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fontec × TOWER RECORDS 朝比奈隆&新日本フィルの貴重なCDを限定復刻!



株式会社フォンテックのご協力によるタワーレコード・オリジナル企画盤シリーズが登場します。今回は初発売以来、アイテムによっては約20年間市場に流通していなかった貴重盤を含む、朝比奈隆指揮の4タイトルを2013年5月17日に発売いたします。

これらのフォンテック原盤は1991年から’94年にかけて新譜で発売されたアイテムでしたが、アイテム毎の事情や売れ行きによりここ暫く廃盤となっており、市場でもなかなか手に入らない貴重盤でした。これまでも、十数年にわたって再発売を望む声がメーカーのみならず店頭にも届いておりました。そのリクエストのお応えし、今回4タイトルが限定プレスによるタワーレコードでの販売商品として復活することになりました。
中でも1992年6月に行われた、新日フィルとの第200回定期演奏会の記録である記念碑的な「第九」ライヴ(同オケとの全集には収録されていない別音源)と、同年12年の「ミサ・ソレムニス」を収録した3枚組のアルバムは、その豪華な箱ケースでの仕様と合わせ発売時に話題となりましたが、価格が高かった(\7,645)こともあり発売後すぐに絶版となっていた貴重なアルバムです。今回、その外箱は省き、中の仕様はそのままに3枚組\2,000で再発売いたします。そして、オール日本人キャストによる日本初演となった演奏会形式による「指環」全曲公演(「神々の黄昏」自体も日本初演)の演奏からの抜粋盤(全曲盤は市販中)も、このコンビを語る上では重要な盤です。足掛け4年に及ぶ全曲から、重要な場面を収録した全18曲、約78分ではありますが、日本の演奏史を変えたこの記録を追体験することができます。
そしてソリストを迎えた2枚のCDも今回久々の発売。豊嶋泰嗣と上村昇とのブラームス:二重協奏曲は、朝比奈としても貴重な音源です(この曲はもう1枚、海野義雄&堤剛との盤が別レーベルにあるのみ)。1990年当時の若き二人に対して、全力で支える朝比奈の指揮は感動ものです。伊藤恵とのブラームス:ピアノ協奏曲第1番においてもそれは同じで、ゆったり目であっても決して弛緩していない重厚なバックでピアノを支えるこの演奏は、数多く音源を残した交響曲とは異なり、まさに貴重な盤と言えるでしょう(この曲も後の伊藤恵との別演奏があるのみ)。
生誕105年となる今年、これらを合わせて朝比奈隆の偉大な音楽に触れてみてはいかがでしょうか。

記念碑的な「第九」と「ミサ・ソレムニス」公演の貴重な記録。久々の再発売!

朝比奈指揮のよる「第九」の音源はこれまでも数多くリリースされてきましたが、ここの収められている新日本フィルとの演奏は特別な1枚と言えます。新日本フィルにとっては特別な節目である第200回定期演奏会は、第100回時と同様に当初は小澤征爾氏により行われる予定でした。ところが直前になって氏が腕を痛めてキャンセルとなりオケ側が困り果てた矢先、事前の準備期間が少なかったにもかかわらず、この記念演奏会の指揮を引き受けたのが朝比奈氏でした。全体で78分30秒の重厚なこの演奏は、日本における「第九」演奏の中でも、記憶に留められるべき演奏と言えます。そして大曲「ミサ・ソレムニス」においても、ここに収められている演奏には秘話がありました。元々は1991年10月の定期で予定されていましたが、この時は朝比奈自身が健康を損い、実現しませんでした。その約1年後に満を持して、再度定期に組み入れられたのがここに収録された演奏です(2種しかない同曲の最後の記録)。これら2曲は、豪華ケースに収まり1993年に\7,645で発売されました(「第九」は同オケとの全集とは別演奏です)。しかしその後ごく僅かな期間流通したのみで、市場から消えておりました。今回、その豪華なケースは省きましたが、中身はそのままの状態で限定再発売いたします。
※ 歌詞対訳付き
※ 限定盤
※ 初発売時のオリジナル仕様での発売(外箱を除く仕様)
※ 解説:俵孝太郎氏、金子健志氏、小松雄一郎氏(歌詞対訳)、解説書合計16ページ


○ベートーヴェン:交響曲第9番、ミサ・ソレムニス
【収録曲
ベートーヴェン:
<DISC1>
1.交響曲第9番 ニ短調 作品125 ≪合唱付≫ 
<DISC2>
2.ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123 (Kyrie~Credo)
<DISC3>
2.同 (Sanctus~Agnus Dei)
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、 新日本フィルハーモニー交響楽団
岡坊久美子(ソプラノ)(1,2)、 伊原直子(メゾ・ソプラノ)(1)、 林誠(テノール)(1)、 多田羅迪夫(バリトン)(1)
西明美(メゾ・ソプラノ)(2)、 市原多朗(テノール)(2)、 高橋啓三(バス)(2)
TCF合唱団、東京オペラシンガーズ、日本プロ合唱団連合、東京アカデミッシェカペレ、麻生合唱団  以上(1)
晋友会合唱団(関屋晋 合唱指揮) (2)
【録音】
1992年6月10日 東京文化会館 ライヴ(1)、  1992年12月16日 オーチャードホール ライヴ(2)

  

オール日本人キャストによる歴史に残る「指環」演奏のハイライト盤

ここに収められているのは、1985年から’87にかけて新日本フィルの定期演奏会においてコンサート形式で上演された、日本人キャストによる演奏としては日本初となる「指環」全曲演奏から18曲を抜粋した記録です。当時、日本での「指環」演奏は、1969年に若杉弘指揮により開始されておりましたが、この朝比奈指揮による公演終了時には、まだ「神々の黄昏」を残していました。よって、この足掛け4年にわたる演奏が、日本での初めての全曲演奏となりました(「神々の黄昏」単体でも日本初演)。かなりの準備期間と労力を持ってこれらの演奏に挑んだことは驚くべきことですが、その後海外からの引越し公演を経験した現在においてもこの演奏の価値は筆舌に尽くしがたいものがあります。これらの演奏会では、指定された楽器通りの大編成で演奏されたというのもトピックと言えるでしょう。現在でも同様の規模で「指環」を演奏することは様々な障害があります。その意味でも、朝比奈指揮によるこの記録が残っていること自体、ある意味貴重です。今回の発売盤は全曲のハイライトではりますが、78分通して聴くことにより、この稀有の演奏会の全貌を垣間見ることができます。旧価格\3,059を、今回限定プレス\1,200で販売します。
※ 限定盤
※ 初発売時のオリジナル仕様での発売
※ 解説:金子健志氏


○ワーグナー:「ニーベルングの指環」ハイライト
【収録曲】
ワーグナー:
1.楽劇「ラインの黄金」より6曲
2.楽劇「ワルキューレ」より4曲
3.楽劇「ジークフリート」より4曲
4.楽劇「神々の黄昏」より4曲
【演奏】
朝比奈隆(指揮)、 新日本フィルハーモニー交響楽団、他
【録音】
1984年6月11日(1)、 1985年10月12日(2)、 1986年4月19日(3)、 1987年10月3日(4) 東京文化会館 ライヴ

 

若きソリストを立てた渾身の演奏。2種しかない朝比奈の二重協奏曲のうちのひとつ。

この曲は1988年に海野義雄氏と堤剛氏をソリストに、同じ新日本フィルを指揮してスタジオ録音を行っていました。その僅か後に、若き日の豊嶋泰嗣氏、上村昇氏と共演した記録がこの盤です。その長い盤歴の中でも、二重協奏曲に関しては現況でこの2種しか音源が残されておりません。通常のコンサートでは頻繁ではないにしても度々取り上げていたと思われますが、記録しては貴重な音源でしょう。重厚な朝比奈指揮によるバックは、ときにソリストに寄り添いながらも、一瞬で二人に対峙するかのごとく強烈な一手も打ちます。ブラームスの厚いオーケストレーションがぐいぐい迫るこの盤は、復活が望まれていた演奏でした。今回、1991年の初発売以来のリリースとして、限定プレスで販売いたします(旧価格\3,161)。※ 限定盤
※ 初発売時のオリジナル仕様での発売
※ 解説:佐々木節夫氏


ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
【収録曲】
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
【演奏】
豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)、 上村昇(チェロ)
朝比奈隆(指揮)、 新日本フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1990年2月5日 オーチャードホール ライヴ

 

伊藤恵をソリストに迎えての重厚なブラームス。1990年の貴重なライヴ。

朝比奈と新日本フィルは、1990年2月からブラームスの全交響曲と協奏曲を演奏するチクルスを組んでおり、前出の二重協奏曲やこのピアノ協奏曲第1番もこの一連のコンサートで収録されました。朝比奈にとってこの曲でディスクになったのは、この盤と後に2000年に同じ組み合わせで伊藤恵と演奏した2000年のライヴ(FOCD9221として2005年リリース。発売中)しか現況では残されておらず、貴重な音源となっています。しかもピアノ協奏曲第2番はこのチクルス時の映像のみで残っており、CDでは発売されていません。
既に朝比奈との共演も数を重ねていたためか、この1990年のライヴではお互いが呼応し、共鳴しあうかのような演奏に仕上がっているのが特徴です。ピアノも猪突猛進型ではなく、オケや指揮と交じり合う素晴らしい反応をしているのが感じ取れる名演奏です。こちらの盤も1992年の初発売以来、久々の再発です(旧価格\3,161)。
※ 限定盤
※ 初発売時のオリジナル仕様での発売
※ 解説:藤田由之氏


ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
【収録曲】
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15
【演奏】
伊藤恵(ピアノ)
朝比奈隆(指揮)、新日本フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1990年5月1日 オーチャードホール ライヴ

カテゴリ : ニューリリース | タグ : タワーレコード オリジナル企画

掲載: 2013年04月17日 16:33