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キルスウィッチ・エンゲイジ、約4年振りとなる最新作

Killswitch Engage

 

現メタル・シーンの一大ムーヴメントの火付け役にして、メタルコアなるジャンルを産みだした最重要アーティスト、我らがキルスウィッチ・エンゲイジ。今や現メタル・サウンドの代名詞とも言える、ハードコア直系のヘヴィ・サウンドと重量感に満ちたヘヴィネス、そして激情迸る咆哮と突如降臨するメロディ・ラインとを融合させたボーカル・スタイル、というサウンドは、彼らによって構築された、と言っても過言ではないほどの重要な影響力を誇る彼らが、前作より約4年振りとなる最新作を発表する…!

今作を語る上で外してはならないのが、ボーカリストの交代劇だ。初期2枚の作品でシーンに衝撃を与えながらもバンドを脱退していたフロントマン、ジェシー・リーチが2012年、バンドに電撃復帰を果たしたのだ。それまでのフロントマン、ハワード・ジョーンズのその圧巻の声量&存在感と、ジェシーの持つ壊れそうな繊細さを感じさせるボーカル・ワーク、彼がバンドを去ってからも、「キルスウィッチ・エンゲイジのボーカルはハワードかジェシーか?」という議論が絶えずファンの間で湧き上がっていたほど、鮮烈な印象を与えてきた彼が、再びキルスウィッチ・エンゲイジの名のもとに活動を再開させたのだ…! ジェシーをフロントに擁する作品、としては、実に11年振りの作品、という事になる。

既にジェシーとメンバーはおびただしい数のツアーを行っており、バンド内の一体感はかつてないほどの盛り上がりを見せているという。2012年12月にはジェシーが残した歴史的名盤『アライヴ・オア・ジャスト・ブリージング』の発売10周年を記念した、同作品の完全再現ツアーも予定されており、一気にキルスウィッチ・エンゲイジへの注目が集まる中、発表されるこの最新作。プロデュースはギタリストでありバンドの頭脳であり、コミカルなステージ・パフォーマンスにも定評があるアダム・デュトキエヴィッチが担当。メタルコア・サウンドの全てを知り尽くした彼が、メタルコアを産みだしたバンド、その最先端のサウンドの舵をとるのだから、ツボを押さえまくる作品になる事は間違いなし!

前作『キルスウィッチ・エンゲイジ』では残念ながら来日公演は実現しなかったのだが、前々作まではコンスタントに来日公演を行い、着実なファンベースを築き上げてきた彼ら。今作に伴う来日公演が決定すると、なんとジェシーのいるキルスウィッチ・エンゲイジとしては初の来日公演、という事になる(今までの来日公演は、全てハワードがフロントをはっていた)。その衝撃的なパフォーマンスをここ日本で体験できる日を待ち望みながら、この最新作の圧倒的な世界観にどっぷりと浸かってほしい。

 

 

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2013年03月25日 18:57