“ユニバーサル・ヴィンテージ・コレクション・プラス”Vol.16 全10タイトル
ユニバーサル ミュージックのご協力による『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション”』シリーズの最新作Vol.16を発売いたします。貴重盤や初CD化を含む、注目の全10タイトル。アナログ録音に関しては今回も全て新規マスターを使用し、音質にもこだわりました
2013年6月7日(金)リリース
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:ユニバーサル ミュージック合同会社
昨年6月に仕様等をリニューアルしてから早くも5作目となる今作は、今年3月にロンドン交響楽団と来日し、84歳にもかかわらず存在感の高さと健在振りを日本の聴衆に刻み込んだ巨匠ハイティンクのチャイコフスキーを筆頭に、最近さらに日本での評価が上昇しているインバルと珍しいコンセルトヘボウ管とのPHILIPS初期録音と、今年生誕100年を迎えるフルネとのカップリングのドビュッシー他は注目の1枚です。この3人はとりわけ日本との結びつきが強い指揮者ですが、それぞれコンセルトヘボウ管を操る音の差も聴き所でしょう。ハイティンクのチャイコフスキーでは特別収録として旧録音の4&6番も入った永久保存盤です。
そして同じくオケ作品としては今年70歳の誕生日を6月に迎えるレヴァインとウィーン・フィルとのラヴェルも注目。久々の復刻となる「ダフニスとクロエ」はDGへの録音初期に近い1984年の録音であり、彼の評価を著しく高めた名盤でした。
協奏曲ではマゼール若き日のブランデンブルクは強烈なインパクトです。2010年に同じコンビで「管弦楽組曲」を発売したところ反響が大きく、今回の発売を待望されていた方も多いのではないでしょうか。昨年亡くなったアンドレがこの盤でも参加しています。そして、忘れてはならないのは名手プリンツの旧盤であるDECCA録音のモーツァルト:クラリネット協奏曲。後年のベームとのDG盤が著名ですが、1962年にミュンヒンガー&VPOと録音した盤も素晴らしい1枚です。
室内楽の白眉はラサールQのブラームス。国内盤でかなり前にCD化されていましたが最近では輸入のブラームス全集BOXに収録されたのみで、永らく再発が待たれていた名盤です。今回、初出カップリング曲であるレヴァインのピアノによるシューマンも収録しました。また、一時期BPOに在籍していたゴールウェイが唯一室内楽で参加した「管楽器のための室内楽曲集」も稀少。オリジナルの3曲に、珍しいモーツァルトの「ファゴットとチェロのためのソナタ」を併録しました。
ピアノでは今年生誕110年のアラウによる「ミュンヘン・リサイタル」はかなりのレア盤です。当時80歳のアラウによる1983年のライヴであり、存在は一部に知られていましたがPHILIPSの国内盤では未発売。海外でも流通量はかなり少ない1枚と思われます。これは必聴盤です。
好評ムジカ・アンティクヮ・ケルン復刻プロジェクト、今回は1990年録音のビーバー:ロザリオのソナタです。矢澤孝樹氏による序文解説も注目。そして最後はクレンペラーと並ぶ当時の名盤、ヨッフムによる「マタイ受難曲」も久々の復活です。タワー企画盤らしく対訳を付けてのフル装備で発売いたします。
~新しくなった『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション・プラス”』(TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION +plus)では、これまでのコンセプトを踏襲しつつも、さらなるご愛顧に応えることを目指し、「+plus(プラス)」を末尾に付け加えました。デザインを一新し、オリジナル重視(アートワーク使用の増加、古いマスター音源はできる限り新規に)の姿勢はそのままに、音質の向上(ルビジウム・クロック・カッティングによるハイ・クオリティ・サウンド*を採用)と価格の見直しを行い、セットものはこれまでよりお求め安い価格設定としました。
*ルビジウム・クロックは人口衛星や超高精度レーザーなどに採用されており、従来のデジタル・オーディオに使用されていた水晶発振の1万倍の精度を誇ります。これをデジタル・プロセスに使用することにより、従来のCDでは得られなかった鮮明、且つ自然な音を実現するものです。
*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
アナログ時代末期の極上の響き。世界初CD化の旧第4&第6番を特別収録!
○チャイコフスキー:交響曲全曲、マンフレッド交響曲、管弦楽曲+特別収録(第4&第6番旧録音)/
ベルナルト・ハイティンク、ロイヤル・コンセルトヘボウ管
※ 世界初CD化(CD6&7収録の旧盤「第4&6番」)
※ オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 解説:志鳥栄八郎氏、解説書全28ページ
【収録曲】
ペーター・チャイコフスキー:
<CD1>
1.交響曲 第1番 ト短調作品13《冬の日の幻想》
2.交響曲 第2番 ハ短調作品17《小ロシア》
<CD2>
3.交響曲 第3番 ニ長調作品29《ポーランド》
4.スラヴ行進曲 作品31
5.幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》 作品32
<CD3>
6.交響曲 第4番 ヘ短調作品36
7.イタリア奇想曲 作品45
8.大序曲《1812年》作品49
<CD4>
9.交響曲 第5番 ホ短調作品64
10.序曲《嵐》 作品76
<CD5>
11.交響曲 第6番 ロ短調作品74《悲愴》
12.幻想序曲《ロメオとジュリエット》
<CD6>
13.交響曲《マンフレッド》 作品58
14.交響曲 第4番 ヘ短調作品36から 第1楽章 <特別収録>
<CD7>
14.交響曲 第4番 ヘ短調作品36から 第2-4楽章 <特別収録>
15.交響曲 第6番 ロ短調作品74《悲愴》 <特別収録>
【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
【録音】
1961年9月(7)、1964年6月(12) 、1969年9月4-6日(14)、1970年5月29-30日(15)、1972年9月(4,5,8)、1974年9月12-13日(9)、
1977年10月10日(2,10)、1978年10月11-13日(11)、1978年12月18-19日(6)、1979年10月15-19日(1,3,13)
アムステルダム、コンセルトヘボウ
【原盤】
PHILIPS
ウィーン・フィルの魅力を最大限に引き出した、レヴァインの色彩感溢れる名演!
○ラヴェル:《ダフニスとクロエ》全曲/ジェイムズ・レヴァイン、ウィーン・フィル
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 解説:藤田由之氏
【収録曲】
モーリス・ラヴェル:《ダフニスとクロエ》全曲
【演奏】
ウィーン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー)
マインハルト・ニーダーマイアー(フルート)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
【録音】
1984年6月 ウィーン、ムジークフェラインザール
【原盤】
Deutsche Grammophon
インバルのPHILIPS最初期録音と、フルネ(生誕100年)の貴重演奏を収録!
○ドビュッシー:海、夜想曲、牧神の午後への前奏曲、デュカス:魔法使いの弟子/
エリアフ・インバル、ジャン・フルネ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管
※ 日本初CD化(1,2)
※ オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 解説:篠田綾瀬氏、遠藤勝彦氏
【収録曲】
1.クロード・ドビュッシー:交響詩《海》―3つの交響的素描
2.クロード・ドビュッシー:夜想曲
3.クロード・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
4.ポール・デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
エリアフ・インバル(指揮)(1,2)、ジャン・フルネ(指揮)(3,4)
オランダ放送合唱団(合唱指揮:フランス・ミューラー)(2)
【録音】
1959年6月(3,4)、1969年9月(1,2)
【原盤】
PHILIPS
若き日の天才マゼールを印象付けた強烈なブランデンブルク。アンドレ他も参加!
○J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲/ロリン・マゼール、ベルリン放送交響楽団
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※ 解説:満津岡信育氏、小石忠男氏
【収録曲】
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集
<CD1>
1.協奏曲 第1番ヘ長調 BWV1046
2.協奏曲 第2番ヘ長調 BWV1047
3.協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
<CD2>
4.協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049
5.協奏曲 第5番ニ長調 BWV1050
6.協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
【演奏】
ベルリン放送交響楽団
ロリン・マゼール(指揮)
【録音】
1965年10月 ベルリン
【原盤】
PHILIPS
有名なベーム盤以前のプリンツの名盤、モーツァルト。最新マスターでの再発!
○モーツァルト:クラリネット協奏曲、フルートとハープのための協奏曲/
アルフレート・プリンツ、ミュンヒンガー、ウィーン・フィル 他
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※ 解説:小林利之氏
【収録曲】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
1.クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
2.フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.297c (K.299)
【演奏】
アルフレート・プリンツ(クラリネット)(1)
ヴェルナー・トリップ(フルート)(2)、 フーベルト・イェリネク(ハープ)(2)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ミュンヒンガー(指揮)
【録音】
1962年9月 ウィーン、ゾフィエンザール
【原盤】
DECCA
オリジナル形態では初出以来の再発。純度の高いラサールのブラームス。
○ブラームス:弦楽四重奏曲全曲/シューマン:ピアノ五重奏曲/ラサール弦楽四重奏団、ジャイムズ・レヴァイン
※ シューマンは全曲通しては初CD化(以前CD化の際は第2楽章と第3楽章の繰り返しをカット)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※ 解説:萩原秋彦氏、柴田龍一氏、小林宗生氏、解説書全7ページ
【収録曲】
<CD1>
1.ヨハネス・ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 作品51の1
2.ヨハネス・ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 作品51の2
<CD2>
3.ヨハネス・ブラームス:弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 作品67
4.ロベルト・シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44
【演奏】
ラサール弦楽四重奏団
ウォルター・レヴィン(第1ヴァイオリン)、ヘンリー・メイヤー(第2ヴァイオリン)、
ピーター・カムニッツァー(ヴィオラ)、リー・ファイザー(チェロ)
ジェイムズ・レヴァイン(ピアノ)(4)
【録音】
1978年5月 ハノーファー(3)、 1978年12月、1979年12月 ハンブルク(1,2)、 1980年10月 ニューヨーク(4)
【原盤】
Deutsche Grammophon
ゴールウェイが参加した唯一のBPOメンバーとの室内楽。モーツァルトのレア曲も収録!
○管楽器のための室内楽曲集(ダンツィ、シュターミッツ、ライヒャ)他/ベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブル、他
※ 日本初CD化(1-3)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※ 解説:木幡一誠氏
【収録曲】
1.フランツ・ダンツィ(1763-1826):木管五重奏曲変ロ長調 作品56の1
2.カール・シュターミッツ(1746-1801):木管四重奏曲変ホ長調 作品8の2
3.アントン・ライヒャ(1770-1836):木管五重奏曲ハ長調 作品91の1
4.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 K.292(196c)
【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブル(1-3)
ジェイムズ・ゴールウェイ(フルート)、 ローター・コッホ(オーボエ)、
カール・ライスター(クラリネット)、 ギュンター・ピースク(ファゴット)、 ゲルト・ザイフェルト(ホルン)
マンフレート・ブラウン(ファゴット)(4)、 ハインリヒ・マヨウスキー(チェロ)(4)
【録音】
1970年6月3-5日 ベルリン、UFA-Tonstudio(1-3)、 1963年10月、ベルリン、イエス・キリスト教会(4)
【原盤】
Deutsche Grammophon
生誕110年記念。幻の1983年ライヴが日本初発売!超貴重な演奏が蘇る!
○ミュンヘン・リサイタル(ベートーヴェン:ソナタ第23番「熱情」、リスト:バラード第2番、ショパン:スケルツォ第2番)/
クラウディオ・アラウ
※ 初CD化、日本初発売
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 解説:新忠篤氏、遠藤勝彦氏
【収録曲】<ミュンヘン・リサイタル>
1.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57《熱情》
2.フランツ・リスト:バラード 第2番ロ短調 S.171
3.フレデリック・ショパン:スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
【演奏】
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
【録音】
1983年3月 ミュンヘン、ドイツ博物館〈ライヴ〉
【原盤】
PHILIPS
MAKとしては稀少な、ゲーベル前面のソロアルバム。再発以来17年振りの復活!
○ビーバー:ロザリオのソナタ/ムジカ・アンティクヮ・ケルン
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 序文解説:矢澤孝樹氏
※ 解説:今谷和徳氏、解説書全7ページ
【収録曲】
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー:ロザリオのソナタ
ヴァイオリンと通奏低音のための15のソナタ
および独奏ヴァイオリンのためのパッサカリア
【演奏】
ムジカ・アンティクヮ・ケルン[オリジナル楽器による]
ラインハルト・ゲーベル(ヴァイオリン)、フェーベ・カライ(チェロ)、
コンラート・ユングヘーネル(リュート)、
アンドレアス・シュペリング(チェンバロ、オルガン)
【録音】
1990年1月 ケルン
【原盤】
ARCHIV
名盤が久々の復活。録音当時から光るヨッフム至高の「マタイ」!
○J.S.バッハ:マタイ受難曲/オイゲン・ヨッフム、ロイヤル・コンセルトヘボウ管 他
※ 歌詞対訳付
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※ 解説:長谷川勝英氏
【収録曲】
ヨハン・セバスティアン・バッハ:マタイ受難曲 BWV244
【演奏】
エルンスト・ヘフリガー(テノール)[福音史家]、 ワルター・ベリー(バス)[イエス]、
アグネス・ギーベル(ソプラノ)、 マルガ・ヘフゲン(アルト)、
ジョン・ファン・ケステレン(テノール)[アリア]、 フランツ・クラス(バス)[アリア]、
レオ・ケテラース(バス)[その他のパート]
オランダ放送合唱団、 聖ウィリブロード教会少年合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
オイゲン・ヨッフム(指揮)
【録音】
1965年11月 アムステルダム、コンセルトヘボウ
【原盤】
PHILIPS
カテゴリ : ニューリリース | タグ : タワーレコード オリジナル企画 ユニバーサル・ヴィンテージ・コレクション
掲載: 2013年05月02日 10:58