指揮者・中島正夫の内なる音楽史が伝統のサウンドと融合したブラームス
『ブラームス:交響曲第1番~中島正夫&ヴラツラフ・スコア・オーケストラ』
指揮者・中島正夫の内なる音楽史が伝統のサウンドと融合し、堂々たるブラームスが誕生!
ヨーロッパ最高峰の技術を誇るベルリン・テルデックススタジオのトーンマイスターによるヴラツラフポーランド放送局大ホールに於いて2006年10月に録音したものである。堂々たる正攻法のブラームスが録音側からも十分堪能できる最高傑作となっている。・ライナーノートは日本語をだけでなく英語、ドイツ語等5ヶ国語で表記。「ヴラツラフ」はワルシャワの西南およそ350キロに位置するポーランド第4の都市であり、文化都市として有名である。ドイツ語名で「ブレスラウ」と言えばおやっと思うかもしれない。ブラームスが大学祝典序曲を贈ったブレスラウ大学。ブラームス自身が指揮をして初演している。また指揮者として、ピアニストとして活躍しているクリストフ・エッシェンバッハの生まれた町。近衛秀麿がブレスラウ歌劇場で自身の魔笛を指揮している。…(略)…第一楽章冒頭部が流れ出した瞬間「あぁ、ドイツの音だ」と思わずにはいられない…これは紛れもなく“オーケストラの国”ドイツの佳き伝統を継承した、ブラームスに相応しいサウンドだ。― 柴田克彦氏;ライナーノートより
【中島正夫氏】
ジャズピアニストとして又、アレンジャー、作曲家、プロデューサーとしても活躍、グレンミラー・オーケストラ、ルー・タバキン、エルビン・ジョーンズ、ピーナッツ・ハッコー、リー・コニッツ、ロビン・ケニヤッタ、日野皓正、等々と演奏をともにしてきたが、以前より研鑽を積み重ねてきたクラシックの一環として今回ヨーロッパデビュー初のブラームスをドイツ・テルデックススタジオ トーンマイスターとポーランド・ヴラツラフにて録音。その類まれな才能はジャズやポップス、クラシックといったジャンルを自由に操り、唯一無二の音楽を作り上げている。
【ヴラツラフ・スコアオーケストラ】
ポーランド南西部の都市ヴラツラフにおけるフィルハーモニー、室内管弦楽団、歌劇場管弦楽団の選抜メンバーから構成され、録音、演奏などのプロジェクトに応じて編成されるオーケストラ。