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60年代より活動してきた女性シンガー、浅川マキが滞在先のホテルにて死去

情念溢れるディープな歌唱スタイルで知られ、60年代より独自の活動を続けてきたシンガーの浅川マキが、1月17日夜、急性心不全のため死去した。享年67歳。彼女は同日夜に、公演のため滞在していた名古屋市内のホテルで倒れているところを発見され、同市内の病院に搬送されたがすでに息を引き取った状態だったという。

浅川は68年に寺山修司の演出によるひとり舞台に出演して注目を集め、70年に『浅川マキの世界』でアルバム・デビュー。寺山が作詞した“かもめ”や自作の“夜が明けたら”などの楽曲が話題を呼び、そのジャズやブルースなどを採り入れた独特の歌唱と、アンダーグラウンドな雰囲気を漂わせた唯一無二の世界観で、当時の若者を中心にカルト的な人気を集めた。その後もコンスタントに作品をリリースしながらライヴを中心に活動を続け、亡くなった当日も愛知・jazz inn LOVERYでピアニストの渋谷毅らをゲストに迎えてコンサートを行う予定だった。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

カテゴリ : ニュース | タグ : 訃報

掲載: 2010年01月18日 16:28

更新: 2010年01月18日 23:55