孤高のSSW、マーク・コズレックことサン・キル・ムーンの傑作が誕生
シューゲイザーやネオ・サイケ色の強かった90年代初期の4ADと契約し1992年に初アルバムをリリースしたレッド・ハウス・ペインターズ。耽美派路線のフォーク・ロック・サイドとしてヒズ・ネーム・イズ・アライヴらと4ADを牽引し、その真摯でフォーク・サイケデリアな世界観から“サッドコア/スロウコアの源流の一つ”として崇められているのは周知のとおり。
その中心人物だったマーク・コズレックのソロ・プロジェクトとして2002年に始動したのが、このサン・キル・ムーンである!本作は通算5枚目となるアルバムで、日本盤限定紙ジャケット仕様という豪華な装丁!
本作でのマークのソングライティングはより生々しくもユーモラスな側面をこれまで以上に表しており、ローリング・ストーン誌が「これまでに録音された中で、最もスローで最も憂鬱な自己表出」と評したレッド・ハウス・ペインターズの名曲「Rollercoaster」や、ビルボード誌が「胸が張り裂けるような」と表現したサン・キル・ムーンの1stアルバム『Ghosts of the Great Highway』とは違った面を見せてくれています。その多くの楽曲は、前作『Admiral Fell Promises』と同じようにナイロン・ギターの弾き語りによって録音されているのだが、バンジョーやヴィオラなど新しい演奏者のアンサンブルが加わることで、2ndアルバム『Tiny Cities』や3rdアルバム『April』などと同じような雰囲気がありながらも、より瑞々しくて真新しいサウンドを聴かせてくれ、キャリアが物語るように熟練極まりない秀逸なアルバム!
【来日公演】
7/11(Wed)東京 キリスト品川教会 グローリアチャペル
7/12(Thu)名古屋 Tokuzo
7/13(Fri)京都 磔磔
カテゴリ : ニューリリース | タグ : UK/US INDIE
掲載: 2012年07月05日 21:25