで。しかも、今回のCDは3形態リリースするので、それぞれの形態ごとに異なる動画が見られるんですよ。あと、この3形態のブックレットの裏面を全部、逆ピラミッド型に並べると僕の顔になるんですけど、それにもスマホをかざしてもらうと、さらにスペシャルなコンテンツが飛び出す仕掛けになっていて。つまり、全部で4つの動画が楽しめるという遊びを加えてみたので、聴くだけでなく、CDのパッケージでも楽しんでもらえると嬉しいです」

 昨年からスタートした赤西のインスタグラムでは、友人たちとハングアウトしている様子やスタジオでのワンシーンなど、普段の日常が垣間見られる。また、ツイッターも引き続き活用している。

「ファンの方たちと交流する場がSNSなども含めて今は増えたので、これまで以上に距離が自然と縮まったと思いますし、SNSのタイムリーに何でもシェアできる便利さには驚いてます」

 

自分のペースで活動を続けてきている赤西だが、自分のやりたいように、自分の好きなことをするというのは実際大変なことだし、もちろん周囲の人の存在があってこそだとは思うが、そういった環境を維持するために大事なことは何だろうか。

「自分に正直に、言いたいことはなるべく言うようにする。家族と友人を大切に。それから信念を持つこと。説得力のある行動ができるように心がける。あとは行動力、行動力、行動力!ですね」

 

そんな彼の今のスタンスは<大きく低空飛行>。ツイッターでは「尾田栄一郎さんに会いたい」と呟いていたが、漫画【ONE PIECE】で描かれているような生き方にも刺激を受けているそうで、「【ONE PIECE】は大人が忘れてしまいがちな本当に大切なものが、上手く描かれている作品だと思います」と話してくれた。

7月からは全国ツアー「JIN AKANISHI LIVE TOUR 2015 ~Me~」が開催される。このアルバムの世界観を踏まえ、前回のツアーとは異なるところも出てくるだろう。赤西もオーディエンスとの再会を心待ちにしているようだ。

「一番大事なのは、自分自身も含め楽しむこと。ステージの内容は、ぜひ観に来て確かめてください!」

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■album……『Me』6/24 on sale!!

■songlist

1. Let Me Talk To U

2. Good Time

3.Miss California

4. We The Party

5.Baby

6. Lionheart

7. Christmas Morning (2015 Mix Ver.)

8. Dayum

9.Mi Amor

10 What Happened

【Bonus Track 】※通常盤のみ収録 

1. Go Gitt'er

2. Mi Amor (Spanish Ver.)

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記事内容:TOWER+ 2015/6/10号より掲載

カテゴリ : COVER ARTIST

掲載: 2015年06月10日 00:00

ソース: 2015/6/10

TEXT:上野拓朗