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話題の1枚~『プリティ・バッハ~“Pretty Bach”』

プリティ・バッハ

好対照の二人が個性を持ち寄り、奏でる2台のスタインウェイ。
刺激的でエレガントなピアノデュオは、バッハもドラマにする。
二台のスタインウェイを使った贅沢なホール録音の本作は、鮮烈に明るい「2声のインヴェンション第8番」で始まり、「平均律クラヴィーア曲集」などからいくつかの名曲を巧みなデュオアレンジ・ドラマティックな展開で聴かせる。アヴェ・マリアやG線上のアリアなどの超有名曲もオリジナルアレンジで揃える。バッハだけでなく、紅林のオリジナル曲「月」は深い瞑想の森にいざない、リストとチック・コリアを合体させた「La Fiesta Campanella」や「My Funny Betty」は躍動するリズムが気分を高揚させる、クラシック+ジャズチューン。そして代表曲バッハの「ピアノ協奏曲第4番」。その端正な音が心に強い印象を刻んでアルバムが終わる。華麗なサウンドを奏でながらも、二人が醸し出すアットホームな雰囲気は老若男女問わず様々なファンを獲得する可能性を秘めている。

【曲目】
J.S.バッハ:2声のインヴェンション 第8番
J.S.バッハ:G線上のアリア(管弦楽組曲 第3番 アリア)
J.S.バッハ:2声のインヴェンション 第13番
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第7番 フーガ
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第10番 プレリュード
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第17番 プレリュード
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 プレリュード
J.S.バッハ:アヴェ・マリア(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 プレリュード)
La Fiesta Campanella(La Campanella/La Fiesta Medley)
 /パガニーニ、F.リスト:ラ・カンパネラ チック・コリア:ラ・フィエスタ
紅林弥生:My Funny Betty 第1~3楽章
紅林弥生:月の涙
紅林弥生:月の映(うつ)り
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 第4番 第1~3楽章
※編曲はすべて紅林弥生

【演奏】
プリティ・バッハ〔佐田詠夢、紅林弥生〕(P)

【アーティストプロフィール】
<紅林 弥生(くればやし やよい)KurebayashiYayoi>
幻想即興曲を4歳で弾くなど早くから才能を開花させ、スタジオミュージシャンとして活躍するピアニスト。槇原敬之、小椋桂、三枝成章、米良美−、神山純−「氷の音楽」などのレコーディング、コンサートに参加。また渡米時代にレニー・カストロ(元ToTo)、ヒューバート・ロウズ、アル・シュミットらとアルバム「Memories」を制作。高い演奏能力で超人的なセッションをこなす。
 
<佐田 詠夢(さだ えむ)Sada Emu>
長野県出身、新進気鋭のクラシックピアニスト。洗足学園音楽大学を首席で卒業し、読売新人演奏会出演。秋山和慶氏と「パガニーニの主題による狂詩曲」など2度の共演。その他にも渡辺俊幸氏、中部フィルハーモニー交響楽団との共演や、ピティナコンペティション、大阪国際コンクールなどに幅広く活動する一方、白石明子・安永徹・市野あゆみ・松崎伶子各氏に師事し、腕を磨く。歌手さだまさしの長女。
 

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2011年06月10日 15:58

更新: 2011年06月20日 17:40