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私の「今、聴いてほしい2020年の洋楽10選」(難波店)

今年も良い作品が続々とリリースされている洋楽シーン。昔に比べオンライン上で簡単に音楽が聴けるようになったとはいえ、選択肢が多いため『良い作品にたどり着けない』って方は多のではないでしょうか?そんな方の手助けになればと、2020年発売の洋楽(主にROCK/POP)のオススメ作品を独断と偏見で紹介させていただきます。内容は勿論のこと、アートワークも素晴らしい作品が多いので、是非ジャケットやブックレットを手に取って眺めながら、自宅で聴いていただきたい。これぞCDやレコード(ほぼ全ての作品がLPでのリリースもあり)を所有することの喜びです!

Selected by

難波店/赤瀧
難波店6F(主に洋楽)担当。音楽の他には競馬が大好き。好きなジョッキーは武豊とクリストフ・スミヨン。

 

Hayley Williams『ぺタルス・フォー・アーマー(金曜販売開始商品)』

人気オルタナティブ・ロックバンド、パラモアのヴォーカリスト、ヘイリー・ウィリアムスが待望の初ソロ・アルバムを遂にリリース。内容は若くてパンキッシュだったバンド時代の音楽性とは一味違い、シンセを多めに使用したクールでモダンなオルタナ・ロック。チャート受けしそうなダンス・ポップからポスト・ロックっぽいアレンジの曲まで音楽的幅はかなり広く、彼女の成長を感じさせます。グッと大人になった彼女のエモーショナルなヴォーカルも素晴らしい!


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Waxahatchee『SAINT CLOUD』

アラバマ州バーミンガム出身のシンガーソングライター、ケイティ・クラッチフィールドのプロジェクトがこのワクサハッチー。5枚目の新作は歌と生楽器を中心に据えたフォーキーなアメリカーナ作。彼女のハスキーな声とセンチメンタルなメロディは感傷的で郷愁を誘い、聴き手の涙腺を緩めるには十二分。乾いた質感のシンプルなバンド・サウンドはより彼女の歌を引き立てており、いい意味で非常に聴きやすい。長く何回も繰り返し聴きたいアルバムですね。


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Ron Sexsmith『エルミタージュ(世界同時発売/+2)』

カナダの偉大なシンガーソングライター、ロン・セクスミスの最新作。居をより田舎であるカナダはオンタリオ州のストラトフォードに移して初となる作品。長年の盟友でもありドラマーのDon Kerrがプロデュースし、ドラム以外の楽器をロン自身が演奏。もういつもと変わらない上質なポップ・ソング集だが、やはりホーム・レコーディング特有の、密室的で温もりのある音像が素晴らしい。リラックスした彼の声も含めハートウォームで幸福感に満ちた好盤です。


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The Strokes『ザ・ニュー・アブノーマル(金曜販売開始商品)』

アメリカの大人気ロック・バンド、ストロークスの7年ぶりとなる新作。遂に実現したと言ってもよい、リック・ルービンをプロデューサーに迎えての新作で、ルービンらしいバンドの演奏をダイナミックに生々しく録音しており、近作で聴けた80's風のシンセを絡めつつも、シンプルに”ロック”している感が最高に良い!特に"Eternal Summer"や"Why Are Sundays So Depressing"などのミディアム・テンポのねちっこいグルーヴはくせになりますね。キャリアを積んだからこそ成しえる、キャッチーかつディープな力強い傑作です。


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Ashley McBryde『Never Will(EU)』

カントリー・ミュージックの聖地、そして現代アメリカ音楽の中心地でもあるナッシュヴィルで今注目の女性シンガーソングライター、アシュリー・マクブライドの新作。ソングライターとしての活動が長いこともあり、とにかく彼女の作る曲が秀逸。どの曲もキャッチーで聴いていて飽きが来ません。芯のある声も魅力的で、各方面から評価が高いのも納得。コンテンポラリー・カントリー好きは絶対必聴です!


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Mandy Moore『Silver Landings(INTL)』

女優としても活躍するマンディ・ムーアがビートリッシュなサウンドで有名なマイク・ヴィオラと夫でもあるテイラー・ゴールドスミスと共に作り上げた10年ぶりの新作!デビュー期のポップ全開路線とは違い、近作ではフォーク/ソフトロックな作風なのだが、今作もそれを更に推し進めた内容。もうシンプルに彼女の声と曲のクオリティが素晴らしく、嫌みのないアコースティックなアレンジと相まって、良い意味で非常に聴きやすい作品だ。アメリカーナ好きの方にも大推薦します。


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Huey Lewis & The News『Weather(世界同時発売/EU)』

80年代に数々のヒット曲を放ったアメリカ屈指の人気バンド、ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースによる、オリジナル作としては約19年ぶりとなる待望の新作。彼のロックンロール魂、ソウルマナーを保ちつつ、どことなくベテランらしい余裕を感じさせる所が良いですね!ヒューイのハスキーボイスもキャリアを重ねた分、更に良い感じに枯れております。ミックスは黄金期を共にした名手ボブ・クリアマウンテンが担当。


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Tennis (Indie Pop)『Swimmer』

コロラド州デンバーの夫婦デュオ による通算5作目はストリングスを除くほぼすべての楽器を二人が演奏し、MUSEやフランツ・フェルディナンドなど手掛けたクラウディウス・ミッテンドーファーがミックスを担当。60年代ポップスをモダンに鳴らす彼らの音楽は個性的かつ完成度が高く、ヴォーカル、アライナ・ムーアの声も非常に魅力的。おしゃれ&レトロ感たっぷりのミュージック・ビデオも彼らのセンスの良さを感じさせます。音楽IQの高さを感じさせる傑作です!


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Bombay Bicycle Club『Everything Else Has Gone Wrong(世界同時発売)』

ロンドンの人気インディー・ロック・バンド、ボンベイ・バイシクル・クラブの最新作。セイント・ヴィンセントらを手掛け、グラミー受賞歴もあるジョン・コングルトンがプロデュース。彼ららしい“インディー・プログレ”は健在で、ジャーマン・ロック的なアナログ・シンセ音やミニマルや変調子など様々なリズム・パターンを駆使しつつ、前作に比べて音全体に力があり、より感情的だ。歌詞がシリアスだが最終的に“ポップ”に纏めているところは流石です。


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Of Montreal『UR FUN』

ジョージア州アセンズのロック・バンド、オブ・モントリオールによる通算16枚目のスタジオ作。これまでの多人数が参加するスタイルとは違い、ホームスタジオで自身が全ての楽器を録音したという作品で、内容はシンディ・ローパーやジャネット・ジャクソンに影響を受けたという、ダンサブルでキラキラした80‘sリバイバル。近作のエレクトロ・ポップ路線の延長上ですが、より振り切った感があり、そしてただの懐古主義でなくモダンに仕上げている所は流石ですね。


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タグ : タワレコ名盤セレクション

掲載: 2020年06月03日 00:00