愛する者を失った人生に意味はあるのか?『シングルマン』18%オフ
世界各国映画祭で大絶賛!カリスマ・ファッションデザイナー、トム・フォード&ハリウッド2大スターで贈る珠玉の感動作。トム・フォード初監督である本作はC.イシャーウッドの同名小説の映画化でありながら、誰も知らない彼自身の内面をさらけ出したようなその内容に、多くの観客が映画監督としての彼の才能に驚き、共感の涙と賞賛の拍手を惜しみなく贈りました。そしてこの熱狂は全世界へと飛び火し、数々の賞レースを席巻、21の映画賞で16部門受賞、24部門ノミネート。デザイナーとしての成功の影に潜んでいたのは、物質に溢れながらも空虚な人生―その苦悩を乗り越えたフォードだからこそ伝えることのできる今を生きる大切さ。この誠実な本作に、ハリウッドの二大スター、コリン・ファースとジュリアン・ムーアが出演を快諾。毎日のささやかな瞬間にこそ人生の素晴らしさがあることをスクリーンの隅々まで一分の隙もなく、計算尽くした奇跡の映像美で描いた感動作です。
【ストーリー】
その日はジョージにとって特別な一日だった。16年間共に暮らしたパートナーが、交通事故で亡くなってから8ヵ月。「愛する者がいない人生に意味はあるのか?」日に日に深くなる悲しみを自らの手で終わらせようと決意したのだ。ところが今日が人生最後の日だと決めて世界を眺めると、ほんの少しずつ違って見える。英文学を教えるLAの大学の授業では、いつになく自らの信条を熱く語り、鬱陶しいはずの隣の娘との会話で幸せを感じ、かつての恋人で今は親友のチャーリーを訪ねると、やはり孤独な彼女に胸を痛めると同時に慰められる。そして、一日の終わりには、彼の決意を見抜いていた教え子のケニーの思いがけない行動に心を揺さぶられる。過去に生きていたジョージの瞳に、「今」が輝きだした運命の一日。果たしてその幕切れは・・・。
各国の映画賞で話題をさらった映画たち。