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第19回 ─ 元ジェリーフィッシュ、ロジャー・マニングJrとマ・佐藤氏のスペシャル対談!

連載
Go! Go! NOISE McCARTNEY RECORDS
公開
2006/12/14   17:00
更新
2006/12/20   17:32
テキスト
文/bounce.com編集部

くるり主宰レーベル〈NOISE McCARTNEY RECORDS〉の月刊連載! 日々激務に励む同レーベル社長マ・佐藤氏による、レーベル運営日記をメインに、送られたデモテープの紹介&試聴、くるりの近況も速報でお伝えいたします。今月は、ノイズから初アルバム『TV Eyes』を10月にリリースしたTVアイズのロジャー・マニングJr(元ジェリーフィッシュ)が登場! マ・佐藤氏との特別対談をお届けします。

――佐藤さんや岸田さんもそうなんですが、日本にはジェリーフィッシュ時代からのファンが多くいます。今回のTVアイズでは、ロジャーさんとジェイソン・フォークナーさんがジェリーフィッシュのファースト以来タッグを組んだということで興奮している人も多いと思うんです。

ロジャー 日本には、昔から聴いてくれているファンが多くいることは知っているよ。だから、今回ソロ・アルバム『SOLID STATE WARRIOR』とTVアイズの2枚のアルバムを日本のファンのために出せたのはすごく嬉しいことだよ。これで新しいファンを獲得して、これからもどんどん新作をリリースして行きたいと思っているんだ。

――そもそも、TVアイズというのはどのように結成されたプロジェクトなんですか?

ロジャー もともとブライアンとは〈レッドクロス〉というバンドをやっていて、そのサイド・プロジェクトとしてお互いのプロジェクトでは出来ない新しい音楽をやれないかということでジェイソンにヴォーカルを頼んだんだよ。ジェイソンとは全然連絡を取っていなくて、TVアイズは彼ともう一度音楽を作るための口実でもあったんだ。

佐藤 僕はもともとジェリーフィッシュのファンなんですけれど、来日公演は観ていないんです。でも、知り合いが勝手に録音したライヴ音源があって(笑)。

ロジャー オーケー(笑)。

佐藤 その音を聴いても人物のイメージがあったわけではなかったんですよ。一番最初にロジャーを生で観たのが2回目のフジロックで、ベックのサポートをしていたときだったんです。ジェイソンを生で初めて観たのがエールの来日公演でした。2人がメインでやっているライヴを観たことがないんです。で、去年ソロ・アルバムを出されたときに、岸田くんとロジャーの対談があって、TVアイズの音は出来ているということだったんで、ダメ元でうちのレーベルから出させて欲しいとお願いしたら了承してもらって。

――『TV EYES』はまだ日本しかリリース元が決まっていないんですよね。自分のレーベルから最初にリリースすることについてはどう思われました?

佐藤 そりゃ嬉しいですよ(笑)。NOISE McCARTNEYはでかいレーベルなわけでもないし、僕らのメインの活動というわけでもないんで、ジェリーフィッシュ・ファンの人からしたら「なんでお前らのとこから出せんねん」って言われたりして(笑)。

ロジャー レーベルを探すときに、自分たちを理解してくれて、音楽を広げたいと思っているところを探したかったんだ。サトウサンはそういうことを理解してくれて、日本での活動をサポートしてくれると思った。

佐藤 そう思われるのは、自分らが音楽をやっているからでしょうね。NOISE McCARTNEYというレーベルも、売る側の立場より作る側の立場のほうが大きいんです。そこを感じてもらえるのは嬉しいなぁ。

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