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LED apple 1st Concert in Japan @ 品川ステラボール (2012年6月23日)

連載
K-POP LOVERS!
公開
2012/07/28   16:00

 


(C)ANGELIQUE

 

レトロでポップな音楽性と振り付けを取り入れたユニークなパフォーマンスから、〈踊るバンド〉とも呼ばれる男性バンド、LED apple。今年3月に東京・中野サンプラザで行われた〈K-ROOKIES PARTY VOL.1〉で初来日を果たした彼らが、6月23日に東京・品川ステラボールにて日本では初となるワンマン公演を行いました。

 


(C)ANGELIQUE

 

ギター・ソロで幕を開け、バンド・メンバーのみでインスト曲を聴かせ会場を煽ると、 “Sadness”がスタート。今回のライヴは生演奏で行われたこともあり、ヴォーカルをアカペラだけで聴かせる部分やアレンジが違うパートなど、普段とは異なるポイントが次々と登場しました。MCでは、途中言葉につまりながらも、ベースのクァンヨンくんに助けてもらいながら「みなさんと一緒にいられることが幸せです」と話したヴォーカルのハンビョルくん、「私たちにとって日本での単独コンサートは初めてなので、緊張していてワクワクもしています~。カッコいい姿を見せるために準備しました!」とカンペを見つつ語ったドラムのヒョソクくんなど、日本のファンに思いを伝えるために、日本語で話そうと努力していた姿が印象的でした。

 


(C)ANGELIQUE

 

哀愁を帯びたメロディーと力強いアレンジの“お前は何だ”の終盤には、メンバー紹介もかねてドラム・ソロからベース、ギターのパートが加えられていくような見せ場が登場。ヴォーカルの2人がメロディー・ラインをレクチャーしてオーディエンスを煽り、会場の一体感がさらに増していきます。“バムバムバム”の前には、ドラムのヒョソクくんがソロで軽やかにリズムを刻み、ベースのクァンヨンくんが心躍るような低音で応えると、ヨンジュンくんが情熱的なギター演奏を披露。その後の“ BEARTHDAY KILLER”も含めて、パワフルなロック・チューンを力の限り歌い上げ、バンドとしてのポテンシャルの高さを感じさせるステージを展開しました。ヴォーカリスト2人の異なる声質を活かした掛け合い、疾走感のある演奏もお見事です。

 


(C)ANGELIQUE

 

今回のライヴのハイライトの1つと言えるのが、メンバーのソロ・ステージ。ハンビョルくんによるマイケル・ジャクソンのダンス・カヴァーや、キュミンくんのピアノ弾き語り、ヨンジュンくんのギター演奏をフィーチャーしたコーナー、さらにメンバーによるSISTARの“Alone”のカヴァー(切ない表情やスリッドの入った衣装もセクシー!)など、ここではヴァラエティーに富んだ魅力をアピール。これは、単独公演ならではの演目ですよね。

 


(C)ANGELIQUE

 

終盤には、コヌくんの自作曲でレトロな雰囲気とユニークな進行が印象を残すポップ・ソング“ヨンヒヤ”、それぞれの演奏力が光るアレンジも秀逸な“偶然にでくわした”といった人気曲が登場。本編のラストは“DASH”で締められ、会場の盛り上がりは最高潮へ。

 


(C)ANGELIQUE

 

アンコールでは、観客との掛け合いも楽しい“Time Is Up”、美しいメロディー・ラインが心に沁みる“希望”を披露し、この日の公演は終了。メンバー全員がさまざまな形でオーディエンスとコミュニケーションをとりながらステージを展開したLED apple。個人のミュージシャンとしてのポテンシャルの高さもさることながら、観客との熱の共有や自分たちの世界観へ惹きこむ、〈魅せる〉パフォーマンスもお見事でした。

 


(C)ANGELIQUE

 

公演のあとにはプレス向けの記者会見が行われました。日本での初単独公演の感想を聞かれると、ヨンジュンくんは「日本で初めての単独公演、とても嬉しいです。舞台に立つ前やリハーサル時はとても緊張していました。そして、ときめいていましたし、期待もしていました。実際に舞台に立ってみて、とても楽しかったですし、観客のみなさんにも楽しんでいただけたと思います」、ハンビョルくんは「初めての海外公演ということで、とても緊張していました。いざスタートするととても楽しかったですし、歌手という職業を選んだことをよかったと思いました。幸せな時間でしたし、ファンのみなさんにも感謝の気持ちを伝えたいです」、キュミンくんは「思ったよりもたくさんの方に来ていただいたことに驚きました」、クァンヨンくんは「ちょっとしたミスもありましたが、次回は克服してもっと素敵な舞台をお見せしたいと思います」、ヒョソクくんは「僕の人生のなかで一番緊張しました。次回は実力をもっとつけて、練習もたくさんして、素敵な舞台をお見せしたいです」とそれぞれコメント。

 

 

 

ハイタッチのときに、「SISTARのカヴァーが一番ウケていたような気がする」と感じたという彼らですが、女装した自分たちを見て「自分のお母さんに似ている」と思ったメンバーもいたとか。クァンヨンくんが「次にお会いするときには、日本語をもっと練習して、みなさんともっとコミュニケーションがとれるように頑張ります」と話すと、ヒョソクくんが「学生のときに日本語の勉強を頑張らなかったのか、とても後悔しています。次回は、もっと情熱的な舞台をお見せします。みなさんに一番愛されるドラマーになれるように頑張ります」とコメント。するとハンビョルくんが「僕も高校生のときにどうして使いもしないラテン語を勉強していたのか……。そのときは歌手になるとは思っていなくて……」と笑いを誘う場面もあり、終始穏やかなムードで記者会見は終了しました。

 

 

 

新たなミニ・アルバム『Run To You』について伺うと、ハンビョルくんが「夏にピッタリの楽しい曲です。舞台で踊ったり跳ねたりするような楽しい曲も入っていますし、いままでのなかで一番振り付けが多いです。ミュージカルの1シーンのような楽曲に仕上がっています」と話してくれました。その言葉通り、“Run To You”はレトロな雰囲気を持ちつつも、聴くだけで胸が踊るような楽しい1曲となっています。ぜひチェックしてくださいね。

 

 

 

〈LED apple 1st Concert in Japan セットリスト〉
1. SADNESS
2. 偽りみたいな愛
3. お前が何だ
4. バムバムバム
5. BIRTHDAY KILLER
6. マイケル・ジャクソン“Dangerous”(ハンビョルソロ)
7. 自作曲R&Bバラード(キュミンソロ)
8. ヨンジュンソロ
9. 雪の華(ハンビョルソロ)
10. SISTAR“ALONE”カヴァー
11. ヨンヒヤ
12. 偶然にでくわした
13. DASH
14. Time Is Up(アンコール)
15. 希望(アンコール)

 

■Led apple 1st Independent Concert in JAPAN_making 1

 

■Led apple 1st Independent Concert in JAPAN_making 2

 

■Led apple Mini Album『Run to you』PV

 

〈K-POP Miracle Night - Led apple Live〉
日時/会場:2012年 9月13日 (木) ZEPPダイバーシティ東京
開場/開演:18:00/19:00(予定)
チケット代:前売 7,900円/当日未定 (1ドリンク別途)
出演:Led apple
※チケット8月4日発売/ぴあ(176-967), ローソン(76319), e+, CNプレイガイド
〈K-POP Miracle Night〉オフィシャルサイトはこちら