惚れ惚れする音色とテクニック。天才ホルン奏者バボラークの魅力が全開!
母国チェコの作曲家たちによる技巧的ホルン協奏曲集
当代最高の天才ホルン吹きボボラークが、みずからのルーツにあたるボヘミア出身で、18世紀後半にヨーロッパを席巻する活躍をみせた作曲家たちのホルン協奏曲をレコーディング。ずばぬけたホルン奏者で、モーツァルトが管楽器のための協奏交響曲を書き、ベートーヴェンがホルン・ソナタを書いたことで有名なプント。愛娘ベアータがヴィルトゥオーゾ・ホルン奏者であったポコルニ。そして、ヴァラーシュタイン宮廷チャペルづきのチェコを代表するホルン奏者、ヨゼフ・ナーゲルやフランティシェク・ズヴェジナのために作曲したロゼッティ。時代を越えてかれらヴィルトゥオーゾたちと通じるバボラークの感性が呼び覚まされるのでしょう。やわらかくのびやかな天性の音色と完璧なテクニックがなんとも心地よく、ここまで魅力たっぷりに楽しませてくれるアルバムはめったにありません。超おススメです。