Pファンク軍団のおむつギタリスト、GARRY SHIDERが死去

ジョージ・クリントン率いるPファンク軍団、パーラメント／ファンカデリックのギタリストとして知られるゲイリー・シャイダーが6月16日、メリーランド州の自宅で亡くなった。享年56歳。今年3月にがんと診断され、医療費を集めるためのファンドも設立されていた。

53年にニュージャージー州で生まれたシャイダーは、ジョージ・クリントンの経営していた床屋で彼に出会ったことをきっかけにPファンク軍団へ加入。ギタリストとしての活躍のみに留まらず作曲にも深く携わり、ヒット曲“One Nation Under A Groove”“Cosmic Slop”では少年の頃からゴスペルを歌っていたキャリアを活かしてヴォーカルも担当している。同じくPファンク・ファミリーだったブーツィー・コリンズやエディ・ヘイゼルのサイド・プロジェクトでサポートを務めるなど、同グループの音楽的な中心人物として精力的な活動を展開した。また、ステージではおむつを着用していたことでも有名。97年にはほかのメンバーと共にロックの殿堂入りを果たしている。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。