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世紀の名指揮者、バルビローリのEMIへの録音集大成

バルビローリ1970年7月29日の死から40年のメモリアル・イヤーに合わせて企画された10枚組CD。ジョン・バルビローリは1899年12月2日、ロンドンのホルボーン生まれ、祖父も父もイタリア出身でウェスト・エンドの劇場所属のヴァイオリニストで、トスカニーニの指揮の下、ミラノ、スカラ座で演奏した経験を持ち、母はフランス西海岸出身。今回のボックスには20世紀の宝ともいうべきEMIとパイへの録音が、彼が後半生の30年間に亘って親しんだハレ管との演奏を中心に収録されています。イギリス音楽はバルビローリが多大な愛情をそそいだもので、彼が関心を呼び覚ましたともいうべきエルガー(デュ・プレの名演にも影響を与えたといわれるナヴァラとのチェロ協奏曲を収録)、ディーリアス(死の直前の録音もディーリアス作品)、ヴォーン・ウィリアムズ(57年パイへのロンドン交響曲を収録)を初め、バックスとバタワース(いずれも初CD化音源を含む)、アイアランドの作品を収録。シベリウスも彼の得意な作品で今回は小品を収録。さらに評価の高いフランス音楽、60年代中盤のウィーン・フィルとのブラームス(特に第3番はベストと評価されています)、チャイコフスキー、晩年から取り組んだマーラー、そしてオペラまで、バルビローリのキャリアとレパートリーの全貌を概観できるラインアップで構成されています。 [コメント提供;EMIミュージック・ジャパン]

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2010年01月30日 20:12

更新: 2010年02月12日 20:29