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渋谷店パイドパイパーハウス レコメンド<邦楽 1>

パイドパイパーハウス



『あがた森魚/日本少年 - ヂパング・ボーイ』(Philips / 1976)
天衣無縫な天才ぶりを見せつけた衝撃のデビュー作。アメリカン・サイドでは本気のリトル・フィートを手玉に取ってグルーヴを極め、ジャパニーズ・サイドではティン・パン・アレー&ムーンライダーズ人脈と和楽器や民謡の奇抜な新訳にも興じている。その技量と独創性が圧巻。

 

『荒井由実/ミスリム』(Express / 1974)
人気を不動にした名曲揃いのセカンド。 ティン・パン・アレーの演奏にシュガー・ベイブのコーラスという、その意味では長門ファミリー大集合の賜物でもある。現場のヘッド・アレンジで作り上げていくキャロル・キング『つづれおり』方式を取り入れた村井邦彦プロデュースも見事。

 

『いしだあゆみ/アワー・コネクション』(Columbia / 1977)
歌手から女優へと向かう横顔に都会の恋模様を映した作詞家・橋本淳のプロデュース作で、楽曲は細野晴臣と萩田光雄が書き分け。程良いセンスが光るティン・パン・アレー・ファミリーの演奏により歌謡曲以上のシティ・ポップスに。山下達郎&吉田美奈子コーラスもさり気なく素敵。

 

『大滝詠一/ナイアガラ・ムーン』(Niagara / 1975)
プロデューサー的見地からあえてノヴェルティ・サイドに位置づけしたナイアガラ・レーベルでの初作。ソロ2枚目。ニューオーリンズR&Bやオールデイズ趣味を爆発させたパロディ・ポップスの嵐が痛快の極み。音固めはティン・パン&シュガー連合と福生スタジオ45にて。

 

『大滝詠一/ア・ロング・バケイション』(Niagara / 1981)
まさにエヴァーグリーン。日本のポップスにおける不滅の金字塔。作品はもとより、歌唱、演奏、サウンド・プロダクションの隅々に至るまで完璧である。とりわけ、ファースト以来となる松本隆との再会はうれしい。ナイアガラ・ミュージックは壮大なひと回りを果たして帰還した。

 

『大貫妙子/グレイ・スカイズ』(Panam / 1976)
シュガー・ベイブ解散を凛と受け止め、瑞々しく旅立ったソロ・デビュー作。山下達郎がアレンジしたシュガー・べイブ時代のレパートリーはバンドの残り香を心地よく漂わせ、坂本龍一や細野晴臣が手がけたその後の楽曲ではそれまで見せなかった静謐な表情を浮かべている。

 

『カーネーション/Multimodal Sentiment』(CROWN STONES / 2016)
緻密に作られた楽曲や演奏力抜群のアンサンブル、人生の哀楽を鋭く綴った歌詞や圧倒的で個性的な歌唱で、1988年結成以来、33年間に渡りミュージック・ラヴァーから熱い支持を受けているロック・バンド、カーネーションの4年ぶり16枚目となるオリジナル・アルバム!

 

『久保田麻琴と夕焼け楽団/ディキシー・フィーバー』(Showboat/1977)
『ハワイ・チャンプルー』に続く、彼らのハワイ録音。鍵盤にロニー・バロンが全面参加、前作より深まったグルーヴ感が全編に横溢し、カヴァー曲のセンスも極上だ。日本におけるレイドバック・サウンドの名作。制作はハリー細野とマック久保田。名曲「星くず」を収録。

 

『小坂 忠/ほうろう』(Mushroom / 1975)
フォークからソウルへ、シンガーとしての幅をぐっと広げた4枚目。躍らせたのはティン・パン・アレーのファンキーな演奏と山下達郎や吉田美奈子の黒っぽいコーラス。細野晴臣プロデュースで、目指していたMFSBやマッスル・ショールズ・リズム・セクションの流儀を実践している。

 

『佐藤 博/スーパー・マーケット』(Wave Concept / 1976)
関西ブルース・シーンからハックルバック~ティン・パン・アレーに合流した鍵盤名手。メロウなエレピはもちろんナイアガラでのニューオーリンズ・ピアノも本格派。渋甘な歌声ともども秘技の数々を収めたLA録音の初ソロ作。吉田美奈子に書いた「レインボー・シー・ライン」を自演。

 

『サニーデイ・サービス/DANCE TO YOU』(ROSE RECORDS / 2016)
サニーデイ・サービスの真髄が結晶化した、究極のポップアルバム。曽我部恵一のビタースウィート&シルキーなヴォーカル、メロウネスとメランコリーが宿る美しいメロディ群、めくるめくポップマジック。今作にはこうしたバンドの真骨頂が惜しげもなく注ぎ込まれており、同時に、これまでとは明らかに異なる新たなサニーデイの魅力に満ち溢れています。ジャケット・イラストレーションは永井博、ジャケット・デザインは小田島等。

 

『シュガー・ベイブ/ソングス』(Niagara / 1975)
素敵なSHOWの始まりだよ~と山下達郎が高らかに響かせた瞬間、その色彩感と躍動感は永遠のものに。ポップスの正体を突き止めていた彼らの唯一の作は、大瀧詠一ナイアガラ・レーベルの記念すべき第一弾で、時代を超えた正真正銘のグッド・タイム・ミュージック。

 

『Chocolat & Akito 、 The Mattson 2/Chocolat & Akito meets The Mattson 2』(RALLYE / 2016)
片寄明人とChocolatの夫婦デュオと、カリフォルニア発の双子ユニットによるコラボ作。前者のメロウでソング・オリエンテッドな作風と、後者のジャズ~ポスト・ロック志向が、〈AOR〉という共通項でシームレスに溶け合っている。憂いのあるハーモニーが絶妙にラフなアンサンブルに乗った瞬間の美しさがたまらない。

 

『鈴木 茂/バンド・ワゴン』(Panam / 1975)
単身渡米してサンタナ、スライ&ファミリー・ストーン、タワー・オブ・パワー、リトル・フィート選抜のベイエリア軍団と張り合った衝撃の初ソロ作。強靭なリズムに乗って疾走するスライド・ギター、高揚する歌声はまさに微熱少年の魂。「砂の女」はシュガー・ベイブもライヴでカヴァー。

 

『鈴木 茂/ラグーン』(Panam / 1976)
『バンド・ワゴン』から一転してソフト&メロウな境地に至ったセカンド。ハワイ録音で、鍵盤にお気に入りのエレピ奏者マーク・レヴィンを起用している。ボサ・ノヴァやサンバをベースにした穏やかなシティ・ポップ、軽やかなフュージョン・インストは、のちのアレンジャー志向の表われ。

 

『ティン・パン・アレー/キャラメル・ママ(Panam / 1975)』
単なるリズム・セクションの枠を超えたサウンド・プロデュース集団へと発展した彼らのファースト。細野のエキゾチック、鈴木のブラジリアン、林のファンク、松任谷のアメリカンと、四者四様にプロデュースした楽曲が多彩。その一方でトータルなサウンド・カラーも焼きつけている。

 

『ティン・パン・アレー/ティン・パン・アレー2(Panam / 1977)』
セルフ・カヴァーから フォーク系ヒットまでの振れ幅で選んだ素材を匠ティン・パン・アレー印に仕立てたセカンド。裏方セッション・ワーク集大成の感は否めぬも、要所でセンスがキラリ。「ろっかばいまいべいびい」と「ポケットいっぱいの秘密」だけブレッド&バターとマナの歌入り。

掲載: 2016年09月10日 08:35

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