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―DVDには未収録ですが、オープニング映像のシチュエーションも絶妙でよね。ライブに行かれた方はご覧になられたと思いますが。

屋敷：そうですね、今回はドラマ「ビーチボーイズ」風。その前はDJ OZMAさん。
嶋佐：僕らちょっと古い人間なのかな。
屋敷：ははは！シンプルにね（笑）シンプルにおじさんになってきてるのかもな。だって中高生の修学旅行生の前で窪塚さんのネタやったら無茶苦茶スベリますからね（笑）
嶋佐：伝わんないんだよね。
屋敷：だからもっと今の流行にも敏感にならんとなって思いますよね。

―他にもDragon AshやKREVAなど音楽ネタも多いですが、もともと音楽が好きなのですか？

嶋佐：僕は結構好きでよく聴いてますね。ロックとか。
DVDには入らないんですけど、単独ライブでネタの合間に入れる曲を決めるのが毎回楽しいんですよ。DJ気分で。
屋敷：その時間マジで俺待ってるだけなんですよ（笑）嶋佐ひとりでずっとやってるんで。
嶋佐：僕、その合間の曲を決めるのに毎回一時間くらい考えてますからね。この曲がいいなとか。
屋敷：ネタに関連して言うと、KREVAさんのネタやったあとはKREVAさんの歌流したりしてますね。

―ライブに来た人もそうでない人にも向けて、このDVDの見どころを教えてください。

屋敷：ネタはもちろん30本、僕らのベストネタを収録させてもらったっていうのと、あと単独ライブでしか流してないVTRとかがあるんで見応えあると思います。「君ヲ想フ」のMVもオススメですね。あれは代々木公園で撮影したんですけど、お世話になってるスタッフさんにめっちゃいい機材使って撮影させてもらってるんでね。

―撮り下ろしの映像も入ってますよね。

屋敷：そうですそうです。でもこれに関しては僕ら何も努力してないんで。ただ一日をカメラ回してもらって、できるディレクターさんとできるスタッフさんに編集してもらっておもしろい感じにしてもらったんで。

―このライブの密着ですか？

嶋佐：いや違いますね。
屋敷：たまたまめっちゃ忙しい一日があってその日を密着してもらった感じですね。

―いろいろおもしそうですね。

屋敷：そうなんですよ。僕、昔からお笑いがめっちゃ好きやったんで、自分がめっちゃ好きな芸人がこんなDVD出してくれたらええなっていう感じになったと思います。ネタがめっちゃ入ってるし。お笑いファンの心理としてはとりあえずめっちゃネタ観たいんですよね。あとはドキュメントだったり普段の感じを観たいんですよね。で、VTRネタなんかも。だから僕らのこのDVD、中身に関してはマジでオススメなんですよ。
嶋佐：そうなんですよ、だから観てほしいですよね～。本当に観てほしい。全員に。
屋敷：なんやそれ（笑）全員は絶対観んよ（笑）

―今回、DVDのタワレコオリジナル特典アザージャケットの絵柄にリムジンとの写真を使わせてもらったのですが。

嶋佐：ありがとうございます！
屋敷：ありがとうございます！2個前の単独ライブでリムジンを使わせてもらったんですよ。

―出来上がったアザージャケットがこちらになります。（実物を披露）

屋敷：うわ～かっけー！
嶋佐：かっけー、売るやつもこっちにすればよかった。
屋敷：マジでこっちの方がいい（笑）
嶋佐：かっこいいすね。ありがとうございます。
屋敷：あれ？これ写真のうしろって…CGにしてる？
嶋佐：わ～本当だ、すげぇ！
屋敷：すばらしい。これいいですね、もしかしたら今までで一番いいかもしれないですね。
嶋佐：でもさぁ、なんか損してない？俺ら実際にこんな海とか行ってないのに。

―笑

屋敷：え？どういうこと？海に？
嶋佐：実際に行ってないのに実際に行ったことあるみたいなことになっちゃうじゃん。
一同：笑
屋敷：たしかにね（笑）贅沢してる奴みたいにね（笑）
嶋佐：はっはっはっはっは（笑）

―笑
―途中でもお話に出ましたが、テレビ番組で「2016年ブレイク必至の芸人」としてニューヨークが挙げられていましたが、ご自身たちとしてはどうですか？

屋敷：結構あの番組を観てくれてた方が多かったみたいで、いろんな兄さん方にも「あれ1位だったね」とかめっちゃ言ってもらえましたね。でもゲッターズさんに言われたからどうこうじゃなくても、そろそろいかんとなっていうのが自分らの中にもあるんで。7年目で。で、ああいう風にも言うていただいたんで、腹くくる感じはありますね。賞レースもそうですし、毎年言うてますけどがんばりたいですね。
嶋佐：がんばりたいっすね。あと、カリスマになりたいんですよねやっぱり。

―笑
―大ブレイクを目指して＜2016年の抱負＞をひとこと書きつづってください。

屋敷：抱負、今もう2月ですけどこの時期に2016年の抱負を考えるって斬新ですね。
（屋敷さん書き終わって）
屋敷：うまいこと言いましたよ。「爆売（ばくうれ）」。

―爆買い的な感じですね（笑）

屋敷：DVDも売れてほしいし僕らも売れてほしいし。
嶋佐：なるほどね。
屋敷：うまいこと言うたな俺。この短時間じゃ普通思いつかないですよ（笑）
嶋佐：すごいな。なんだろなー。「売れるぞ」でいい？
屋敷：いや、やめてくれよ（笑）しかも俺が言うたやつの薄すめたやつ（笑）
嶋佐：もうねぇほんとにねぇ、カリスマになりたいのよ。カリスマってもう古い？
屋敷：カリスマは古いねぇ、だいぶ古いよ（笑）もう言わんなぁカリスマは（笑）

―絶妙なのが出ましたね（笑）

嶋佐：よし。
（嶋佐さん書きはじめる）
嶋佐：考えたら「カリスマ」って初めて書くかも。「カリスマになる」

※実際に書いていただいた＜2016年の抱負＞はこちら！

―最後に、タワーレコードには「NO MUSIC,NO LIFE.」というフレーズがあるのですが、これは音楽があることで普段の生活がちょっと豊かになるという意味合いがあるのですが、お2人にとっての「NO ○○,NO LIFE.」を教えてください。

屋敷：急にきたなぁ、マジでヤバイ！
嶋佐：これはねぇ、みんな言いたいんですよ絶対。
屋敷：NO ○○を考えてNO LIFEを残すんですよね？
嶋佐：それぞれで一個ですか？

―そうですね。

屋敷：むずかしいなぁ～。

（少し沈黙のあと）
嶋佐：これはどうかなぁ。（人差し指を立てながら）
一同：爆笑
屋敷：なになに急になに（笑）誰やったん急に（笑）
（しばらく笑いが収まらず）

嶋佐：NO ニューヨーク、…NO ジャパン！
屋敷：いやNO LIFE残す言うたやん（笑）
嶋佐：あーヤバ（笑）そしたらNO ニューヨーク,NO LIFE.になっちゃうよ？
屋敷：そんなことないやろ（笑）NO ニューヨーク,NO ジャパンってなんやねん（笑）自分の中で好きなものとかあるやろ。

―そうですね、例えばお酒が好きであればそれでもいいですし。

嶋佐：なるほどね、そっちでアピールした方がいいのか。
屋敷：いやぁ～どうしよー。
（少し考えて）
嶋佐：NO SEXいく？

一同：笑
（嶋佐さん高笑い）

屋敷：いやそれいくんやったらお前だけでいってくれよ（笑）もー（笑）
じゃあ俺決めました。NO HAPPYにします。
嶋佐：え？
屋敷：「NO HAPPY, NO LIFE.」
嶋佐：え？なにそれ、アイドルみてぇな答え。ハッピぃー？

―笑

屋敷：ハッピー。しあわせよ。しあわせが一番大事ですからね。
嶋佐：お前「マザー」でいいじゃねぇかよ。
屋敷：いやいやいや気持わりぃわ、マザコンやろそれ（笑）
嶋佐：じゃあ俺はSEXで。

―タイトルの『Love＆Peace』にもかかってる感じありますしね（笑）

屋敷：そうですね。初単独ライブのタイトルも『Sex and New York』でしたからね。
嶋佐：でもこれ知らない人からしたらさ、ただ本当にSEXが好きな奴って思われちゃうよね。
屋敷：まぁSEXがないと命は生まれへんからな。
嶋佐：そうだね。これ、誰も言ったこと無いんじゃないですか？ロッカーとかでもまだ言ったことないでしょきっと。

―たぶん無いと思います（笑）

嶋佐：これはやってやったな。
屋敷：やってやったね。やばいよAV男優しか言わへんもん（笑）

―笑

嶋佐： いきったバンドマンなんかもさ、きっと言えないんだよSEXって。俺が言ってやるわ。うん、NO SEXで！「NO SEX, NO LIFE.」！

―では、以上です。
屋敷さん、嶋佐さん短い時間でしたが、インタビューありがとうございました！

【担当こぼれ話】
インタビュー中に突然嶋佐さんが人差し指を立てて話し出した時の絵がとてもおもしろかったのですが写真に収められなかったのが心残りです。共有したかったです。
あと、インタビュー内でお話できなかったのですが、個人的に（もう1人いる担当も）もうひとつお気に入りがありまして、ピザ屋を舞台にした「バイト先の先輩」というネタなのですが、このネタに引っ張られてルミネでライブを観たあとにピザを食べに行くほどハマりました（笑）あの先輩風に言うならば「このDVDを買ってDVDプレーヤーに“ぶち込むだけ”」です。そしてこの世の中にニューヨーク旋風をぶち込んでいってほしいです！

Text：Yuko Hatano

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