高嶋ちさ子&12人のヴァイオリニストによる待望の新作
『ミスター・ロンリー~魅惑のラヴ・サウンズ』
高嶋ちさ子&12人のヴァイオリニスト
TOKYO FMをキー局としたラジオ番組『ジェット・ストリーム』でかけられた「イージー・リスニング」の名曲を、“高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト”がカヴァーしたCD。
懐かしさを呼び覚ます原曲のサウンドや雰囲気を残しつつも、ヴァイオリン・アンサンブルならではの華やいだ風を吹き込んだ作品。
午前零時のFMラジオで聴いた、あの名曲がいま今甦る!
かつて、「イージー・リスニング」というジャンルの音楽が私たちを楽しませてくれた時代がありました。パーシー・フェイス、レイモン・ルフェーヴル、ポール・モーリア、フランク・プウルセル、といったリーダーが、美しいストリングスを中心にした楽団を率いて、競ってアルバムを発表。それらは、「イージー」という言葉が馴染まないほど、極めて上質のインストゥルメンタル音楽でありました。採り上げられたのは、スタンダード・ナンバーとなった映画音楽やポピュラーソング、時にはクラシック音楽、そしてリーダーたちによるオリジナル楽曲です。
そして、これらのナンバーをリスナーに届けてくれたのが、 TOKYO FMをキー局とした長寿ラジオ番組「ジェット・ストリーム」でありました。平日深夜に、故城達也氏の静かな語り口にのせて絶妙の間合いで流れる落ち着いたインストミュージック。この番組を懐かしく思い出す団塊の世代を筆頭とした方々は、まさに1960~1970年代のイージー・リスニングの黄金期に青春を過ごした方々。高度成長期の日本を支えたこれらの方々がリタイアの時期となった現在、しかしながらこのジャンルを耳にする機会は、まさに「エアポケット」のように無くなってしまったといえましょう。本企画は、まさに、このような、音楽を待ち望むファンにがっちりターゲットを絞ったアルバムです。かつて日常を癒してくれたこれらのナンバーが、懐かしさを伴って改めてこれらの方々の心を満たしてくれることでしょう。
演奏する「12人のヴァイオリニスト」は、ヴァイオリニスト高嶋ちさ子が、「観ても、聴いても、美しく、楽しい」をコンセプトに、クラシック・ヴァイオリンの新しい鑑賞方法を提案するプロジェクトとして生まれたアンサンブル。上質でエレガントなサウンドは、イージー・リスニングの世界にぴったりと符合します。座長、高嶋も参加して、美しいソロを聴かせます。コンサートとの連携で、多くのリスナーの方々のお手元にとどけることを目指していきます。
【曲目】
1.ミスター・ロンリー
2.恋はみずいろ
3.哀しみのソレアード
4.オリーブの首飾り
5.この胸のときめきを
6.白い恋人たち(※)
7.涙のトッカータ
8.蒼いノクターン
9.ある愛の詩(※)
10.シバの女王
11.シェルブールの雨傘
12.アドロ
13.夜間飛行
(※)高嶋ちさ子Solo