レイン・オブ・カインドのファンは要注目のソロ作が登場
Kelly Sciandra『イン・セッション』
ジャズ/ロック/ポップスの要素を上手くミックスし、日本でも人気となったザ・レイン・オブ・カインドの元メンバーであるケリー・スシャンドラが満を持してソロ・デビューとなった。ザ・レイン・オブ・カインドでもひと際輝いていたピアノ・サウンドはソロとなったことでより全面に出され、ケリーの持つ音楽の世界へと聴き手を誘う。1曲目の「Occupy Music」は、アメリカ/NYのウォール街で発生した<Occupy Wall Street(ウォールストリートを占拠せよ:経済界や政界に対する抗議運動を主催する団体名/合い言葉>と同時期に生まれ、混沌の中から産まれる新しい動きを表現している。
ザ・レイン・オブ・カインド、ボブ・ディラン、アデルのピアノ・カバーを収録!
Steve Padin『アウト・オブ・ザ・サイレント・ネスト』
すべての楽器をこなした完全ソロ作。ライヴを観た人達が誰もが感嘆の声を上げるスティーヴのドラム。アメリカで大きな人気を誇るザ・ロケット・サマーや来日時にもサポートを行ったニッキー・ジーンらのサポートとしても活動を続けているが、素晴らしいドラムは天性の音楽センスのひとつに過ぎなかった。「父や姉は素晴らしい声を持っていて、いつもそれに憧れていた。いつかは僕も自分の歌を形に残したいと思っていた」。有名になるためではなくいつか自分が父親になった時に若い頃の自分のしてきた事を見せたい、彼らしい思いの込められた作品が作り上げた。良質音楽ここにアリ。
タグ : PUNK/EMO UK/US INDIE
掲載: 2012年12月17日 20:12