福島チャリティ~バストロ・アルバム企画~『UNDER THE BLUE SKY』
福島チャリティ・バストロアルバム企画~『UNDER THE BLUE SKY』
これはただの「トロンボーンのCD」ではなく「愛と情熱のこもった男達が奏でる音楽」です。
読売日本交響楽団バス・トロンボーン奏者の篠崎と、NHK交響楽団バス・トロンボーン奏者の黒金。日本を代表するトップ・オーケストラのバス・トロンボーン奏者の二人は、期せずして同じ福島県いわき市出身だった。
二人の初めての出会いは黒金が高校生のとき、講習会で講師としてきた篠崎と出会う。
それ以来、親交を深めていく中で、互いに日本の主要オーケストラのバス・トロンボーン奏者となり、いつか2人の地元であるいわきで一緒に演奏会をと考えるようになっていった。その願いが2011年2月に実現することとなる。
しかしその演奏会後、一か月もたたないうちに東日本大震災が発生し、故郷のブラスバンドの中には被災し、津波で楽器が無くなったり、壊れた楽器を修理しなければいけない事態になっている事を知る。
音楽家として地元の為に何か力になれないかと、チャリティ・コンサートを企画し、それを2011年4月から7月まで毎月開催した。収益金を被災した音楽をする子供たちにと、その全額をいわき市吹奏楽連盟に寄付をした。
そして、公演だけではなく、幅広く日本の金管ファンにも福島の、いわきの実情を知ってもらいたい。そんな思いで日本ジャズ界を代表する一人、トロンボーン奏者の中川英二郎氏に本CDのプロデュースを依頼し、快諾を得た。
【曲目】
1. Under The Blue Sky(B.Tb1:Shinozaki,B.Tb2:Kurogane) 作曲:中川英二郎
コンチェルティーノ Op.4 変ロ長調
(バス・トロンボーン編曲版:第三楽章編曲 中川英二郎) 作曲:フェルディナンド・ダヴィッド
2. 第一楽章 (Kurogane)
3. 第二楽章 (Shinozaki)
4. 第三楽章 (B.Tb1:Kurogane,B.Tb2:Shinozaki)
5. BUNZU~陽だまりの中で(B.Tb1:Kurogane,B.Tb2:Shinozaki) 作曲:中川英二郎
6. SYNKRO POLKA(B.Tb1:Kurogane,B.Tb2:Shinozaki) 作曲:中川英二郎
7. BILLY JEAN (B.Tb1:Shinozaki,B.Tb2:Kurogane) 作曲:マイケル・ジャクソン(編曲:中川英二郎)
2本のバストロンボーンとピアノの為の組曲「春の呼ぶ声を聞く」 作曲:高嶋圭子
8. 第1曲「夜明け」(B.Tb1:Shinozaki,B.Tb2:Kurogane)
9. 第2曲「風」(B.Tb1:Shinozaki,B.Tb2:Kurogane)
10. 第3曲「桜」~三春 滝桜に寄せて~(B.Tb1:Shinozaki,B.Tb2:Kurogane)
11. Thousand Happiness(Solo&T.Tb1-4:Nakagawa、Tb.5:Kurogane、B.Tb1&2:Shinozaki) 作曲:中川英二郎
12. 日本に捧ぐ歌 A SONG FOR JAPAN(B.Tb1:Shinozaki,B.Tb2:Kurogane) ステフェン・フェルヘルスト作曲(編曲:篠崎卓美)
【演奏】
篠崎卓美&黒金寛行(バス・トロンボーン)
城綾乃(ピアノ)
レコーディングエンジニア(特別協力):大竹悠太(音響ハウス)
特別協力:音響ハウス 制作:日音(Harbor Records)
※本CDによる収益は必要経費を除いて、全額いわき市吹奏連盟に寄付させて頂く予定となっております。
【演奏者コメント】
「多くの人に手にとってもらい、私たちの音楽を聴いて頂くことで被災地への想いを共有できればと思います。」(黒金)
「このCDが店頭に並んだりお手に取って頂くことにより、未だ傷の癒えぬ私たちの故郷福島をはじめとする被災地のことを思い出して頂き、末永く 見守って頂けたらと思います。また、バストロンボーンデュオの魅力と可能性を感じて頂ければ幸いです。」(篠崎)