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エモからインディー・ロックへ、エーカーズ・オブ・ライオン

Acres Of Lions

日本では2012年1月にリリースとなった『Working』(本国では2009年リリース)から2年後に完成した、バンドとしての成長を見せたこの『Collections』(同2011年リリース)は、前作の様々な影響を青々しく残したサウンドと異なり、大きく広がる世界観と何よりもリスナーを明るくさせるメロディーがぎっしりと詰まっている。いわゆる感傷的な印象もあった前作に比べると今作では一度聴いただけでも歌ってしまいそうなキャッチーなコーラスが加えられ、暖かみを感じさせる作品とも言えるだろう。

音楽史を振り返ってみて、いつまでも語り継がれるバンドはパイオニア達と本当に良いメロディーを歌ったバンドだけだ。奇抜さばかりが先行してしまう音楽シーンにおいてエーカーズ・オブ・ライオンは貴重であり、評価されるべきバンドであることは間違いない。

 

 

BIO

Jeff Kalesnikoff - Vocals, Guitar
Tyson Yerex - Guitar, Keys, Vocals
Dan Ball - Bass, Vocals
Lewis Carter ? Drums

ブリティッシュコロンビア州(カナダ)、ヴィクトリアで結成。90年代のエモバンド、特にゲット・アップ・キッズやジミー・イート・ワールドから多大な影響を受けた。2009年にリリースしたデビュー作『ワーキング』は地元紙で「今後注目しつづけるべきバンド」「カナダ西海岸からスローンへの回答」など絶賛される。国内のフェス、CMW、Juno Festなどにも出演しツアー後は大きなファンベースを築く。2011年にセカンド・アルバムとなる『コレクションズ』をリリース。よりポップさを高めた作品はバンドの評価を更に上げ、ブリティッシュコロンビア州ではトップ20バンドの一つとして注目を浴びる。リリース後は日本国内ではブリオンに所属しているテン・セカンド・エピックのツアーをサポート。バンドとして確実に成長し続けている。

タグ : PUNK/EMO UK/US INDIE

掲載: 2012年02月11日 18:50