FRANK ZAPPAらを手掛けた敏腕マネージャーのHERB COHENが死去

フランク・ザッパらを手掛けた敏腕マネージャーのハーブ・コーエンが3月16日、カリフォルニア州ナパで死去した。享年77歳。死因はあきらかとなっていない。

32年にNYで生まれたコーエンは、20代の時にLAに移り住み、クラブの予約オペレーターとして音楽業界でのキャリアをスタート。60年代中頃にマネージメント業に転身し、フランク・ザッパをはじめ、アリス・クーパー、ティム・バックリー、リンダ・ロンシュタットといった数多くのアーティストを手掛けた。また、当時無名だったトム・ウェイツの才能をいち早く見抜き、そのデビューに深く関わったことでも知られている。

69年にはザッパと共にストレートとビザールというレーベルを設立。2人のパートナー関係は順調と思われたが、76年に金銭トラブルがこじれ、訴訟に発展。これを機に10年来の付き合いだったザッパと袂を分かち、生涯和解することはなかった。