良質音楽の宝庫ブラジルに残された名盤の深淵に迫る新シリーズ
ブラジル系注目復刻新シリーズ〈THINK! PEROLAS DA MUSICA BRASILEIRA〉第2弾!ブラジルEMIが所有する貴重音源からの60~70年代のジャズ・ボサ / インスト傑作編。世界初CD化を含む特選5タイトル!
クラシックとポピュラー音楽の垣根を越えて偉大な足跡を残したピアニスト/指揮者ハダメス・ニャッタリ。60年代には自身のジャズ6重奏を率いてアルバムを発表し人気を博した。本作はその60年ヨーロッパ録音。ハダメス(p)、ゼ・メネーゼス(g)、シキーニョ(acc.)、ルイス・バンデイラ、エドゥ・ダ・ガイータ他、古の名手を配した品のあるサウンドが魅力的。アリ・バホーゾ、ジョビン、ルイス・ゴンザーガ他をツボを得てカバーした貴重な音源。 60年代の主要なボサノヴァ作品に多く名を連ねていた白人ガット・ギタリスト天才、ジェラルド・ヴェスパールの貴重な65年作品。ジャズ・コンボ、オーケストラ、ギター・ソロとどれを取っても完璧な演奏で度肝を抜く素晴らしさ。アレンジの妙はもちろん、ギター音の柔らかさと巧みなセンスは、同時代のバーデン・パウエルをも凌ぐ!! ジェラルドは、後にブラジルを飛び出し、かのポール・モーリア楽団でも活躍した。 60年代ブラジル/ボサ・ノヴァ界屈指のギタリスト、ネコ。数々のボサ・ノヴァ名作への参加をはじめ、エウミール・デオダート率いるオス・カテドラーチコスにも名を連ねていた稀代のセッション・マンが残した寡作なリーダー・アルバムのうちの一つ。ジョビン、ヴィニシウス、カルロス・リラ、カイーミ、ボンファなどの名曲を、卓越した滑らかなギター・フレージングと、イパネマ・ストリングスの優美なアクセントを挿入して美しく綴られた、極上のボサ・ノヴァ・インスト作品。1966年作品。 60年代ブラジル・ボサノヴァ・シーンにおけるセッション・ギタリストの最高峰、ネコの1967年オリジナル・アルバム。数あるギター・ボサノヴァ作の中でも、最も優れたサウンドとレア度を誇る名盤の1つ。「UPA NEGINHO」(エドゥ・ロボ)、「OLE OLA」(シコ・ブアルキ)、「O MORRO NAO TEM VEZ」「SAMBA DO AVIAO」(トム・ジョビン)など、当時ジャズ・ボサの隆盛とMPBシーンの黎明期を繋ぐ名曲をレパートリーが、滑らかで粒立ちの良いガット・ギターのフレーズで彩られた至福のボサ・インスト・アルバム。 かのエルメート・パスコアルと伝説のユニット「クアルテート・ノヴォ」を組んでいたことで知られ、ボサ・ノヴァ以降のブラジリアン・サウンドで重要な役割を興した異才ギタリスト、エラルド・ド・モンチ。マルチ・ギタリストとしての才能を誇るエラルドが、ガット・ギターを手にボサ・ノヴァ~ジャズをアップデートさせた1970年の名作。「CASA FORTE」「QUE MALAVILHA」といったグルーヴィ・ボサにシンクロするレパートリーから、「マーシー・マーシー・マーシー」「モーニン」などモダン・ジャズ・スタンダードも再構築。ラヴァーズ・シーンを書き立てるアート・ワークさながらの優美さも際立つ、極上インストゥルメンタル。
・第1弾はコチラ!
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