西山瞳が新作デュオ・アルバムを2作同時リリース
昨年リリースしたアルバム『ミュージック・イン・ユー』の記憶も新しい西山瞳が、ニュー・アルバムを2作同時リリース。
2作ともに自身初となるデュオ・アルバムで、ひとつは同世代の俊英ギタリスト・馬場孝喜と共演した『アストロラーべ』、もうひとつは、日本のジャズ・シーンが誇るトップ・ベーシスト、安ヵ川大樹との共演による『El Cant Dels Ocells』で、安ヵ川のレーベル“ダイキムジカ”からのリリースとなっている。
『アストロラーべ』では、アメリカの世界最大規模の作曲コンペティション「International Songwriting Competition 2009」のジャズ部門で3位を受賞するなど、コンポーザーとしても高い評価を受ける彼女が“Fantasy”をテーマに2008年7月から2009年9月にかけて作曲した、ギターとピアノのための組曲『アストロラーベ組曲』(M1~M6)に、未発表のオリジナルを2曲を収録した全8曲の意欲作。ジャケット写真のように幻想的で美しい2つの楽器が織りなす演奏。西山瞳ワールドを堪能できる1枚です。
『El Cant Dels Ocells』では、西山瞳、安ヵ川大樹、それぞれのオリジナル4曲ずつに、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで知られるルーベン・ゴンザレスの「Como Siento Yo」、アルバム・タイトルにもなっているカタルーニャ民謡「El Cant Dels Ocells(鳥の歌)」の全10曲を収録。それぞれの素晴らしいオリジナル曲が映え、M4「Como Siento Yo」での、ルーベン・ゴンザレスによるロマンティックなメロディを安ヵ川大樹のアルコ・ベースが主旋律を奏でるドラマティックな演奏に続き、M5「Dawn」では軽やかでスピード感あふれるスイングを聴かせてくれる振り幅の大きい展開で、ピアノ&ベース・デュオがまた好きになるような、そんな仕上がりになっています。
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『El Cant Dels Ocells』試聴用PV動画はこちら
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