レココレ増刊、伝説のサイケ特集復刊!
レコード・コレクターズ6月増刊号
<レココレ・アーカイヴズ6>
サイケデリック&エクスペリメンタル
実験精神あふれる音楽はいつ聞いても新しい──
月刊『レコード・コレクターズ』に過去、掲載された特集記事を、できるかぎり当時の誌面そのままに復刻する<レココレ・アーカイヴズ>第6弾。
本書ではサイケデリック・サウンズなど、時代に新しい風を吹かせた実験的なロックの特集を4本集めました。いずれも熱烈なファンが多いマニアックなジャンルですが、アルバム・ガイドにたっぷりページをさいており、入門者にもたいへん便利な内容です!
◆サイケデリック・サウンズ(2002年7月号)
日本サイケデリック探求者たちの絶大な支持を得、その後の研究/再発のたたき台となった名特集がついに復活! 初心者から上級者までをフォローする200枚超のディスク・ガイドはまさに圧巻
◆ソフト・ロック(2000年7、8月号)
洒落たサウンドに洗練されたコーラス。定番モノからマニアも唸る上級盤まで、人気ゆえに層が厚い、キラ星のごとき名盤たちを漏れなく紹介。カート・ベッチャーの関連作品は詳細なリストつきで解説
◆カンタベリー・ミュージック(2002年3、4月号)
ソフト・マシーンを筆頭に、プログレッシヴ・ロックにあっても独特のクールな感覚を持つ、通好みな一派。人脈、名盤をはじめ、その全貌を多面的に把握できる便利な内容
◆ジャーマン・ロック(2000年6月号)
ロックを聴くものが一度は登頂を試みる巨大な山脈。その最高峰、カンのインタヴュー&アルバム・ガイドのほか、そこに連なる10グループのバイオグラフィ、名盤選を掲載
<もくじ>
□ [カラー口絵]サイケデリック・サウンズ/ソフト・ロック/カンタベリー・ミュージック/ジャーマン・ロック
□ はじめに
■ サイケデリック・サウンズ
□ 耳で見ろ 目蓋の裏側で聴け(湯浅学)
□ 未知なる自分を発見せよ(菊地崇)
□ サイケデリック・アルバム・ガイド
サイケデリック・ロック(伊藤秀世、関口武也、平野剛、宮杉太郎、編集部)
ガレージ系(荒井宏一、大森眸、有間凡、小松崎健郎、野沢収)
フォーク系(関口武也、平野剛、宮杉太郎)
フォーク・ロック/ソフト・ロック系(片島吉章、木村ユタカ、佐野邦彦、中村彰秀)
編集/発掘アルバム選(大森眸、小川真一、木村ユタカ、中村彰秀)
エクスペリメンタル/アヴァンギャルド系アルバム選(松山晋也)
□ ジャズへの影響(コモエスタ八重樫)
□ ブルース/ソウルへの影響(小出斉)
□ 映画音楽への影響(上原昭一、片島吉章)
□ イージー・リスニング/ラウンジへの影響(広川裕)
□ 追加情報/訂正
■ ソフト・ロック
□ フォーク・ロックを起点に広がりつづけるそれぞれのソフト・ロック観(伊藤秀世)
□ 深化するロックンロールが「ソフト・ロック」を生むプロセス(大江田信)
□ プロデューサー/作編曲家からたどる主要アーティストと傑作アルバム
サーフィン/ホット・ロッド系(澤山博之、広川裕、片島吉章)
A&M(宮本望)
バーバンク/ワーナー(除川哲朗)
ダンヒル周辺(佐野光彦)
アメリカ東海岸の動き(土橋一夫)
そのほかの重要作品(木村ユタカ、片島吉章)
□ カート・ベッチャーが見たカレイドスコープの夢(長門芳郎)
□ カート・ベッチャーのプロデュース/セッション参加作(中村彰秀)
□ [リスト]カート・ベッチャーがプロデュースしたレコード(中村彰秀、吉峯譲)
□ [リスト]カート・ベッチャーがセッション参加したレコード(中村彰秀)
□ [インタヴュー]リー・マロリー&ジョーイ・ステック(中村彰秀)
□ 追加情報/訂正
■ カンタベリー・ミュージック
□ カンタベリー・ミュージック概論(坂本理)
□ カンタベリー重要メンバー/グループ概略図(坂本理)
□ クールなエレクトリック・ジャズ感覚(小山哲人)
□ 主要アーティストのプロフィール(赤岩和美、石川真一、大鷹俊一、岡田敏一、小野島大、小山哲人、高橋道彦、立川芳雄、山岸伸一)
□ アルバム選(赤岩和美、石川真一、大鷹俊一、岡田敏一、小野島大、小山哲人、坂本理、高橋道彦、立川芳雄、山岸伸一)
□ 世界に広がる“カンタベリー・サウンド”(松井巧)
□ ロバート・ワイアット(立川芳雄)
□ [インタヴュー]パイ・ヘイスティングス&デイヴ・シンクレア(キャラヴァン)(小山哲人)
□ 重要発掘音源アルバム選(石川真一、大鷹俊一、小山哲人、坂本理、立川芳雄、松井巧、和久井光司)
□ CDボーナス・トラック徹底調査(坂本理)
□ [リスト]CDボーナス・トラック一覧(坂本理)
□ 追加情報/訂正
■ ジャーマン・ロック
□ 70年代ジャーマン・ロックの森を俯瞰する(松山晋也)
□ 90年代以降のリスナーたちによって再発見された70年代ドイツのクールな“音響”感覚(今村健一)
□ CAN インタヴュー&ヒストリー(大鷹俊一)
□ CAN オリジナル・アルバム・ガイド(小山哲人)
□ ジャーマン・ロックの主要アーティストとアルバム選(石川真一、大鷹俊一、小堺雄三、坂本理、佐久間英夫、東瀬戸悟、JOJO広重)
□ [コラム]70年代の英国のロックに衝撃を与えたドイツの実験精神(赤岩和美)
□ ニュー・ウェイヴから90年代のシカゴ音響派まで広く受け継がれる変容と異化の手法(石川真一)
□ 追加情報/訂正
□ 後記