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「名作コンシェルジュ」掲載!ホルショフスキー・カザルスホール・ライヴ1987

ホルショフスキー

2023年9月10日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載されました
老巨匠の自由な羽ばたき 世俗を離れ、音楽と同化(鈴木淳史氏評)

ポーランド出身のピアニスト、ミエチスラフ・ホルショフスキー (1892~1993) が1987年、95歳のときに初来日し、カザルスホールのオープニング企画で開いたピアノ・リサイタルのライヴ録音「ホルショフスキー・カザルスホール・ライヴ1987」(同時発売の「メモリアル・ボックス」では、2日間の同じプログラムの演奏をすべて収録、映像も付く)が2023年9月10日(日)日経日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」で紹介されました。

鈴木氏はホルショフスキーを「かつて神童として名を馳せたショパンとベートーヴェンの直系にあたる弟子は、パブロ・カザルスとの共演でも知られていた」と紹介し、「老齢の彼が初来日を決意したのは、その敬愛するチェロ奏者の名前を冠したホールでの公演だったから」とリサイタル実現の経緯を説明。バッハのイギリス組曲第5番では「フーガを重ねていくうちに、その響きのみずみずしさに耳が奪われ」、次に弾いたモーツァルトのソナタ第12番では「さっぱりと抜けきって、音楽と同化してい演奏は、そうそうない」と解説。ヴィラ=ロボス作品では「ラテン的なゆるっとした軽やかさを自然に引き出す」、ショパン演奏も「その詩情じつに芳しい」とし、アンコールでは「肩の抜けた彼のピアニズム」は「いっそう自由に羽ばたき始める」。「この神がかった演奏によって、このホールは伝説となりえたのかもしれない」と結んでいます。
(タワーレコード 商品統括部 板倉重雄)

【曲目】
DISC 1
バッハ
1.イギリス組曲 第5番 ホ短調 BWV 810
モーツァルト
2.ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K 332 (300k)
ヴィラ=ロボス
3.満ち潮引き潮(ギア・プラティコ[ブラジル音楽の手引き]第1巻、第2曲)
4.飛べ 飛べ ハヤブサさん(シランダス[ブラジル民族舞曲集]、第6曲)
ショパン
5.即興曲 第1番 変イ長調 作品29
6.ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 作品26の1
7.スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20

DISC 2
12月9日のアンコール
ショパン
1.練習曲 へ短調 作品25の2
2.夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2
3.夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 作品15の2
メンデルスゾーン
4.糸紡ぎ歌(無言歌集 作品67、第4曲)
ショパン
5.夜想曲 第8番 変ニ長調 作品27の2

12月11日のアンコール
ショパン
6.マズルカ 第34番 ハ長調 作品56の2
メンデルスゾーン
7.糸紡ぎ歌
ショパン
8.マズルカ 第25番 ロ短調 作品33の4

ボーナストラック
モーツァルト
9.ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K 332 (300k) ~第2楽章:アダージョ

ミエチスラフ・ホルショフスキー(ピアノ)

[録音]1987年12月9日(DISC1:7-9,DISC2:1-5)&
12月11日(DISC1:1-6, 10-14, DISC2:6-9)、
東京、御茶ノ水、カザルスホールでのライヴ・レコーディング

カテゴリ : Classical

掲載: 2023年09月11日 11:00