ザ・ピジョン・ディテクティヴズ、2年振り4枚目のアルバム堂々完成
彼等が帰ってきた。2004年結成、2006年にダーティー・プリティ・シングス、カイザー・チーフスらのツアー・サポートを次々務め、2007年、全英チャート3位まで一気に駆け上がったファースト『ウェイト・フォー・ミー』の衝撃デビューから早6年。サード・アルバム『Up, Guards And At' Em』からおよそ2年振りとなる4枚目のオリジナル・アルバムが完成した。
「1、2 枚目に比べると、サード・アルバムのセールス(全英30位)は、失望すべきものだったのかもしれないし、バンド内に亀裂があったのかもしれないが」と語る彼等。初期2作と比べると明らかに苦悩がみてとれる前作は、彼等にとって決して満足いく出来ではなかったのかもしれない。
「先ずは自分たちを少し疑うところから(今作の制作を)始めたんだっけな」と、Reading and Leeds Festival のメイン・ステージに出演するなど成功を収めつつもそれに満足せず、世間から自らを分かち、彼等自身の中にある信念を見つめなおす時期があった様だ。
彼等は、リーズのCottage Roads Studios にて、マット・ピール (クロックス、 プルド・アパート・バイ・ホーシズ他)をプロデューサーに、サウンド・エンジニアにアンディー・ホーキンス(カイザー・チーフス、フォワード・ロシア、ホーク・アイズ他)を迎え、ライヴの熱量を完璧に録ろうと試みた。
そんな弛まぬ彼等の4枚目となる新作『ウィー・メット・アット・シー』は、これまで積み重ねてきたイメージを捨て、進歩した、どこか予期せぬリアルな作品になっている。
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掲載: 2013年03月22日 12:26