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レコードで聴きたい「20世紀の日本ロック&ポップ名盤」特集

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RCサクセション『シングル・マン』


フォークもロックもソウルも鳴り響く1976年の奇跡の名盤。邦ロック屈指の名曲「スローバラード」収録。

チャボ加入前のトリオ時代に産み出され、今でもRCファンから愛される一枚ながら、2年もお蔵入りになった上、早々と廃盤になってしまった不幸な過去も。 しかし、どう考えてもRCにしか鳴らせない曲が満載の超重要盤であることは間違い無く、特にスタッフの死に対して歌われた「ヒッピーに捧ぐ」は深く心に突き刺さる。この後、エレキ編成5人組ロックバンドとして大ブレイクを果たす、その前夜に「スローバラード」が産まれているというストーリー含め、やはり清志郎とRCが音楽の神様に愛されていると言わざるを得ない。清志郎アイデアによるジャケットも可愛くて最高。

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アーント・サリー『Aunt Sally』


Phewが率いるAunt Sally、1979年にVanity Recordsからリリースされた独創的ポストパンクアルバムが米Mesh-Keyより正規リイシュー。オリジナルテープからリマスター。

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あがた森魚『乗物図鑑』


あがた森魚、1980年の事件的名作。その後ジム・オルークを始め世界中に影響を与えた重要作がオフィシャル再発売。
1977年「君のこと好きなんだ。」発売直後から取り組んだ大作「永遠の遠国」が制作途中で頓挫し約2年も表舞台から消えたあがた森魚が、大阪の最尖鋭カルチャー音楽誌ロックマガジン編集長でヴァニティ・レコードを主宰する阿木譲から声を掛けられ、来るべき80年代に向けリセットすべく、1979年11月に2日間で作ったのが「乗物図鑑」。この直後、A児となりヴァージンVSを結成、再び成功を収め80年代前半を駆け抜けたあがた森魚の基となった重要作。

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暗黒大陸じゃがたら『南蛮渡来』


『南蛮渡来』は「暗黒大陸じゃがたら」名義で1982年バンド自身のレーベルUGLY ORPHANからリリースしたファーストアルバム。初期からのパンク的要素とのちの黒人音楽~アフロ要素が混在し、闇雲なパワーと危うさを孕んだ本作は、発表と同時に国内の代表的なロック・メディアから高い評価を受けた。本作のジャケット・デザインは再発の度に変更され全部で4種あると言われるが、今回のLPのデザインは初回発売盤に準拠している。

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ECD『ECD』


日本語ラップ史上最重要ラップ・コンテスト『Check Your Mike』の主催や、エポック・メイキングとなった『さんピンCAMP』の総監修など、精力的かつマルチな活動で1980年代後半のヒップホップ黎明期からシーンを牽引してきたECD。本作は、高木完、スチャダラパー、川辺ヒロシ、illicit tsuboi、須永辰緒ら盟友達と作り上げたアルバムとなっています。後にメジャー・デビュー10周年記念盤『Master』にインストが収録されることになる"Power of the Underground"、大ネタが連発するトラックにタイトル通りの漫画ネタを歌詞にし、LL Cool Jの"Mama Said Knock You Out"を下敷きにしたサビが光る「漫画で爆笑だあ!」などを収録。

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INU『メシ喰うな!』


10代の衝動と、10代とは思えない歌詞が衝撃!現在でも聴き継がれるジャパニーズパンクの名盤!

現在は芥川賞も受賞した作家として、音楽も『汝、我が民に非ズ』として活動している町田康が、まだ10代で結成したバンド『INU』。当時、町田町蔵と名乗っていた10代の感受性が爆発し、10代とは思えないことばを文学的に吐露したような歌詞が胸を刺してくる。
81年リリースの本作は『INU』として唯一のオリジナルアルバムであり、この1枚に注ぎ込まれたエネルギーやノイズが怒涛の如く降り注ぐ凄みすら感じさせる作品で、確かにパンクアルバムなのだけれども、ジャンルに関係無く体感してみてほしい。
プリミティヴでありながら演奏の凄み、ボーカルの凄み、歌詞の凄みが一貫としていて、80年代の多様なカルチャーが供給されてきた時期の中でもひと際異彩だったからこそ、現在まで聴き継がれてきた傑作!

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忌野清志郎『Memphis』


敬愛するバンドマン スティーブ・クロッパーをプロデューサーに迎え、メンフィスでのレコーディングを敢行。スタックス・ソウルの名盤の数々を作り上げた伝説的バンド「BOOKER T. & THE MG'S」との共演で作り上げたR&Bへの愛に溢れたこの名盤を初アナログ化。
オリジナル・プロデューサーであるスティーブ・クロッパー監修の元、ナッシュビルの名門スタジオSterling Soundにてアナログカッティング。清志郎の本当の原点が30年以上の時を経て最高の音質で蘇る!

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宇多田ヒカル『First Love』


弱冠15歳で放った1stアルバムのアナログ盤。アメリカ仕込みの完璧な歌唱力と卓越したメロディー、そして類を見ないパフォーマンスが邦楽、洋楽、クラブシーンと広範囲のリスナーに新たな価値観を植え付けた、記録破りの大ヒット作。 (C)RS

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SS『live!』


ハードコアパンク誕生前夜の1978年に突如現れた伝説のバンド『SS』。当時世界最速と評された彼らの貴重なライブ音源が待望の初アナログ化!
80年代インディ史に残る名盤『SS』のリマスタリングLP。SSは、INU、ウルトラビデ、アーントサリーと共に、関西NO WAVEの中心として関西パンクロックシーンを形作った、日本パンクロックの最重要バンド。世界最速ハードコアパンクロックバンドSSがアルケミーに残した音源。ラモーンズをヘタクソにして3倍速にしたとの評価も。収録されてるのは79年のライブ(全36曲、34分)だけど後のオリジナルハードコアの連中より速い。同時期に活躍したINUのメシ喰うなの影に隠れがちだけどこのSS LIVE!も日本のパンク黎明期を代表する名盤。

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遠藤賢司『満足できるかな』


1971年11月に当時ポリドールからリリースされた遠藤賢司の2ndアルバム『満足できるかな』。ヒット曲「カレーライス」を収録した本作は、前作『niyago』に引き続き、はっぴいえんどの3人(細野晴臣、鈴木茂、松本隆)を起用し、日本語ロックを高らかに鳴らした歴史的名盤として今なお聴き継がれている。タイトル曲の「満足できるかな」をはじめ、ウクレレを用いたカラっと明るい「寝図美よこれが太平洋だ」、どこか妖しくダウナーな雰囲気を醸し出す究極のアシッドフォークソング「君はまだ帰ってこない」、「待ちすぎた僕はとても疲れてしまった」、「ミルクティー」など、のちのライブでも演奏される機会が多かった楽曲も多く収められている。オリジナル・マスターテープから湯浅学氏監修のもとカッティングを実施、オリジナルに近い質感と高音質を実現したアナログ盤で聴く『満足できるかな』最後の決定盤。 (C)RS

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大滝詠一『A LONG VACATION』


大滝詠一が1981年3月21日に発表したアルバム『A LONG VACATION』発売40周年を記念して、2021年3月21日 にリリースされた『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』のアナログレコードがカラーヴァイナル仕様でアンコールプレスされ、完全生産限定盤としてリリース。

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大貫妙子『クリシェ』


東京とパリで録音された大貫妙子通算6枚目のアルバム。東京録音のアレンジは坂本龍一、パリ録音のアレンジは、フィルム・コンポーザー、フランシス・レイのアレンジや映画「愛と哀しみのボレロ」の音楽監督としても知られるジャン・ムジーが担当。「黒のクレール」「色彩都市」「ピーターラビットとわたし」を含む大貫妙子初期を代表するアルバム。 (C)RS

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尾崎豊『十七歳の地図』


17歳で衝撃デビューを飾った永遠のカリスマ原点にして最高傑作!

高校を中退し17歳で鮮烈デビューした、1983年のファーストアルバム。”15の夜”、”十七歳の地図”、”僕が僕であるために”またドラマの主題歌に起用された”OH MY LITTLE GIRL”、名曲”I LOVE YOU”など今も歌い継がれる名バラードも本作に収録されている。
尾崎自身が経験した出来事をありのままに詩に投影した嘘偽りのないストレートな言葉の数々。
当時の10代達の多くが尾崎の歌を自身のやり場のない気持ちの拠り所としていた。センセーショナルな話題も多かったが、本作に改めて触れてみると普遍的メロディーを紡ぐ作曲センス、そして何より声の魅力がメッセージ性と説得力をより強めて聞き手に届いて来る。

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ORIGINAL LOVE『LOVE! LOVE! & LOVE!』


1988年よりピチカート・ファイヴと平行で活動していた田島貴男は、1990年にORIGINAL LOVEでの活動に専念するためにピチカート・ファイヴを脱退、翌1991年に田島貴男と井出靖との共同プロデュースでリリースされた通算2枚目でありメジャーでのファーストアルバム。イギリスのクラブシーンで勃興していた「アシッドジャズ」とも呼応したクールでオシャレなサウンドは、信藤三雄が手掛けたジャケットも含めて、90年代のニッポンを席捲した「渋谷系」を代表する一枚とも言える。

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金延幸子『み空』


日本のインディ・レーベルの先駆けとして1969年に産声をあげ、70年代末に活動を終了したURC(アングラ・レコード・クラブ)。高田渡、遠藤賢司、五つの赤い風船、加川良、はっぴいえんど、岡林信康、その他多くの先鋭的な才能が集ったURCは日本のフォーク/ロックの祖と言える存在。その発売権が2023年ソニーミュージックに移り、6月よりスタートしたURC名盤群のCD再発シリーズ第五弾。『み空』は女性シンガーソングライターの草分けである、金延幸子がURCに唯一残したアルバム。細野晴臣、大瀧詠一、中川イサトらのバックアップによりレコーディングされた。発表から50年を経た今でも名盤として支持されている。 (C)RS

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加山雄三『加山雄三のすべて ~ランチャーズとともに』


若大将が1966年にリリースした自身初のオリジナル・アルバム。1965年12月にリリースした5枚目のシングル「君といつまでも」など全12曲を収録。ザ・ランチャーズ(A2、A5、B1、B3、B4)、寺内タケシとブルージーンズ(A3、A6、B5) 、東芝レコーディング・オーケストラ(A1、A4、B2、B6)が曲毎に演奏を担当。全曲の作曲は弾厚作(加山雄三)。

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喜納昌吉&チャンプルーズ『喜納昌吉&チャンプルーズ』


喜納昌吉&チャンプルーズの歴史的デビューアルバムがGREAT TRACKSよりアナログ盤でリイシュー!代表曲「ハイサイおじさん」他、全9曲収録。名匠バーニー・グランドマンによるカッティング、ソニー(DADJ)プレス。 (C)RS

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久保田麻琴と夕焼け楽団『セカンド・ライン』


ニューオリンズ特有のリズム=セカンド・ラインに魅せられて作り上げた1979年作品。ニューオリンズや沖縄の独特のリズムを、フュージョン/ニュー・ウェイヴ時代のロックに昇華させた、唯一無二のアルバム。ゲストに細野晴臣、リヴォン・ヘルム、スティーヴ・クロッパー、ボビー・チャールズ、ロニー・バロンらが参加。「Roochoo Gumbo」「Dixie Chicken」「Iko Iko」収録。

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坂本龍一『B-2 UNIT』


坂本龍一が1980年に発表したソロ2作目のアルバム『B-2 UNIT』がアナログ盤でリイシュー!
「音」や「音色」そのものに焦点をあて制作された今作は、時代をこえ今もなお革新的な輝きを放ち続ける過激な意欲作。ヘバ・カドリーによる2019年リマスタリング。アナログ盤はバーニー・グランドマンによるカッティング。12インチ33回転アナログレコード。

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佐野元春『VISITORS』


1983年に佐野が急遽単身渡米し、現地のミュージシャンらと制作した4枚目のオリジナルアルバムで、リリース当時大きな衝撃を与えた。「TONIGHT」「COMPLICATION SHAKEDOWN」他、収録。 (C)RS

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THE STREET SLIDERS『天使たち』


日本のロック史において唯一無二、スライダーズの存在を確固たるものとした5thアルバム。

多くは語らず、粗削りでスリリング、それでいてルーズなロックンロールを武器に日本のロックシーンを圧倒してきた彼らが1986年に放った通算5枚目のアルバム。プロデューサーに佐久間正英氏を迎えた本作は、これまでのアプローチとは一線を画した、バンドサウンドの安定感、楽曲構成、そして彼らにしか出せないあの独特のうねりをダイレクトに感じさせてくれる作品。ギターの絡みが幻想的で美しい「Angel Duster」をはじめ、彼らを語るには外せない楽曲も多数収録されているが、1曲目の「Boys Jump The Midnight」から始まり、最後の「嵐のあと」に至るまでの完璧な流れ、個人的にはアルバムとしての素晴らしさはここにあるとも思っている。真夜中に始まり夜が明けていく感覚。絶妙である。気が付けばどっぷりと飲み込まれてしまう強引なグルーヴは、いつ何度聴いてもいまだ健在。ヴォリュームは上げ目で、是非堪能してみてほしい。

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高野寛『CUE』


高野寛の、前作『RING』から約8ヵ月ぶりとなる傑作サードアルバム『CUE』が待望の初LP化!
Todd Rundgren(トッド・ラングレン)をプロデューサーに迎えて、米ウッドストックでレコーディング。ドラムス以外は本人がすべて担当して完成されているのも当時話題となった。
ブレイクのきっかけともなった、シングル"虹の都へ"(オリコン最高2位を記録)他を収録。 1990年発表。

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近田春夫&ビブラストーン『Vibra is Back』


歌謡曲を音楽的に再評価した和モノブームも、日本語で韻を踏む日本語ラップも......J-POPのターニング・ポイントに真っ先にコミットする男、近田春夫が「バンド形式によるヒップホップ」というコンセプトのもと、1987年に結成したファンク&ヒップホップバンド、近田春夫&ビブラストーン(CHIKADA HARUO & VIBRASTONE)がメジャーデビュー前に発表した1stアルバム(ライヴ)をタワーレコード限定、初のアナログ2LPで発売。 渋谷クラブクアトロ、インクスティック六本木ライブにおけるDAT一発録音。 President BPM時代からのレパートリー、[HEAVY] [NASU-KYURI]、後にYOU THE ROCK★もカヴァーしたヒップホップ・アンセム「HOO! EI! HO!」の最強テイクを含み、1989年のライヴにおけるベスト・テイクで構成。

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戸川純『玉姫様』


ゲルニカ活動休止を受け、自己プロデュースで1984年リリースしたソロデビューアルバム。女性の生理をテーマにしたタイトル曲や、バロック曲(パッヘルベルのカノン)に自作詞を付けた「蛹化(むし)の女」を含み、唯一無二の世界観が存分に表現された本作は、彼女を一躍80年代サブカル女王の地位に押し上げた。現在も日本の女性ロック史に刻まれる名盤としての存在感を放っている。

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ナンバーガール『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』


記念すべきメジャー・デビュー・アルバム。一曲目"タッチ"冒頭のでアヒト・イナザワ氏が叫ぶ「殺!伐!」が象徴するように、インディー期のアルバム『SCHOOL GIRL BYE BYE』と比較するとギターポップ色が薄れ、メジャー移籍によって丸くなるどころかむしろ攻撃的になった印象を受ける。代表曲"透明少女"はもちろん、ピクシーズとハスカー・ドゥから取ったと思われる"PIXIE DU"など隠れた名曲も収録。 (C)粟野竜二

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裸のラリーズ (Les Rallizes Denudes)『'77 LIVE』


裸のラリーズの1977年3月12日の東京都立川市でのライブ音源を収録した『'77 LIVE』が、LP3枚組で初リリース!
圧倒的な音の洪水と変幻自在のインプロヴィゼーション、1時間半におよぶ奇跡のライブを追体験できる内容となっている。

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はっぴいえんど『風街ろまん』


不朽の名盤はっぴいえんどのセカンドアルバム『風街ろまん』を初のカラーヴァイナル(透明クリア盤)で発売!
オリジナルマスターからの2023年カッティング。ソニー静岡プレス。

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Phew『Phew』


なぜあの時、世界の先鋭的なミュージシャンはコニー・プランクのもとで"音"を創りたがっていたのか?クラフトワークやノイ!、DAF、イーノらの傑作群を生み出した伝説のコニーズ・スタジオに、元アーント・サリーのPhewを迎えて制作されたアルバム。テクノやポスト・ロックにも多大な影響を与えるジャーマン・ロック・バンド、カンの元メンバー、ホルガー・シューカイとヤキ・リーベツァイトが参加。 (C)RS

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フラワー・トラベリン・バンド『SATORI』


日本のロック黎明期において世界と真っ向に渡り合った金字塔的名盤!

プロデュースは日本のロックの歴史を語る上で外せない内田裕也!カナダでのライブ活動で評価を上げ、あの名門アトランティック・レコードと契約しアメリカ、カナダでもリリースされた本作は、東洋思想をモチーフにブリティッシュロック、サイケ、プログレといった要素を独自の解釈で構築し、結果彼らにしか表現できないサウンドで唯一無二の作品を生みだしました。ジョー山中の圧倒的ボーカルに石間秀樹、上月ジュン、和田ジョージの実力者による正にメジャー級の演奏に、常に世界を意識し英語詞にこだわり続けた裕也さんの美学が刻まれた永遠のマスターピース。

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BLANKEY JET CITY『BANG!』


1992年、プロデューサーに土屋昌己を迎えてリリースされたセカンド・アルバム。エンジニアは、BOΦWYなどを手掛けたマイケル・ツィマリングを起用。3rdシングル「冬のセーター」「クリスマスと黒いブーツ」収録。180g重量盤/2枚組・Wジャケット仕様

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フリクション『軋轢』


1978年、ニューヨーク帰りのレック(b/vo)を中心に結成されたフリクションが80年にリリースした記念すべき1stアルバム!
レック、ツネマツ・マサトシ、チコ・ヒゲの3人のラインナップによる唯一のスタジオ・フル・アルバムであり、ジャパニーズ・パンク史に燦然と輝く傑作!ポスト・パンク、そしてノー・ウェイヴを生み出したニューヨークのあの時代と東京とを通底させたサウンドで聴く者を戦慄させる、タイトル通り、まさにアルバムの隅々から軋みが聞こえてくるような、永遠に色あせることのない奇跡の一枚。レックの太いベースと甘さのかけらもないストイックなヴォーカル、ツネマツのクールでソリッドなギター、チコ・ヒゲの正確無比かつ破壊的なドラムが三位一体となって押し寄せてくる。オープニング・ナンバー「A-Gas」の頭のレックの重たいベースの咆哮から、クロージング・ナンバー「Out」のエンディングに向けたツネマツの鋸のようなギターまで、すべてが美しい。当時、YMOで大成功を収めていた坂本龍一とバンドとの共同プロデュース。

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細野晴臣『HOSONO HOUSE』


"エイプリル・フール"でキャリアをスタートさせ、"はっぴいえんど"や"イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)"での活動のほか、楽曲提供・プロデュース・映画音楽など幅広いフィールドで活躍し続ける世界的アーティスト・細野晴臣。初のソロアルバム『HOSONO HOUSE』が発表された1973年から半世紀となる2023年、50周年記念盤としてオリジナルの使用を完全再現。歌詞カードや内袋等、当時のデザインを忠実に再現し、重量盤LPレコードで蘇ります。本作は、埼玉県狭山市の通称・アメリカ村の自宅に機材を持ち込み、当時の日本では画期的なホーム・レコーディングで製作された作品。演奏には、のちに細野と共に"キャラメル・ママ"~"ティン・パン・アレー"へと発展する鈴木茂(はっぴいえんど)、松任谷正隆、林立夫が参加しており、今なお世代を超えた支持を集める名盤です。 (C)RS

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マジカル・パワー・マコ『マジカル・パワー』


奇才マジカル・パワー・マコが18歳にして創り上げた唯一無二の音世界。灰野敬二も参加した、破天荒でプログレッシヴでアバンギャルドなデビュー・アルバム(1974年発表) (C)RS

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南佳孝『SOUTH OF THE BORDER』


サンバ、ボサノヴァなどのラテン・ミュージックをセンス良く取り入れ、大人の夏を感じさせる名盤。全収録曲のアレンジを坂本龍一が手掛けた。バーニー・グランドマンカッティング。オリジナル発売日:1978年9月21日

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ムーンライダーズ『マニア・マニエラ』


難解かつポップ、彼ららしさしかない40年前の傑作をアナログで!
1982年12月にリリースされた8枚目のオリジナル・アルバムが40年の時を経てアナログで再リリース。時代に合わないとの理由で当時発売中止となるも、CDのみでリリースとなるなど紆余曲折のあった「曰くつき」の作品であるが、ライダーズの作品群を俯瞰して見渡しても、どの作品も一様にヒネくれていることもあり、特段に異様かといえばそんなことはなく、むしろ『カメラ=万年筆』よりはおとなしいかな、と。しっかし、「時代に合わない」とはようわからん、この先鋭性に周りはついてこれなかったんだろうな。遠く時を経た今の今でも十分にトンガってる。

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矢野顕子『SUPER FOLK SONG』


あがた森魚、山下達郎、佐野元春、大貫妙子等のカヴァーを中心にピアノ弾き語りによるカヴァーアルバム、第一弾。サードプレス、180g重量盤にてリリース。

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山下達郎『FOR YOU』


今なお世界中の音楽ファンを魅了する代表作!!
山下達郎のオリジナルアルバムで最初に聴くならまずは本作「FOR YOU」!近年ではシティー・ポップの金字塔として世界中の音楽ファンから支持される山下達郎の代表作。青山純・伊藤広規のリズム・セクションを土台に、怒涛のツアーの合間に制作されたこともありバンドアンサンブルが強固に。ギターのカッティングが印象的な「SPARKLE」(1)曲目からグルーブ感が凄い!その他名曲「LOVELAND,ISLAND 」(7)を挟み、(ボーナストラックを除く)最後の曲「YOUR EYES」までアルバム一枚を通して聴いてもらいたい!鈴木英人が手がけたアートワークも含めて一生持っていたい一枚。(タワーレコード 安波 教道)

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吉田美奈子『MONSTERS IN TOWN』


1981年のセルフ・プロデュースによるアルファ第3作目(通算8枚目)のオリジナル・アルバムをアナログ盤復刻。吉田保によるリマスター音源を使用し、名匠バーニー・グランドマンがカッティング。 (C)RS

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四人囃子『ゴールデン・ピクニックス』


1976年に発表された四人囃子の2nd Album。岡井大二(Drs)、森園勝敏(Vo,E.G)、坂下秀実(Key)、佐久間正英(Ba)のメンバーでレコーディングされた、四人囃子の作品の中でも評価が高い作品を当時のクオリティを踏襲しつつ、現代風に再現。 (C)RS

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羅針盤『らご』


97年にギューン・カセットからリリースされたアルバムを、スリーヴ・アートを変更し、同年ワーナーから再発売されたファーストが待望の初アナログ化。冒頭の「永遠〈えいえん〉のうた」から、山本精一がこれまでに見せてきた表現とは遠く離れたポップ・ソングが並ぶ。耳への心地よさと皮一枚下にはヒリヒリとした緊張感が漲っている。むしろ、その人懐こさゆえに、聴き手の弛緩した意識の奥深くに忍び込むような、そんな歌たち。プロコル・ハルムの名盤『ソルティ・ドッグ』収録曲「巡礼者の道」のカヴァー、「HOWLING SUN」も収録。思えば"うたもの"という不思議な新造語も、山本精一が歌いはじめたことに対応して急設されたものだったと思い知らされる。 (C)RS

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YMO『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』


ヒットシングル「ライディーン」「テクノポリス」、後にエリック・クラプトンやマイケル・ジャクソンにもカヴァーされる「ビハインド・ザ・マスク」を擁し、社会現象的なテクノポップ・ブームを巻き起こした。ジャケットに写るメンバーの赤い人民服風コスチューム、テクノカットなどファッション面でも注目され、一躍YMOは時代のアイコンに。年をまたいで1980年オリコン週間及び年間アルバムランキングで1位を獲得、その年の日本レコード大賞でもベスト・アルバム賞を受賞するミリオンセラーとなった。現在もなお、日本のロック/ポップス史に残る名盤としての存在感を誇っている。 (C)RS

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タグ : アナログレコード

掲載: 2024年07月18日 11:02