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私の「1970年代ロック名盤」(新宿店)

ビートルズの解散で幕を開けた70年代は、ハード・ロック、プログレッシヴ・ロック、グラム・ロック、AORなど、多様化した音楽性が発展したロック黄金期とも言える時代です。その莫大な数の名盤の中から、洋楽を聴き始めた学生時代に聴きこんできたアルバムを中心にセレクトしました。1アーティストにつき1枚で、出来るだけ幅広い音楽性からの選盤を心掛けましたが、個人的な趣向からハード・ロック、プログレ色が濃くなっているのはどうぞご容赦ください。

Selected by

新宿店/T.K.
7階所属。HR/HMと現代JAZZを良く聴いています。

Led Zeppelin『プレゼンス<スタンダード・エディション> <通常盤>(世界同時発売/RM)』

伝説のロック・バンド、レッド・ツェッペリン後期の最高傑作と称される本作。全ての装飾を削ぎ落したストレートなサウンド、シンプルかつソリッドな演奏のなかに、彼ら4人にしか出せない極上の「音」と「グルーヴ」が詰まっている。後のヘヴィー・メタルの先駆けと言われる「Achiles Last Stand(邦題:アキレス最後の戦い)」は、10分を超える大作ながらも、圧倒的な構築美とスリリングさで、長尺さを感じさせない名曲。全ての楽器の音に全神経を集中させて聴きこむことを推奨します。


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Aerosmith『ロックス(Blu-spec CD2/RM)』

2001年に「ロックの殿堂」入りを果たした、アメリカを代表するハード・ロック・バンドの4thアルバム。全米チャート3位を記録し、バンドの人気を決定づけた。スティーヴン・タイラーの荒々しいシャウトが炸裂する「Back In The Saddle」の絶大なインパクトで幕を開け、ヘヴィー&ファンキーなグルーヴの「Last Child」、痛快な疾走曲「Rats In the Cellar(邦題:地下室のドブネズミ)」と続き、凄まじいほどの緊張感と硬質なサウンドで駆け抜ける35分間。


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David Bowie『ジギー・スターダスト(世界同時発売/RM)』

デヴィッド・ボウイの5枚目のアルバムで、異星からやって来た架空のロックスター「ジギー」の栄光と没落を描いたコンセプト・アルバム。宇宙人を思わせる奇抜な衣装やメイクなど、そのヴィジュアルと音楽性の高さでロックをアートとして成立させた。ボウイの稀有なメロディー・センスが炸裂した「Starman」を筆頭に全曲シングルカットでもおかしくないクオリティの楽曲が並ぶ。「Moonage Daydram(邦題:月世界の白昼夢)」でのスペーシーなギター・ソロなど、ミック・ロンソン(Gt)の貢献度も素晴らしい。


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Pink Floyd『狂気 <完全生産限定盤>(LTD/PS/RM)』

プログレッシヴ・ロックの代表格、ピンク・フロイド8枚目のオリジナル・アルバム。現代社会の緊張と抑圧、人間の心のなかに潜む狂気をテーマにした一大コンセプト・アルバムで、あのマイケル・ジャクソンの『スリラー』に次ぎ世界で2番目の売上枚数となる記録的なモンスター・アルバム。心地よい浮遊感を感じるデイヴ・ギルモアのギターを中心とした壮大なサウンドスケープ、ヒプノシスが手掛けた象徴的なアートワーク、「The Dark Side of the Moon」を「狂気」と表現した邦題のセンス、全てが完璧だ。


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Queen『Queen II <初回生産限定盤>(UK/LP/LTD)』

レコードのA面とB面を、それぞれブライアン・メイが中心に作曲をした「ホワイト・サイド」と、フレディ・マーキュリー作曲のみの「ブラック・サイド」に分けたコンセプト・アルバム。特に、B面にあたる「ブラック・サイド」の流れが素晴らしく、テープを逆再生した音から始まるハード・ロックな「Ogre Battle」、フレディ節満載の「The Fairy Feller’s Master-Stroke」、美しいピアノ・イントロから始まるバラード「Nevermore」と、クイーンの魅力が凝縮されている。


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King Crimson『レッド』

英国のプログレッシヴ・ロック・バンド、キング・クリムゾンの7thアルバム。ロバート・フリップ(Gt)、ビル・ブルーフォード(Ds)、ジョン・ウェットン(Ba/Vo)を中心としたラインナップの第2期クリムゾンの最後を飾る作品。メタリックなギターリフを中心としたインスト曲「Red」や、叙情的で静かなイントロから徐々に盛り上がりを見せ、激しい即興演奏の応酬へと展開する「Starless」など、ソリッドで密度の濃い楽曲が並ぶ。クリムゾンの叙情性と攻撃性が濃厚に表現された傑作。


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Steely Dan『彩(エイジャ)(SHM-CD)』

ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーのデュオによるグラミー賞の最優秀録音賞を受賞した6thアルバム。ラリー・カールトン(Gt)、スティーヴ・ガッド(Ds)、バーナード・パーディ(Ds)、ジョー・サンプル(Key)、ウェイン・ショーター(Sax)など、最高峰のスタジオ・ミュージシャンが参加。一見シンプルに聴こえるサウンドは、納得するテイクが出るまで何度も何度も録り直された妥協のない演奏と、徹底的に磨きこまれた極上のサウンド・プロダクションの賜物。音の職人たちによるAOR/FUSIONの金字塔的作品。


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George Harrison『オール・シングス・マスト・パス(+BT/2SHM-CD/RM/DIGI)』

ビートルズ解散後に発表された、ジョージ・ハリスンのソロ最高傑作として名高いアルバム。発表当時は異例のLP3枚組にもなる大作ながらも、全米全英共に1位を獲得。リンゴ・スターや、デュアン・オールマンを除くデレク&ドミノスのメンバー(もちろんエリック・クラプトンも!)が参加。シングル・カットされた「My Sweet Lord」「What Is Life(邦題:美しき人生)」をはじめ、「Wah-Wah」、「Isn't It a Pity」など名曲揃い。エヴァーグリーンな魅力に溢れる名盤。


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Rush『2112(RM)』

カナダの至宝ラッシュの4作目。ニール・パート(Ds)による哲学的な詩を表現したサウンドは、全7章からなる大曲「2112」を生み出し、プログレッシヴな彼ら独自の音楽性を確立することに成功した。ゲディ・リーのヒステリックなハイトーン・ヴォーカル、アレックス・ライフソンのハードでメタリックなギター・プレイ、ニール・パートの歌心あふれるドラミングは圧巻。何よりたった3人でこの神秘的で壮大なサウンドを作り上げているというのだからスゴイ。


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Captain Beyond『キャプテン・ビヨンド(SHM-CD)』

第1期ディープ・パープルのヴォーカリスト、ロッド・エヴァンスと、アイアン・バタフライ、ジョニー・ウィンター・バンドのメンバーからなるバンドの1st。スペーシーなサウンドと切れ味のあるギター・リフのプログレ・ハード的な音楽性だが、何よりドラムのボビー・コールドウェル(1978年デビューのAORシンガーとは同姓同名の別人です。)がスゴイ!変則的なビートを自在に操る驚異的なテクニック、彼のパワフルで切れのあるドラミングだけでも聴く価値あり。


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タグ : タワレコ名盤セレクション

掲載: 2020年05月21日 00:00

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