アメリカのシンガー・ソングライター、BOBBY CHARLESが死去

アメリカのシンガー・ソングライターであるボビー・チャールズが1月14日、ルイジアナ州アブヴィルの自宅で死去した。享年71歳。死因はあきらかとなっていないが、長年に渡り闘病生活を続けていたという。

38年にルイジアナ州アブヴィルに生まれたチャールズは、17歳の時に白人アーティストとして初めてブルース／R&Bの名門レーベルであるチェスと契約。ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツによるカヴァーでも有名な“See You Later, Alligator”などの名曲を生み出し、スワンプ・ロックの発展に大きく寄与した。70年代初頭にNY郊外のウッドストックへ移り住み、ザ・バンドのメンバーやドクター・ジョン、デヴィッド・サンボーンら錚々たるミュージシャンをサポートに迎えた自身初のアルバム『Bobby Charles』を発表。また、1976年に行なわれたザ・バンドの解散コンサート〈ラスト・ワルツ〉にも参加するなど、ウッドストックの音楽シーンにおいて重要な役割を担った。その後は、マイペースながらも息の長い活動を展開。来月には、2008年の『Homemade Songs』に続く新たなスタジオ・アルバムのリリースも控えていた。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。