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新たに見つかった”ペルゴレージ作”のオラトリオ「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」~ルネ・ヤーコプス

                   ペルゴレージ:オラトリオ「十字架上のキリストの最後の7 つの言葉」

キリストが十字架上で語ったとされる7つの言葉。シュッツやハイドンという名作曲家達が傑作を生み落としてきたクラシックの”命題作”に、まさかのペルゴレージが加わることとなりました。最新の研究によりでペルゴレージの作品ではないかとされ初演が待たれていたなか、2012年7月のボーヌ古楽音楽祭でヤーコプスによって初演され大きな話題となりました。この作品を研究したラインハルト・フェーリング氏はこの様に語っています。「この作品がペルゴレージの作品であるかどうかは大きな問題ではない。大事なのはここに素晴らしい作品があるという事実だけだ。」そしてヤーコプスも「このオラトリオを見たとき、私の研究心に火がつきました。そしてより詳しい研究により、それを確証しました。」と言うほどこの作品に魅了され、演奏にとりかかりました。
それぞれ2つのアリアを含む7つのカンタータで構成されています。均整のとれた楽曲構成と美しいハーモニー、そして巧みな楽器編成は「スターバト・マーテル」に勝るとも劣りません。古楽好きの方ならば一度は触れてほしい作品の登場です。


                   ルネ・ヤーコプス写真



【曲目】
ペルゴレージ:オラトリオ「十字架上のキリストの最後の7 つの言葉」
【演奏】
ソフィー・カルトホイザー(S)
クリストフ・デュモー(CT)
ユリエン・ベーア(T)
コンスタンティン・ヴォルフ(B)
ルネ・ヤーコプス(指揮)、ベルリン古楽アカデミー

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2013年01月31日 09:30