クリスティアン・マチェラル(指揮)フランス国立管弦楽団が話題に!
クリスティアン・マチェラル (指揮) フランス国立管弦楽団が話題に!
クリスティアン・マチェラル(Cristian Măcelaru)
1980年、ルーマニア、ティミショアラに生まれ。ヴァイオリニストとして出発し、マイアミ交響楽団の最年少コンサートマスターとして活動した後、マイアミ大学、ライス大学で学び、タングルウッド音楽祭、アスペン音楽祭で研鑽を積みました。2011年にフィラデルフィア管弦楽団でアシスタント・コンダクターを務め、その貢献ぶりが評価されて翌年にはアソシエイト・コンダクターに就任、さらに定期演奏会デビューを成功させると、2014年にはコンダクター・イン・レジデンスの地位を獲得。2019/2020シーズンからケルンWDR交響楽団の首席指揮者に就任。2020/2021シーズンからは、フランス国立管弦楽団の音楽監督を兼務し、2024年には名門ドイツ・グラモフォンからデビューするなど、いま最も注目される指揮者です。
(タワーレコード)
オススメ1 エネスク: 交響曲第1番-第3番、ルーマニア狂詩曲 /フランス国立管弦楽団
2022&23年録音。マチェラルがドイツ・グラモフォンからのデビュー盤として、母国ルーマニアの大作曲家ジョルジュ・エネスク(1881-1955)の交響曲と、民族的な作品のルーマニア狂詩曲を録音した話題盤。
「このアルバムの5つの作品は20世紀の偉大なアーティストの一人が芸術的に発展を遂げる様子が完璧に示されています。『ルーマニア狂詩曲』第1番の若々しい輝きから交響曲第3番の深淵で神秘的、哲学的な結末まで、この偉大な天才、そして私の個人的な英雄ジョルジュ・エネスクの音楽の旅を発見し、追体験することができます」――クリスティアン・マチェラル
オススメ2 サン=サーンス: 交響曲全集/フランス国立管弦楽団
2020&21年録音。1921年12月のサン=サーンス没100年記念のリリースとして、クリスティアン・マチェラル指揮により、5つの交響曲(1、2、3番と、イ長調の初期交響曲とヘ長調の交響曲「ローマ」)が収録されました。サン=サーンスの最も壮大で最も象徴的な作品の1つである「交響曲第3番」では、1985年からパリのノートルダム寺院の正オルガニストを務めるオリヴィエ・ラトリーによって、この新しい録音で花を添えています。
オススメ3 バルトーク: かかし王子、舞踏組曲 /ケルンWDR交響楽団
2020&22年録音。首席指揮者を務めるケルンWDR交響楽団とのアルバム第2弾。バルトークの作品の中でも華やかな2曲。際立ったリズム処理と細部まで行き届いたコントロールで、色彩感豊かに聴かせています。
カテゴリ : Classical
掲載: 2024年07月26日 12:00