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日向坂46、デビュー2周年記念ライヴ「Special 2days」開催。1年3ヶ月ぶりのシングル『君しか勝たん』5月26日リリース決定

日向坂46
Photo by 上山陽介

今年3月27日でデビュー2周年を迎えた日向坂46が、「日向坂46 デビュー2周年記念 Special 2days」を3月26日、27日の2日間にわたって開催。初日は「春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”」、2日目は「MEMORIAL LIVE:2回目のひな誕祭」を実施した。

 

初日となる3月26日に行われた「春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”」では、前身のけやき坂46(ひらがなけやき)時代の楽曲を含む全ユニット曲が一挙に披露された。

今回のイベント開催にあたっては、事前に「おひさま」(日向坂46のファンの総称)から好きなユニット曲を募集。それをもとに「おひさまベスト・プレイリスト2021」を作成して、テーマごとに楽曲のパフォーマンスが行われた。さらに、ファンの見たい組み合わせで新ユニットを結成し、このイベントのために書き下ろされた楽曲を歌うという豪華なパートもあった。

日向坂46は、ファンタジー感のあるストーリー仕立てのライヴに定評があるが、今回は「おひさまと一緒に作るイベント」という今までにない趣向が試みられた。

まずは、キャプテンの佐々木久美が「みなさんのおかげで、明日、デビュー2周年を迎えます!」と元気よく挨拶する。今回は、メンバーの富田鈴花が体調不良のため欠席することになったが、代わりに昨年秋から休業していた宮田愛萌が復帰。宮田愛萌は「またみんなと一緒に頑張りたくて戻ってきました」と笑顔で語った。

プレイリストの最初のテーマは、「大切な人にプレゼントしたい曲」。今回のライヴでは、楽曲の披露中、画面上に「この曲を大切な人に聞いてほしいから」といったファンの声が流されるとともに、MC席で盛り上がるメンバーもワイプで映るという、まるで歌番組のような演出がなされた。

1曲目の“ママのドレス”は、けやき坂46時代に生まれたグループ初のユニット「りまちゃんちっく」(潮紗理菜、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、高本彩花)がパフォーマンス。続いては同級生の仲良しコンビ 金村美玖と小坂菜緒が、クールに“See Through”を歌った。そして富田鈴花、松田好花による「花ちゃんず」の“まさか 偶然…”では、モニターに映る富田鈴花の映像とともに、松田好花が弾き語りで美声を聴かせた。

そして、この日の目玉企画とも言える「あなたの見てみたいユニット」では、ともに2002年生まれの金村美玖、小坂菜緒、濱岸ひよりによる新ユニット「2002年組」が最初に登場。披露した新曲“もうこんなに好きになれない”は、少し懐かしい気持ちになるラヴ・ソング。歌唱後、金村美玖は「同い年で同期で、接点が多い3人だったので、嬉しいです」と語った。2曲目はグループ結成当初から仲がいいことで知られる高本彩花、東村芽依の「あゃめぃちゃん」コンビによる“夢は何歳まで?”。普段のゆるい雰囲気とは打って変わって、革ジャンを羽織り大人っぽく歌った。そして最もリクエストが多かったという、佐々木美玲と彼女を慕う河田陽菜、濱岸ひより、山口陽世の「みーぱんファミリー」は、温かい気持ちになる青春ソング“酸っぱい自己嫌悪”を披露した。母親のように他の3人の面倒を見ているという佐々木美玲は、「こうして子供たちと一緒に曲を披露できてとっても嬉しいです」と堂々と話していた。

また、ライヴの終盤には、ステージ向かいのモニターに、配信を見ている大勢のファンの映像とともに、「日向坂46 2周年おめでとう!!」というメッセージが映し出されるというサプライズが。これに涙を浮かべるメンバーもいるなか、佐々木久美は「暗くなるときってあんまりいいことないのに(笑)、こんな素敵なサプライズが待ってると思わなかった。おひさまと2周年を迎えることができてよかったです」と、こちらも涙ながらに語った。

ラストは、今回のイベントを通して最もリスエストが多かったという“窓を開けなくても”を披露。加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、小坂菜緒、渡邉美穂の6人が歌い、他のメンバーも一緒に踊って、華やかな雰囲気でフィナーレを飾った。

日向坂46
Photo by 上山陽介

日向坂46
Photo by 上山陽介

日向坂46
Photo by 上山陽介

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Photo by 上山陽介

日向坂46
Photo by 上山陽介

日向坂46
Photo by 上山陽介

 

3月27日、「日向坂46 デビュー2周年記念 Special 2days」の最終日公演として行われた「MEMORIAL LIVE:2回目のひな誕祭」は、グループの数々の代表曲を歌う「日向坂46ベスト・プレイリスト」とも言える内容になった。配信の視聴チケット販売数は80,480枚、推定総視聴者数約24万人が、グループの記念日をメンバーとともに祝った。

また、今回は配信に加え、「ファンクラブ限定特典付き視聴チケット」購入者の中から抽選で700名をライヴ会場客席に招待し、メンバーとファンとのコール&レスポンスを中心にパフォーマンスを行うステージを設置。そこに設置される「JOYFUL シート」(客席)で演出に協力してもらっていた。客席はステージから離れたブロックに設置され、声出しも禁止されてはいたが、昨年2月以来、初めてメンバーとファンが同じ空間でライヴを行うことになった。

オープニングでは、全メンバーが本物のバスに乗って登場。ドラムラインに合わせてダンストラックを披露。会場内に炎や花火が上がり、さらにARの演出も加わるなど、ド派手なスタートを飾った。

最初の曲は“アザトカワイイ”。水色と黄色のスタジャンに短パン姿のメンバーたちが、元気いっぱいに飛び跳ねる。“ドレミソラシド”では、2019年の「レコード大賞」でも話題になったオーケストラの振付を披露し、曲の後半では、ステージと客席を仕切っていた巨大LEDモニターがリフトアップされ、メンバーとファンが対面。丹生明里や松田好花、加藤史帆、高本彩花ら多くのメンバーが、感極まって涙を溢れさせながら歌唱した。

佐々木久美が「ついに、ライヴ会場におひさまが来てくれましたー!」、「今日は日向坂46、2歳の誕生日です!」と元気に挨拶。まだ号泣していた高本彩花は、声を震わせながら「(ファンを)いざ目の前にしたら涙が止まらなくて、ずっとこの日を求めてたんだなと思いました。ほんとに幸せです」と語った。

続いてけやき坂46時代の懐かしい衣装でメンバーたちが登場。過去の名曲が次々と披露された。

まずはけやき坂46としてリリースしたアルバム『走り出す瞬間』の収録曲“ひらがなで恋したい”。メンバーたちは「はい、はい!」と元気に声を上げながら会場に散らばって踊った。

そして、多くのメンバーがフェイバリットに挙げる隠れた名曲“抱きしめてやる”を歌唱し、感情の乗った激しいダンスを見せる。一転してミディアム・テンポの暖かな曲“君に話しておきたいこと”。ARの花が咲き誇る華やかな演出も加えられた。この2曲はともに欅坂46の8thシングルのカップリング曲で、日向坂46としても、2019年以来歌う機会がなかった貴重な楽曲だ。

次は2期生、1期生の楽曲を1曲ずつ披露。2期生が初めてもらった曲“半分の記憶”では、イントロ部分で「2」を描く振付が今回の2周年ライヴにぴったり。1期生にとって思い入れが強い“永遠の白線”では、卒業した3人を含む12人分のポーズをラストで決め、けやき坂46の歴史を思い出させてくれた。

ここからは、グループのパフォーマンス力を存分に見せる楽曲のラッシュ。“こんなに好きになっちゃっていいの?”では、マルチカメラ映像でそれぞれのメンバーたちの表情がじっくり映し出された。そして“キツネ”、“My fans”を立て続けに披露。日向坂46の持ち歌の中でもテンションが高いアップテンポな曲で、会場の熱を上げた。

アルバム『走り出す瞬間』のリード曲“期待していない自分”では、センターの佐々木美玲が渾身のダッシュを見せる。さらに“NO WAR in the future 2020”では、メンバーたちが自撮り棒を持って映像配信。スマホに向かって次々とポーズを決め、いつもとはひと味違うパフォーマンスを見せた。

曲を歌い終えた佐々木久美は、「楽しいね!こんなにも違うんですね、おひさまの力ってすごいね」と思わず漏らす。そして、配信を楽しむファンが映し出されたLEDモニターと、会場の客席をバックに、ファン人気の高い応援ソング“青春の馬”を披露した。

本編最後の1曲は“JOYFUL LOVE”。今や日向坂46のライヴ名物になった、ファンのサイリウムが作る「虹」が久々に見ることができた。佐々木久美の「50年目も100年目も、おひさまと一緒に生誕祭ができますように」という言葉とともに、メンバーはいったん退場。今回は感染症予防のため、客席のファンが声を出せない代わりに、けやき坂46時代を含む過去のアンコールの映像が流された。

アンコール1曲目は、日向坂46の記念すべきデビュー曲“キュン”。TikTokでも人気になった「キュンキュンダンス」を、当時はまだグループに配属されていなかった新3期生たちも一緒に踊った。

そして、ファンにとって嬉しい情報が解禁。4月28日から日本テレビで深夜ドラマ「声春っ!」(こえはる)がスタートすることと、5月26日に5thシングル『君しか勝たん』が発売されることが発表された。「声春っ!」は佐々木美玲と丹生明里がW主演を務め、他に一部の日向坂46メンバーが出演。また、シングルのリリースは1年3ヶ月ぶりとなり、まさにファンにとってもメンバーにとっても待望の発表となった。メンバーたちは「タイトルは「君しか勝たん」、略して「しかたん」!」と声を揃えてアピールした。

キャプテンの佐々木久美は、この1年間、ファンに会えなかったことについて触れ、「離れて初めて、おひさまってこんなに私たちの支えになってくれてるんだなって」、「離れていてもこうして同じ時間を共有できて、日向坂46でほんとに良かったなって思いました」と心境を明かした。そして、「12月に東京ドーム公演が開催できることを祈って、みなさんペンライト振ってくれますか」と言い、“約束の卵 2020”を歌った。

この“約束の卵 2020”は、東京ドーム公演への決意を歌った曲。日向坂46は、昨年予定していた東京ドーム初公演を1年延期して、今年12月に「ひなクリ2021」を同地で行う予定だ。

ファンクラブ限定特典のアフター配信では、オープニングに登場したバスに乗り込み、ライヴ後のハイテンションを残したまま“日向坂”を歌唱。グループのこれまでの道のりと、これからも全力で進んでいくという決意を歌って、デビュー2周年の記念日を締めくくった。

日向坂46
Photo by 上山陽介

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▼リリース情報
日向坂46
ニュー・シングル
『君しか勝たん』
5月26日(水)リリース



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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : Girl's Pop Information

掲載: 2021年03月29日 15:46