THE SKATALITESのオリジナル・ドラマー、LLOYD KNIBBが死去

スカタライツのオリジナル・メンバーとして知られるドラマーのロイド・ニブが5月12日、肝臓がんのため亡くなった。享年80歳。妻のエニド・ニブによると、彼は治療のためUSにしばらくの間滞在していたが、先週に故郷のジャマイカへと戻ったばかりだったという。

ジャマイカでミュージシャンとして活動していたニブは、60年代初頭にコクソン・ドッドのスタジオ付きのバンドとして仲間たちと共にスカタライツを結成。トミー・マクックやローランド・アルフォンソ、ドン・ドラモンド、ジャッキー・ミットゥーら名うてのプレイヤーで構成された同バンドは、数多くのセッションに参加したほか、映画「ナバロンの要塞」のテーマ曲のカヴァーである“Guns Of Navarone”などの人気曲を録音。65年に解散するも、スカ・サウンドのオリジネイターとして多大な功績を残した。ニブはその後再結成したスカタライツにも参加し、今年4月に行われたバンドの公演でもプレイを披露していたとのことだ。

謹んで故人のご冥福をお祈りします。