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「名作コンシェルジュ」掲載!クーベリック&バイエルン放送響/モーツァルト:後期交響曲集

クーベリック

2024年3月10日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載されました
悠然・優雅、20世紀の王道 細部まで神経行き届く(鈴木淳史氏評)

 

2024年に生誕110年を迎えたチェコの名指揮者ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1980年に録音したモーツァルトの後期交響曲集(2024年にSACDハイブリッド盤として復活)が2024年3月10日(日)日経日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」で紹介されました。

鈴木氏は「作曲家が生きていた時代のスタイルを用いた、モーツァルトの交響曲演奏が話題になり始めたのは、1980年代初頭だった」とした上で、「そんな最中に発売されたのが、クーベリックとバイエルン放送響による演奏だった」とし、「こちらは王道の20世紀スタイル。つまり、19世紀のロマン派に染まった様式から脱却しつつも、ゆったりと旋律を歌い、優雅さをもち、同時に構成美に気を配るなど、客観性をも備える」と解説。第38番「プラハ」は、「明暗の移ろいが鮮やかな曲。第2楽章における色調や光量の変化に、この演奏は敏感に反応する」。第40番ト短調も、「悲しみをことさらせき立てることなく、律義なほどの克明さで、細部まで神経を行き届かせる。速い部分でも音を詰まらせることのない、悠然と構えた余裕の運びで」と評します。鈴木氏にとっても「人生最初に聴き込んだモーツァルトの交響曲」で、「今でも、この演奏を耳にすると、かつて故郷で目にしていた刻々と変化していく山肌の色合いを思い出す」と結んでいます。
(タワーレコード)

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チェコの巨匠クーベリックが、1978年から1980年にかけての3シーズンにバイエルン放送響とCBSに録音したLP9枚分の演奏は、この名指揮者の最円熟期の芸術の深まりを刻印した名演ばかり。1980年6月と10月に3曲ずつ録音されたこのモーツァルトの後期交響曲集は、作品の内奥から深い情緒を歌い出しつつ、知的な構成力や古典的な客観性とのバランスを完璧に保った名演で、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを左右に分ける古典的な対向配置も実に効果的(第36番・第41番は演奏会と並行して、それ以外は純粋なセッションで収録)。録音の上では必ずしもモーツァルティアンとはいえなかったクーベリックですが、その晩年に残してくれたかけがえのない遺産と申せましょう。1981年度レコード・アカデミー賞受賞。CBS(デイヴィッド・モットレー)とバイエルン放送局(フリードリヒ・ヴェルツ)との共同制作により、ヨーロッパ屈指の音響を誇ったミュンヘンのヘルクレスザールにおけるセッションでソニーのデジタル・レコーダーによって収録された最初期のデジタル録音。クーベリック生誕110年を記念して2トラック・デジタルソースからの新規DSDリマスター。

カテゴリ : Classical

掲載: 2024年03月10日 08:00