2019年Opus Oneレーベルからデビューしたヴァイオリニスト石上真由子は、ヤナーチェクの「ヴァイオリンソナタ」をメインにしたCDをリリースし、各地でのリサイタル、コンチェルトの出演、自身が主宰する室内楽シリーズの公演等を幾度となく重ね、精力的に活動の幅を拡げている。DENONレーベル第1弾のCDは、NHK「クラシック音楽館」の収録で共演し相性の良さが出た演奏をした指揮者・ピアニスト・オルガニストの鈴木優人氏とのDUO作品
ロンドン・フィルの名誉指揮者(2021-)となったユロフスキ(1972 生まれ)。2018年(当時は首席指揮者、2008-2021)に1年間かけて行った、ストラヴィンスキー・フェスティヴァル「Changing Faces」シリーズを、全3巻でリリースするシリーズの第1弾。ストラヴィンスキーの作品を作曲年代順に演奏する好企画で、現地でも評判でした。第1弾は、≪火の鳥≫にいたるまでの最初期の作品を収録。フィルアップとして、≪春の祭典≫(2008年)を収録しているのもうれしいところ
個性的な様々なタレントが集結した第18回ショパン・コンクールの中でも、ひときわ強い異彩を放ち、審査員の中で賛否ありながらも圧倒的な魅力で決勝まで勝ち進み、見事上位入賞を果たしたガルシア・ガルシア。自由奔放な解釈、歌うような表現で全世界のオンライン視聴者の間でも話題を席巻し、審査が進むにつれ審査員の評価も上昇。ファイナルでは選択されることの少ないヘ短調の協奏曲(第2番)を選び、「最優秀コンチェルト演奏賞」の栄誉に輝きました
内田光子に並ぶ日本人歴代最高位の第2位に輝いた反田恭平。第一次予選からファイナルまでコンクール全体を俯瞰する充実の2枚組。繊細なヴィルトゥオーゾ性を実現した第一次予選のノクターンやエチュード。印象的な速いテンポで魅せた第二次予選のワルツや「華麗なる」様式を輝かせたロンド・ア・ラ・マズル。第三次予選は『葬送ソナタ』と『英雄ポロネーズ』はもちろん、めったに聴くことのない遺作の『ラルゴ(神よ、ポーランドをお守りください)』にも注目です
読売日本交響楽団の首席トランペット奏者として活躍する辻本憲一。初のソロ・アルバムが登場!デビュー作に選ばれたのは、そのキャリアの中でじっくりと温めてきた、真摯かつ硬派なプログラム。イギリス・フランス・アメリカ・旧ソ連の4作曲家による、時代性もスタイルもバラエティに富んだ作品群を通し、聴きごたえ満点の充実した演奏を繰り広げます
2021年に発売された“6つのパルティータ”に続く新録音は“イギリス組曲”。指揮者として古楽界を牽引する名匠でありバッハ作品の優れた解釈者でもあるロレンツォ・ギエルミによる、眼の醒めるような名演です
フランスの巨匠ミシェル・ダルベルトが、リストを録音しました。抜群の語り口でつむがれる≪オーベルマンの谷≫に始まり、超絶技巧練習曲から特にダルベルトが愛奏している4作そして”神への憧れと悪魔的な緊迫のあいだを揺れ動く”とダルベルトが語る、ロ短調ソナタという充実のプログラム。ソナタでの壮大なスケールは、今のダルベルトにしかなしえない表現といえるでしょう。(キングインターナショナル)
今回はスペクトラム・コンサーツ・ベルリンが演奏するタネーエフの“弦楽三重奏曲&ピアノ四重奏曲”、オーバリン・トリオによる『ハイドン: ピアノ三重奏曲集第7集』、MARCO POLOレーベルからの移行盤『ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第8集』など世界初録音を含むCD5タイトルがリリースされます
独ヘンスラー・レーベルが誇る充実の音源を中心としたブラームスの声楽曲の傑作を集めた6枚組の登場!当セットでは“ドイツ・レクイエム”や“アルト・ラプソディ”など、リリングの名盤をはじめとする演奏でお届け。現在入手困難な録音も収められています
ウィーンで学んだセルにはブルックナーの語法はごく自然に咀嚼できるものであったことが自明です。第3番「ワーグナー」については偏愛に近い関心を持って演奏を繰り返しました。セルの作るブルックナーは、金管はパワフルであると同時に鄙びた味をもち、弦楽器のキラキラときらめきを誇りながらもしみじみした叙情を失わない理想郷に聞き手を誘います。(ミューズ貿易)
ポーランド生まれの指揮者ジョゼフ・ローゼンストックは、主にドイツやアメリカ、そして日本で活動したが、NHK交響楽団の基礎を創り上げ、一糸乱れぬアンサンブルを誇るオーケストラに育て上げた功績は大きい。またボーナス・トラックとして、同じくこのオーケストラの指揮者を務めたウィルヘルム・ロイブナーの録音も収録。日本楽壇へ多くの貢献を果たした2人の名指揮者の貴重音源
2021年10月31日にザルツブルク大祝祭劇場で行われたコンサートをORFが収録したもので、ティーレマンが手兵シュターツカペレ・ドレスデンを率いてワーグナーの「ワルキューレ」第1幕をアーニャ・カンペのジークリンデ、ステファン・グールドのジークムント、ルネ・パーペのフンディングで演奏会形式で上演。さらに「神々の黄昏」のオーケストラ・ナンバー3曲と、アーニャ・カンペの独唱で「ブリュンヒルデの自己犠牲」まで存分に堪能させてくれます
2010年にスタートした第1巻(CHAN10588)から10年以上かけて丁寧に紡いできた「ロルティ・プレイズ・ショパン」の第7巻。今作では、ポーランド文化の影響が強いマズルカや人気曲である“英雄ポロネーズ”の他、スペインの影響を受けたボレロや、当時パリで流行していたイタリア・ナポリの舞曲から影響を受けたタランテラを収録
ロマンティックなメロディと力強さを兼ね備えた作品!ロマン派時代の最も才能豊かな女性作曲家エミーリエ・マイヤーの交響曲第3番「軍隊交響曲」と第6番!
ポール・ルイスのベートーヴェン。ソナタ、ピアノ協奏曲の全曲録音はいつ聴いても、その清冽きわまりないタッチと、一切の過剰さのない抜群の語り口と切り口で真のベートーヴェンの息遣いを感じさせる名演です。このたびソナタの全曲録音から、有名ソナタおよび、バガテル集から「エリーゼのために」を抜粋して2枚組で発売いたします。あらためてポール・ルイスが魅せるくもりのないベートーヴェン像をご堪能ください!(キングインターナショナル)
ベル=エポック期を代表する傑作歌劇で知られるマスネ。光の当たる機会に恵まれていなかった管弦楽伴奏付の歌曲をエルヴェ・ニケ&パリ室内管とヴェロニク・ジャンス、シリル・デュボワ、ジョディ・デヴォスなど名歌手による演奏で登場!マスネが生前にオーケストラ編曲した自身の歌曲を中心に幾つかの管弦楽作品も交えた、収録曲の大半が世界初録音!
2012年にオスロ・オペラハウスで上演された、鬼才シュテファン・ヘアハイム演出によるプッチーニの歌劇《ラ・ボエーム》。舞台を現代の病院の集中治療室に置き換え、オペラの開幕と同時に患者のミミが息を引き取るとるという設定。2013年にリリースされたElectric Picture EPC01(DVD)/EPC02(Blu-ray)に、日本語字幕を付けてのレーベル移行盤です
2023年をもって解散を発表している”楽器を持たないパンクバンド” BiSHのメンバーとして活躍するセントチヒロ・チッチ。2020年3月に出会って以降ともに暮らす愛猫、ハクと坊との暮らしを綴る初のフォトエッセイ。