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MARK DE CLIVE-LOWE

まとめ・で・クライヴロウ

連載
NEW OPUSコラム
公開
2011/11/21   16:00
更新
2011/11/21   16:00
ソース
bounce 337号(2011年10月25発行号)
テキスト
ディスクガイド/轟ひろみ


MARK DE CLIVE-LOWE 『Tide's Arising』 ABB(2004)

USではヴァーヴから出た初作『Six Degrees』(廃盤)以来、5年ぶりに出た2作目。2000ブラック作品でも組んでいたアブドゥル・シャイロンやベンベ・セグエをメインに据えた濃密なコズミック・ソウル・アルバムだ。

 

 

LEGENDS OF THE UNDERGROUND 『Original Soundtrack』 Kindred Spirits(2005)

盟友のセイジやドムらバグズ軍団とのユニティーで作り出した濃すぎる逸品で、スペイシーな意匠に包まれて生き物のように蠢く複雑なビート展開がとにかく凄まじい。原理主義的なリスナーも吐いた唾を飲むブロークン・アフロ・ファンクの宇宙!

 

 

THE POLITIK 『The Politik』 Antipodean(2006)

自身のレーベルから発表した、ベンベとのユニットによる現時点で唯一のアルバム。バグズのダズ・アイ・キューと共作する一方で、ワジードやブルーらUSヒップホップ勢ともリンクして、ベンベのネオ・ソウル的な側面を強く打ち出している。

 

 

MARK DE CLIVE-LOWE 『Journey 2 The Light』 Freedom School(2007)

ドラマーのリチャード・スペイヴァンら『Renegades』にも繋がる面々との固定バンドでライヴ感溢れるサウンドを追求した異色作。ソウルからスピリチュアル・ジャズへと大きく広がっていくグルーヴがひたすら快い。

 

 

FREESOUL SESSIONS 『Freesoul Sessions Vol.1』 Antipodean(2008)

マークがMPCとキーボードを操り、カイディ・テイタムやジェイソン・ヤーデらと敢行したセッションEP群をまとめたもの。ベンベはもちろん、ヴァネッサ・フリーマンやタウィアーもヴォーカルで参加している。

 

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