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インディ・ダンス第2世代、稀代のメロディ・メイカーKIDO YOJIがデビュー

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胸キュン必至、泣きのメランコリック・ポップ。稀代のメロディ・センスと透き通るボーカル、心躍るファンキーなグルーヴを武器に、世界が注目するシンガー・トラック・メイカーが、80kidzの<KIDZ REC.>よりいよいよデビュー!

早耳な海外ブロガーの話題をかっさらい、80kidzが主宰する<KIDZ REC.>のレーベル・コンピレーション第3弾『Kidz Rec.03』に収録された「Won't You Come Again」やCSS「Hits Me Like A Rock」のリミックス等で話題を集めた、インディー・ダンス・シーン第2世代ともいうべきKIDO YOJI。

フェニックスを思わせるメランコリック・ポップからアラフォーも胸キュンのグルーヴィー・ディスコ・チューン、切ない旋律を奏でるエレクトリックピアノ・インストまで、ロマンティックに煌めく珠玉の7曲を収録。稀代のメロディ・センスを体感せよ!

 

KIDO YOJI インタビュー
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●デビューEPの完成、そしてリリースおめでとうございます。まずは出来上がった感想をお聞かせください。

ありがとうございます。正直「やっと終わった」という気持ちと「まだまだやれる事が沢山あるな」といった気持ちが両方あります。こういう形でリリースするのはこれが初めてなのですが、比較的シンプルで、素直で、暖かい作風にしたいと特に震災後等は思っていたので個人的にはうまく仕上がったのではないかなと思っています。いわゆるエレクトロを期待して聴く方も多いと思いますが、あれ?となっちゃうほどディスコでポップです。

●NYのアートスクールに通っていたそうですが、どんなことを勉強していたのですか。

アートスクールというよりは、そのフィールドの学問に強い学校だったんですよ。卒業するのに二つ先攻を選ばなければならなかったのですが、僕は音楽理論/歴史とビジュアルアート(デッサンとかグラフィックとか)を先攻していました。もちろん平行して様々な授業も受けるので結構忙しかったです。 でもそこでDAWとかに触れたり、プロデュースのプロセスとかを学べたので非常にありがたい経験をさせてもらえたと思っています。後はジャズバンドとか、ファンクバンドとか地味にやっていましたよ。

●帰国後80KIDZに触発されたと資料にありますが、どんな点に触発されたのですか。

一言で表すのは難しいのですが、当時あんな風に海外のダンスシーンのセンスを取り入れて上手にアウトプットしている人達はいなかったんですよね、僕が知っている限りのお話ですが。。。プロダクトのデザインだとか、周りに居る海外のアーティストの方々とか、何か近いと感じる物があったんです。

●KIDZ REC.に加入するきっかけは?

もう1、2年くらいたつのでしょうか。知り合いがとあるイベントのオーガナイザーをやっていて、彼のDJを見る為に足を運んだら、たまたまスペシャルゲストが80kidzのAli&さんだったんですよ。すかさずデモを渡して、売り込みました。かなりキモイ!と思われたかもしれないですが(笑)。当時のデモの内容がかなりプログレッシブロックなテイストの物だったんですよね、確か。それからイベント等でマネージャーとお話ししたり、レーベルの皆さんと出会ったりして自然とKIDZ REC.に溶け込みました。今思うと、中々こんなチャンス無いですよね。

●デビューEP「Call A Romance」の制作はどのように進めたのですか。

基本的に全部自宅(寝室)にある環境で済ませました。 その方がリラックスして色々取り組めますし、疲れたらすぐ寝れますし、アイディアも浮かびやすい。今回は打ち込みより生音の方が多いです。ギターとかトークボックスとかベースとか。ボーカルが一番苦労しました。自分の声を自分で録音して自分でミキシングするって中々慣れてないと出来ないんです。

●EPには30~40歳代のひとが反応しそうな80年代っぽい空気を感じたのですが、80年代の音楽に対してはどんな印象・意見をお持ちですか。

これに関しては「ただのリバイバルでしょ」とか「流行」とか言う人が沢山いるとおもうのですが、僕にとっては「ずっとそこにあった」音楽なんですよ。小さい頃から聴いていましたし、リアルタイム世代じゃないから珍しいと感じているだけっていう事では決して無いんですよ。多分僕の周りの同世代アーティストなんかもそんな感じだと思います。やっぱりこの時代、特に80年代初期のディスコ物とかR&Bに使われているコード感とか、グルーヴ感、シンセの使い方とかが大好きなんです。何も考えずに楽しめるというのか、、、バランスが良いし、ソウルフルで単純に気持ちがよい。腰に響いちゃう。不思議でしょうがないのですが、常にこの時代からは何か別のエネルギーを放出している様に感じられます。けどもちろんこれ以外にも音楽は色々聴いていますよ。なんか稚拙な回答で申し訳ないです。

●どの曲も非常にメランコリックで、メロディアスな部分がありますが、ご自身で好きな音楽も同系統のものが多いのでしょうか。

個人的には気持ちよければ何でも聴く人間なのでそれほど拘ってたりはしないんです。このEPではシンプルなフォーマットでシンプルな感情を沸き立たせたかったので、わかりやすいメロディアスなアプローチを重点に置いてレコーディングしました。でも、やっぱりこのジャンルの物が好きなんでしょうね。作業していると自然と楽しくなってきます。人間素直に行動するのが一番ですね

●EPの中で特に気にいっている曲はありますか。あれば理由もお願いします。

やっぱりタイトル曲でもあるCall A Romanceでしょうか。初めてちゃんとボーカル入れた曲なので。あとはMore Than Realです。80kidzのJunさんからトークボックスを借りてレコーディングしたのですが、中々楽しかったです。喉に響いて体調悪くなっちゃいましたけど、、、

●リミックスも数々手掛けていますが、一番のお気に入りはどの曲でしょうか。またリミックスする際に意識していることはありますか。

最近やったWalter SobcekのMiamiというリミックスが楽しかったですね。他と違うアプローチで作ったので。生バンドが演奏したらこうなるよ!って感じ。あまり決めてないのですが基本的にリミックスはグルーヴを忘れず、あからさまなダンスミュージックには仕立て上げないバランスを意識しています。あとは楽しく。

●今後の予定。アルバムの構想・リリース予定はありますか。

とりあえず、フリーEPを近々出したいと思っています。それと同時に映像を折り合わせたライブも予定しています。それとリミックスのリリースが10月中と11月中にあります。

カテゴリ : ニューリリース | タグ : UK/US INDIE

掲載: 2011年10月17日 20:10