世界最高峰の名手、マティアス・ヘフスによるトランペット新時代の幕開け。
「世界最高峰の名手」「新時代のカリスマ・トランペット奏者」などと称される現代の寵児マティアス・ヘフスの新アルバムの登場です。現在ヘフスは44歳、演奏者として大きな円熟期を迎えています。かねてよりその圧倒的な実力は評判になっていたものの、日本ではその演奏を聞く機会がなく「伝説的な名手」として噂されてきました。弱冠19歳でハンブルグ国立歌劇場の首席奏者となり、ジャーマンブラスのリーダー的存在として活躍してきました。今回収録した曲は、ヘフス自身が長年演奏し、温めてきたものばかりです。ロータリートランペットを使用しての、オネゲルの輝かしきハイノート、中間部の驚異的なテンポ! シャリエの躍動するリズム、柔らかな音色。フランセの軽やかなテクニック。全編にわたる完璧なテクニック! 聴き所は満載ですが、なんといってもドイツの重厚なロータリーサウンドによるヒンデミットは、必聴です。重厚でありながら、縦横無尽のテクニックを魅せます。今後日本の学生たちの最高のバイブルとなるでしょう。過去のトランペットの名手たちが築いた名演奏を凌駕する新時代のアルバムです。